タリバンの電撃的な進攻を読みきれなかったアメリカ。 混乱の撤退劇にワシントンで高まる批判の声。緊急会見で反論したバイデン大統領が語ったのは「戦う意志がない国のためにアメリカが戦う理由はない」。 自由、人権、民主主義を掲げるバイデン外交から浮かび上がってきた「アメリカ・ファースト」というもう一つの顔。「アフガン撤退」がつきつけるアメリカの「リアル」に日本はー。 台湾有事、尖閣有事でアメリカはどう動くのか? ◆輸送機に800人詰め込み…緊迫の国外脱出オペレーション 離陸しようと滑走路を走り始める米空軍輸送機C-17。 機体に群がる人たち。脚の部分にしがみつこうとする人も。 高度を上げた機体から落下していくのは人だろうか。 イスラム主義勢力タリバンの手中に落ちたアフガニスタンの首都にあるカブール国際空港。 空港の様子を映したとみられるSNS上の映像には、荷物も持たず着の身着のままのアフガン人たち