随分前の、これより3桁ほど弱いレーザの話なので、今回のものとはまた違うのでしょうが、参考までに。 当然途中の光学素子が溶けてしまうので、最終ポイント以外では、空間的にもデフォーカスし、また波長の幅を使って時間的にデフォーカスしていました。 最後の最後に使いたいところで空間的にも時間的にも絞って高出力短パルスを得ます。 最後のラインは巨大な真空チェンバーに入っていて、一部の光学素子には冷却液が通っていました。 デフォーカスしていても、空気中をレーザが走ると、途中の空気を加熱して、中央部の温度が上がって凹レンズになり、勝手に拡散してしまうし、 空気中でフォーカスしてしまうと、空気が電離して何色か表現できない色で光ったり、シャツの裾を焼いてしまったりしました。 もっと高強度になってくると非線形効果が見えてくると思うので、それだけで面白いですね。強磁場と合わせてアクシオンとか生成できないかしら。