北朝鮮の事実上のミサイル発射について、ロケット工学が専門でJAXA=宇宙航空研究開発機構の的川泰宣名誉教授は「落下物の情報や何らかの物体が軌道に達したという情報が正しければ、1段目と2段目、3段目まで正常に燃焼し、軌道速度まで達したところまではすべてうまくいったとみられる」と指摘しています。そのうえで、北朝鮮の技術レベルについて、「3段目までうまくいったことを考えると、非常に高いレベルまで達したと言える」と分析しています。 また、北朝鮮が『人工衛星が予定された軌道に進入した』と発表したことについては、「日本では、ほかの国が打ち上げた人工衛星が軌道に載ったかどうか見極めることは難しいが、アメリカは軌道に載った物体を追跡するレーダーのネットワークがあり、今回の物体が軌道に載ったかどうか分かるはずだ」と話しています。 一方で、北朝鮮が、10日、「ロケットの1段目のエンジン系統に技術的な欠陥が見つ