司書養成課程の教育の「情報資源組織法」科目には,学習者のチベーションが下がる傾向が見られるという課題がある。この課題を解決するために,演習授業に「現実世界のタスク」の導入を試みた。本稿では,心理学分野におけるモチベーション理論と「現実世界のタスク」導入の可能性を概観した上で,「現実世界のタスク」を導入して行った分類法演習の授業の結果を報告する。 The “Organization of Information Resource” subject of the librarian training course exhibits the problem of learners' motivation tending to decrease. To solve this issue, we attempt to introduce “real-world tasks” to the exerc
令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。 また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。 日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。 被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。 saigai★jla.or.jp (★を半角@に換えてください。) 日本図書館協会では,新型コロナウイルス感染症の拡大阻止への対応として,対面式の授業から,オンライン形態(リアルタイム,オンデマンドの双方を含む)の授業へ切り替える大学における図書館情報学教育の質を保つために,下記の二つの特例的な措置を講じることを,4月13日に公表いたしました。 (1) 三ツー
令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。 また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。 日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。 被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。 saigai★jla.or.jp (★を半角@に換えてください。) 新型コロナウイルス感染症の拡大阻止への対応として,対面式の授業から,オンライン形態(リアルタイム,オンデマンドの双方を含む)の授業へ切り替える大学が増えつつあります。こうしたオンライン形態の授業においては,教材を配信する際の著作権処理が課題となります。 日本図書館協会では,図書館情報学教育の質
1年間で1人あたり142冊もの本を読む埼玉県三郷市立彦郷小学校「社会問題の根幹にあるのは読書不足」 | Living Entertainment この記事が話題になっている。中でも児童ごとの読書傾向を担任が把握して個別指導を行う点には批判がある。 気になる点はあるが、厳密な議論をするには彦郷小学校図書室の貸出履歴の提供内容や指導内容が分からない。その点が詳しく分からない段階で先走って論じるのは危ういと思う。 さしあたってこの問題を論じるにあたって完璧とはいえないがネットで読めるいくつかの文献を紹介しておく。 ・図書館の自由に関する宣言 ・個人情報保護と図書館 図書館における改正個人情報保護法対応の要配慮事項 ・学校図書館と購入図書の検閲 学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼 学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼 ・学校図書館と図書館の自由 第101回全国図書館
今、図書館は変革の時を迎えています。内にあっては財源の確保が問題となり、外にあっては図書館での情報処理技術の革新が進み、デジタル化、ネット化の進展は図書館利用者の利用行動をも大きく変化させつつある現状です。また図書館業務のみならず、図書館で働く人の労働環境も、現状では低賃金の3K職場に陥りかねません。 TRCでは図書館総合支援企業と銘打ち、創業から約40年間日本の図書館とともに歩んでまいりました。この度は、それぞれの分野で指導的なお立場にあり、図書館に関心をお持ちの講師の方々にお話しいただき、ご聴講の皆様とも率直な意見交換をしていただくことで、明るく夢のある『明日の日本の図書館』を考えるきっかけを作るべく、公開セミナーを企画いたしました。皆様の奮ってのご参加をお待ちいたします。 詳しくはこちら 株式会社ライブラリー・アカデミー
人はなぜ、ってその主語のデカさはなんだという話ですが、司書科目として「図書館情報資源概論」をなぜ学ぶのか、何を学ぶのか、それはどういう意味を持つのか、ということを考えてまとめたものです。 ●”情報資源”への覚悟 そもそも「図書館情報資源概論」で学ぶのであろう”図書館情報資源”とは何なのか、からですが、これは一応、文部科学省さんが出してる各科目の概説を見ると、こういうことがちゃんと書いてあるわけです。 ----------------------------------------------------- 「図書館情報資源概論」 「印刷資料・非印刷資料・電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源について、類型と特質、歴史、生産、流通、選択、収集、保存、図書館業務に必要な情報資源に関する知識等の基本を解説する」 -----------------------------------
〇 司書資格取得科目「図書館情報技術論」がめざしたもの 2017. 4.12 薬袋秀樹 1.「図書館情報技術論」に対するある評価 2009年4月、いわゆる司書科目(正しくは「司書資格取得のために大学において履修すべき 図書館に関する科目」)が制定されました。この中に「図書館情報技術論」という科目があり ます。 2016年3月に出版されたある本では、文部科学省の社会教育課が作成した「改正司書養成科 目に関するQ&A」を引用して、「図書館業務に必要な、ネットワークにかかわるサービスに 携わる際の前提となる最低限の用語や概念、ウェブページの構成・評価、個人情報の流出やウ ェブサイトの改ざんを防ぐための最低限の必要な知識等」を教えるに過ぎず、現在の図書館を 取り巻く情報技術環境を踏まえたものではないと述べています。 上記の記述には誤解があると思いますので、報告の作成に携わった者として、説明したいと
「ぬいぐるみお泊まり会」が子どもの読書活動に与える効果について調査した論文が、2017年2月28日、Heliyon誌で公開されました。 岡山大学大学院教育学研究科の岡崎善弘講師らによる共同研究グループの調査で、3歳から5歳の幼稚園児42人を対象に、お泊まり会前後での子どもの読書活動の変化を調べたものです。 お泊まり会前は、ぬいぐるみに対して絵本の読み聞かせをする子どもが2人しかいなかったのに対し、ぬいぐるみを子どもたちに返した当日は、21人の子どもがぬいぐるみに読み聞かせを行っており、能動的な読書活動が増えたとのことです。 一方で、お泊まり会後3日経つと、読み聞かせをする子どもの数が4人に減っていることから効果が続く期間は3日程度と短いこと、お泊まり会から1カ月後、子どもたちにお泊まり会のエピソードを思い出させると、その前後で読み聞かせをする子どもの数が再び増加することも指摘されています。
〇 公共図書館司書の能力を向上させるには(1) 2016.12.31 薬袋秀樹 【記事一覧の見方】 この記事の題名の上にある Entry をクリックすると、新しい記事 5点のリストを見ること ができます。新しい順に並んでいます。 画面右下の other の下の RSS1.0 をクリックすると、記事一覧を見ることができます。 上から新しい順に全記事が並んでいます。一番上の記事が最新の記事です。それ以前の初期 の記事は、「図書館の基礎知識:ブログ 目次」 (http://toshokanron.jugem.jp/?eid=65) に記事一覧が掲載されています。 現行の司書資格を考える時、多くの人は、現行の資格では不十分だと考えていると思います。 しかし、そのことをはっきり述べた文章は少ないようです。 1960年代には、現行の司書資格では不十分であるという明確な意見がかなり見られました。
本稿は,読書通帳サービスでの貸出記録の取扱について,個人情報保護,または「図書館の自由」との関わりから論じることを目的としている。読書通帳サービスには,履歴を残したいというニーズと図書館の理念との対立を解決する方法として評価できる面もあるが,これまでの貸出記録の利活用議論を生かしていない部分もあるように思われる。以上の問題意識の下で,導入事例のリソースや通帳の記載項目の分析,導入館への取材等をもとに課題を検討した結果,①通帳サーバーでの貸出記録の保有期間の短縮化,②選択的記帳機能の追加,③通帳上での貸出記録の保有期間や個人情報の管理責任に関する説明の記載,④価格欄の必要性の再検討,を提案した。
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