【ワシントン時事】2016年米大統領選の共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は10日、ニューハンプシャー州で開かれた会合で、自分が大統領に就任すれば、警察官を殺した者には例外なく死刑が科されるようにすると公約した。 米メディアによると、会合では警察官の団体がトランプ氏への支持を決議。この後、トランプ氏が演説に立ち、「私が当選した場合に最初にやることの一つは、強い大統領令に署名することだ。警察官を殺した者は誰でも死刑に処する」と語った。 トランプ氏は最近、イスラム教徒の入国禁止を提唱し、米国内外で批判を浴びている。米国では死刑制度を廃止している州が多く、今回の発言も物議を醸す可能性がある。