アニメーターを中国人が爆買い!? 国内では原画単価1カット4,000円前後が相場とのことですが、最近では中国が日本人アニメーターに対して高額のギャラを提示してくるとか。一見、アニメーターの地位向上のようにも思えますが、数々の人気アニメの総作画監督を務めるふくだのりゆきさんはメルマガ『アニメーターとして生きる』の中で、この状況を「日本の国力低下に繋がる」と警鐘を鳴らしています。 日本アニメ界を取り巻く危機 現在、アニメーション作画においての原画料単価は4,000円前後が相場ですが、最近になって単価5,000円以上のTVシリーズという仕事が以前より多く現れ始めました。この仕事の着目すべき点は、そのクライアントの多くが「中国である」という点です。 10年前JAniCA設立の際、その当時の代表であり発起人の芦田豐雄さんはこう言いました。 「日本のアニメーターのギャラは安過ぎる、この値段ではレートの
日本の映画、アニメ産業について語った公野勉氏 「今、日本の映画産業に何が起きているのか?」と題したセミナーが27日に文京学院大学で行われ、同大学経営学部の教授で、株式会社白組のコンテンツ・スーパーバイザーを務める公野勉氏が現在の映画・アニメをめぐる状況を解説した。 今年は『ベイマックス』(昨年12月公開)や『ジュラシック・ワールド』(今年8月公開)が興行収入90億円を超える大ヒットを記録。さらに『ラブライブ!The School Idol Movie』が想定外の大ヒットを飛ばすなど、映画界、アニメ界をめぐる好調なニュースは多かった。しかしその反面、今年はミニシアターブームをけん引したシネマライズの閉館が発表されたほか、『リング』シリーズなどを手がけた制作会社オズが破産手続きを受けたり、「サムライチャンプルー」などで知られるアニメ制作会社のマングローブが自己破産手続きに入ったりと、波乱の1年
若手アニメーターの平均年収は110万円――。アニメーターなどでつくる業界団体「日本アニメーター・演出協会」(JAniCA)が4月下旬に発表した「アニメーション制作者 実態調査報告書 2015」で、若手アニメーション制作者が厳しい労働環境に置かれていることがわかり、話題になっている。 この調査は、日本のアニメーション制作者の実態を把握するために、文化庁がJAniCAに委託して実施した。仕事内容や就業形態、平均作業時間、年間収入などが項目にわけて調べられている。調査期間は2014年8月1日から9月30日で、759人から回答があった。 ●「アニメ業界は一度滅びたほうが良い」 報告書によると、回答者全体の年間平均収入(2013年)は332.8万円だった。若手が担当することが多い「動画」(原画と原画の間の動きを作画する担当)は平均111.3万円と低い水準だった。また全体で、1カ月あたりの作業時
アニメ制作会社勤務 20代男性の過労自殺認定 カルテに「月600時間」 東京都のアニメ制作会社「A―1 Pictures」に勤め、2010年10月に20代で自殺した男性について、新宿労働基準監督署が過労によるうつ病が原因だったとして労災認定したことが18日、分かった。遺族側代理人の弁護士が明らかにした。認定は11日付。 弁護士によると、男性は06年に正社員として入社。会社にタイムカードで労働時間を管理する仕組みはなかったが、通院した医療施設のカルテには「月600時間労働」などの記載があった。 男性は人気アニメの「おおきく振りかぶって」「かんなぎ」などの制作進行を担当していた。 新宿労基署は在職中にうつ病を発症し、その前の2~4カ月に少なくとも100時間を超える残業があったと認定した。男性は10年10月、東京都内の自宅アパートで死亡しているのが見つかった。
「ワンピース」など人気アニメの制作元として知られる「東映アニメーション」(東京)が「直接雇用」を認めず、来年3月での雇い止めを通告したのは不当だとして、26年勤める男性(52)が10日までに、雇用契約の確認や、賞与に当たる過去2年分の一時金など計約390万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。 10日の第1回口頭弁論で東映アニメーション側は請求棄却を求めた。 訴状などによると、男性は84年に業務委託契約を結ぶ形で入社し、現在は社内の研究所に勤務。07年まで在籍した美術課では「ワンピース」のほか「ドラゴンボール」「Dr.スランプアラレちゃん」の背景画などを担当した。 社は01年、社内労組加入の非正規雇用者の大半を「直接雇用」に切り替えたが、男性は業務命令で海外に出張中だったため事情を知らず、そのまま対象外となった。組合に入って会社と交渉したが、聞き入れられないまま今年6月、11年3月末の研究
