「絵を描き始めたのは北斎、数え6つの年でした」。人気講談師・神田松之丞さんが、江戸時代の絵師・葛飾北斎の画業を紹介する展覧会で、音声ガイドナレーターを務める。張り扇で台をたたきながら軍記物などを聞かせる講談師としての芸歴はわずか10年ちょっと。異例の抜てきで2020年2月に真打ちに昇進することが決まった若きスターが、日本美術史を代表する巨匠の生涯を語る。「いちずに自分の好きなジャンルを追求し続
神田松之丞(かんだ・まつのじょう)講談師 1983年生まれ。日本講談協会、落語芸術協会所属。2007年、三代目神田松鯉(しょうり)に入門。2012年6月に二ツ目昇進。連続物を中心に持ちネタは130以上。いま最もチケットが取りにくい講談師と言われている。 公式サイト 今、演芸の中でも講談がアツい。それもこれも、神田松之丞という一人の男の存在が大きい。高座を飛び出し、ラジオやテレビ、さらにはアニメの声優など、縦横無尽に活動する。全ては講談を知ってもらうためだ。そんな彼が、今度は直球勝負の『講談入門』なる本を刊行した。このタイミングで入門書を出すことの意義や講談の魅力、思い出深い読み物などについて、本人に大いに語ってもらった。 講談は「宝の山」。その心は? ――講談は、寄席などで落語と同じようにひとり語りで演じられる芸。赤穂義士や宮本武蔵など史実をベースにした話なので落語に比べて難しそうだと敬遠
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