町山智浩『パッドマン 5億人の女性を救った男』を語る
（町山智浩）今日、紹介するのはスーパーヒーロー映画で『パッドマン』という映画なんですが。音楽をお願いします。 （町山智浩）はい。スーパーヒーロー映画の音楽に聞こえますか？ （山里亮太）あの、ご陽気なダンスミュージックな感じです（笑）。 （町山智浩）これ、どこの国の音楽に聞こえますか？ （赤江珠緒）これはインドだなってわかりました。 （町山智浩）そうなんですよ。これ、インド映画なんですよ。『パッドマン』っていうのは。これ、日本の正式なタイトルは『パッドマン 5億人の女性を救った男』っていうタイトルなんですが、これはインドで今年、大ヒットした映画なんですね。で、この『パッドマン』は『バットマン』とか『スーパーマン』じゃなくてパッド（Pad）……これは何か？って言いますと、生理用ナプキンのことです。 （赤江珠緒）うん。 （町山智浩）インドでは2000年がはじまる頃まで……2001年まで5億人女性
生理用品を普及させたインドのヒーロー描く「パッドマン」予告編
本作は、貧しくて生理用品を買うことができない妻を救うため、清潔で安価なナプキンを作ることに励む夫ラクシュミの姿を描くもの。実在するパッド製作機の発明者アルナーチャラム・ムルガナンダムをモデルとしたラクシュミにアクシャイ・クマールが扮し、R・バールキがメガホンを取った。 このたび公開された予告編は「アメリカにはスーパーマンがいる、スパイダーマンがいる。だがインドには……パッドマンがいる！」というナレーションからスタート。ナプキン作りに苦戦するラクシュミが自ら試着してみる様子や、妻から「村中の笑い者よ」「恥ずかしくて死にたいわ！」と批判される場面が映し出される。しかし後半には、ラクシュミが大勢の前で「女性が強い、母が強い、だから世界は強くなる」とスピーチする姿を確認できる。 本作は、10月25日から東京・六本木ヒルズほかで開催される第31回東京国際映画祭にてジャパンプレミアを実施。12月7日よ
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