川端文科相、マンガ・ゲーム通だった! 昨年、麻生太郎氏と夕刊フジで対談 (1/2ページ) 2009.9.22 13:32 川端達夫文部科学相は昨年8月、マンガ通として知られる麻生太郎前首相と本紙発行の「夕刊フジ」で、「日本のマンガ、アニメ、ゲーム大いに語る」と題して対談していた。川端氏は週刊誌のゴルフマンガを愛読していることを告白し、「最近のマンガは質が高い」「かかわっている人たちの生活が気になる」などと思い入れを吐露。テレビゲームの「信長の野望」ファンであることも明らかにされている。麻生氏と渡り合う「サブカル通」文科相の登場で、今後のサブカル行政に光が…見える? 対談は昨年7月下旬に行われ、8月15、22両日付の夕刊フジに掲載された。川端氏は当時、民主党副代表で、麻生氏は自民党幹事長だった。 対談で川端氏は、麻生氏から「マンガ読むの?」と振られ、「読みますよ。麻生先生ほどマニアックじゃ
アニメーションは、頭の中で望んだことを描き動かすもの。作り手の嗜好を忠実に映像化することができる。そして作り手は、視聴者の欲望をいかに捉えるかに常に腐心している。だったらアニメを通して時代の欲望が見えるのではないか? そんな仮説を手に、日々アニメ制作に臨む監督たちにインタビューを申し込んでみた。まずは「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の谷口悟朗監督にうかがってみよう。 ●作品紹介● 超大国ブリタニア帝国に占領された日本=エリア11。そこに生きる二人の少年、ルルーシュとスザク。 「ギアス」の力を手に入れ、世界を壊そうとするルルーシュ。 ナイトメアフレーム「ランスロット」を操り、世界に理想と真実を求めるスザク。 二人の対照的な生き方は、やがて帝国を揺るがす大きなうねりとなっていく。 【上記は「コードギアス 反逆のルルーシュ」公式サイトより引用 2008年8月現在、続編の「コードギアス 反逆
「スタジオあなろぐ」はメンバーを募集しています。 場所は高円寺駅から徒歩5分ぐらいにあります。 普通の民家なので地図とかは掲載できないのですが、近くにユーフォーテーブルがあります、高円寺駅からユーフォーテーブルに向かう途中にあると考えていただくとわかりやすいかもしれません。 応募はこちら:st.analogu@gmail.com 上記のメールアドレスに 1、お名前 2、ご連絡先(お電話番号、メールアドレス等) 3、ご質問等 をお書きになってご応募ください。 質問のみのメールも歓迎いたします。 我々のスタジオは作画スタジオと分類されますが参加メンバーは作画以外でも全然構いません、 演出、仕上、撮影、制作、はたまた漫画家、イラストレーター、CGデザイナー、CGアニメーターでも構いません。 たった一つの資格といえば、 「毎月家賃16000円を支払える方」 ということだけです。 要するに、スタジオ
(原作漫画とアニメーションの関係2の続き) 「猫の恩返し」を監督している時、原作を改変する案に固執する私を見て、あるスタッフが、 「森田さんはまるで作家ですね」 と言った。もちろんこれは、皮肉を言われたのである。 アニメーションの監督が作家として認められる例など珍しいからだ。作家はむしろライターの方ではないだろうか。特に、私ははじめに原作ありきの監督だからなおさらである。 せっかく原作があって、ストーリーが出来ているのだから、その通り作ればいいじゃないかという感覚は、MONSTERで示したとおり間違いではない。この感覚でそれぞれの位置づけをありていに言えば、原作を「主」として、アニメーションのスタッフは「従」と言ったところか。 そして、スタッフの中にも「主と従」がある。たとえば、演出とアニメーター。原画マンが、自分の描きたいように描かせてもらえないと苛立ちを感じるのはよくあることだけれど、
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