KDDIが5月2日、3月11日に発生した東日本大震災の被害を受けて通信障害が発生していたエリアが、震災前とほぼ同等のレベルまで回復したと発表した。福島第一原子力発電所を中心とする制限地域を除いて、屋外では以前と同様にauケータイが利用できるようになっている。 被災エリアの復旧は、既存基地局の大ゾーン化と、衛星エントランスや無線エントランスを活用して行った。なお屋内では、現在も一部利用できない場合があるという。屋内エリアも含めた通信品質の復旧には、新たな基地局を建設することで対応。2011年9月末を目標に作業を進める。なお、宅内設備の不具合などで固定通信が利用できない場合は、代替手段を提案するなどして早期復旧を目指す。 関連記事 KDDIが復旧対応を発表――今後の課題は停電と原発 KDDIが東日本大震災への対応について発表を行った。インフラは4月末までにほぼ復旧し、9月末までに震災前のサービ