南相馬市原町区の増山一郎さん(68)は、リーフレタスをハウス栽培する。原発から約26キロ。事故直後は業者に敬遠され、大量廃棄に追い込まれた。今は事故前の8割まで生産量を戻したが、地元の学校給食での使用自粛が続いている。
南相馬市原町区の増山一郎さん(68)は、リーフレタスをハウス栽培する。原発から約26キロ。事故直後は業者に敬遠され、大量廃棄に追い込まれた。今は事故前の8割まで生産量を戻したが、地元の学校給食での使用自粛が続いている。
福島第一原発事故から2年半余り。汚染水流出など深刻な事態が続く一方、自分は大丈夫と考える「楽観バイアス」も社会に漂っている。母たちの闘いを追った。 妊娠中に保育所を確保する「保活」の講習会などで母親と接する機会の多い「サプライズ研究所」代表の袴田玲子さん(32)は、首都圏で幼い子どもを持つ母親たちは、放射能汚染対策に関して、「どうしたらいいのか定まらない不安を抱えている人が非常に多い。さらに時間がたったことで、どんどん不安を周囲に言いにくくなっている」と話す。不安を打ち明ける母親には自らの経験をもとに、「自分で一度とことん調べたほうがいい」とアドバイスする。結局は母親自身が何らかの判断基準を持ち、納得することでしか不安を払拭できないからだ。 自身も2歳の子どもを持つ母親である袴田さんは、自分が納得できる「マイ・ルール」を確立してから、落ち着いたという。 当初は野菜を洗うのにもミネラルウオー
東京電力福島第一原子力発電所の専用港で行われた魚介類の調査で、「ムラソイ」からこれまでで最大となる1キログラム当たり25万4000ベクレルの放射性セシウムが検出されました。東京電力は、魚が外側の海と行き来しているおそれがあるとして、今後、港を網で取り囲むなど対策を進めることにしています。 福島第一原発の事故で放出された放射性物質による魚介類への影響を調べるため、東京電力は先月、原発の東側にある専用港でアイナメやムラソイなど5種類の魚を採取し、放射性セシウムの濃度を測定しました。 その結果、ムラソイ1匹から、これまで魚から検出された値としては最大となる、食品の基準の2540倍の1キログラム当たり25万4000ベクレルが検出されました。また、タケノコメバル1匹から1010倍、アイナメ1匹から400倍など、5種類の魚すべてで基準を超える放射性セシウムが検出されました。 これまでの調査で魚から検出
東京電力福島第1原発事故から1年以上が経過。放射性物質を含んだ汚染水の新たな流出は限定的とされているが、海は有効な除染技術が確立されているとは言えず、海の汚染状況についてはいまだ見えないところも多い。これまでの検査では、放射性セシウムの濃度が低くなった海水魚がある一方、4月から適用された食品中の放射性セシウムの新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超え、出荷停止の指示を受ける海水魚も相次いでいる。こうした濃度の差はなぜ起こるのか。(油原聡子) 茨城県は18日、約1年にわたり、出荷販売の自粛を要請していた県央部海域のコウナゴ(イカナゴの稚魚)について、自粛を解除したと発表した。検査した結果、最大で6・7ベクレルだったという。 同県では、昨年4月に北茨城市沖で採取したコウナゴから当時の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る526ベクレルを検出。今年も漁期を迎えたため、各海域で検査を
私の日記ではこれまでに度々、 「原発事故が起こる前から、セシウムやストロンチウム、それにプルトニウムだってその辺にあった」 ということを書いてきたのだが、沖縄での雪騒動などを見ると、そういうことがまだまだ知られていないんだな、ということを実感させられる。 そこで、ここで改めて、原発事故が起こる前の放射能の状況を概観してみる。 データ元は、例によってここ(環境放射線データベース.http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.top)。 ここから、期間としては2005年以降(データの無い一部を除く)、試料としては降下物・土壌・海水・農林水産物・牛乳・日常食、核種としてはセシウム137・ストロンチウム90、それに分析結果や検出値がある場合はプルトニウム239+240について調べた。 なお、表中の「ND」は不検出を、「−」は分析値が無いことを示
まずはこちらをご覧下さい☟ 〈拡散お願い!〉 岡崎の幼稚園の「干し椎茸セシウム1400ベクレル報道」ちょっと待った! http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/0a20a09aab61a4d7cff0a6446c6eae6a 先日、この幼稚園に通うパパさんと、問題にされてしまった園長先生のお話を聴く機会がありました。 パパさんはとても冷静で穏やかな優しい方。 この園長先生も、子どもたちの健康と命を最優先に考えていらっしゃる素敵な先生でした。 お話を伺っていて、報道のあり方に憤り、涙が出そうでした。 このパパさん、その後、多くの時間を割いてそこら中に電話をかけ、この椎茸の追跡調査をしています。 そして、みなさんに知ってもらいたいと、まとめてくれました。 以下、転載します。 ぜひ、読んで、広めて下さい。 …………… 『岡崎市内の幼稚園で使われた 汚染椎茸・追跡調査』
事故を起こした東京電力福島第1原発の沖合300キロの海中に生息する動物プランクトンに、最大で事故前の約100倍に当たる放射性セシウムが含まれていたことが、東京大大気海洋研究所(千葉県柏市)の西川淳助教(海洋生物学)らの調査で分かった。セシウムは原発事故由来とみられ、流出した放射性物質が海洋に広範囲に拡散していることを示す。西川助教は「低濃度だが、食物連鎖を通して魚類に蓄積する生物濃縮の可能性もあり、継続的な調査が必要だ」としている。 調査結果は3日付の米国科学アカデミー紀要に掲載された。 調査は原発事故後の昨年6月、米ウッズホール海洋研究所などのチームと合同で実施。同原発の30~600キロ沖合の約60地点で海水と動物プランクトンを採取し、放射性セシウムの濃度を調べた。 その結果、放射性セシウムは全地点で検出された。動物プランクトンの最大値(セシウム134と137の合計)は、沖合300キロ地
東日本大震災:鳥獣肉のセシウム、4割超が新基準超す 県、飲食自粛要請−−全県検査 /群馬 毎日新聞 3月24日(土)12時49分配信 食品の放射性物質検査を巡り、4月から新基準値(1キロ当たり100ベクレル)が適用されることを受け、県が県内全域のイノシシなど野生鳥獣肉4種類・77検体を検査した結果、4割を超す36検体から新基準値を超える放射性セシウムが検出された。県が23日発表した。県は新基準値を超えた地域で捕獲された獣肉について、飲食店などに提供を自粛するよう要請した。【鳥井真平】 県によると、16市町村(高崎、桐生、太田、沼田、渋川、藤岡、安中、みどり、下仁田、南牧、中之条、高山、東吾妻、片品、川場、みなかみ)のイノシシ25検体から同368〜109ベクレル、8市町村(前橋、高崎、沼田、みどり、下仁田、片品、川場、みなかみ)のニホンジカ11検体から同308〜106ベクレルを検出した。キ
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