Image:Facebook 伝統的メディアを特徴づけるのは「受動性」であり、柔らかなソファにもたれてテレビを観るとか、自動車を運転しながらぼんやりとラジオを聴くといったものだとされている。一握りの制作者によるコンテンツが絶え間なく与えられ、それを消費する世界だ。 そして、オンライン上のソーシャルな世界も、リアルな世界とそれほど違わないようだ。 例えば、米国の調査機関Pew Research Centerが最近実施した調査によると、平均的な『Facebook』ユーザーは、自分から友人のネットワークに向けて発信するより、ネットワークから情報を受け取るほうが多いことが明らかになっている。Facebookが「売り」にしているもののほとんど――「いいね」のコメント、友達承認のリクエスト、リンク共有など――を利用する人は少数派であり、使っていない人が多い。「シェア」の大部分は、Facebookユーザ