文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(以下「本小委員会」という。)においては,現在,「著作権法に関する今後の検討課題」(平成17年1月24日 文化審議会著作権分科会)として取りまとめられた検討課題のうち,本小委員会の委員及び関係団体から数多くの改正の要望が出され,制度と実態の乖離が見られるなどにより緊急に検討を要する課題として,「権利制限の見直し」及び「私的録音録画補償金の見直し」を取り上げ,検討を進めてまいりました。 また,あわせて,同小委員会のもとに,「デジタル対応ワーキングチーム」,「契約・利用ワーキングチーム」,「司法救済ワーキングチーム」の各ワーキングチームを設置し,検討結果報告を進めるとともに,裁定制度の在り方に関しては,「著作権法に関する今後の検討課題」において,本小委員会における検討に先立ち,契約・流通小委員会にて検討を行うことが適当であるとされたことを受け,文化審議会