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出会いと文章に関するcliphitのブックマーク (3)

  • おっさんエッセイどうせ叩かれる

    時計の針は17時10分 タイムカードを切って役職者のデスクの前を 上司と目線を合わせないように俯いてサーッと通り過ぎる。 目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、やれ今日は早いじゃないか。何か予定はあるのか 笑? うるさい 黙れ、 こっちは仕事してやってんだ 残業で稼がないといけないほど、お金に困っちゃねーんだよ ボケ こちとら独身貴族、お前はせいぜい家族のために頑張りな適材適所だばーか と思いながら私は逃げるように会社を後にする。 ずーっと退屈だ、大体のことに興味が持てないし 今更何かを始める体力も気力もない。 冷めた日常を押し流すように 強めのアルコールを喉に流し込めば 帰って寝るまでの数時間は気がまぎれる そしてまた 現実を突きつけられる日々 仕事の最中に見せた 年の離れた 後輩の冷ややかな目 を思い出すと憂になる。 鳴り響く 換気扇の音 機械のモーターが唸りをあげる 昼休み

    おっさんエッセイどうせ叩かれる
    cliphit
    cliphit 2019/03/22
    おはガクおじさんやコウボーイ、微トレンドだけど救われないベース好き。ミリも変わらない現実問題と気の持ちようコントラスト。
  • 二次元キャラに恋をし、声優を憎んだ話

    彼との出会いはゲームソフトショップだった。 何となく棚を眺めていたら、たまたま目についたソフト。 帰宅後すぐにPCを立ち上げ、ゲームの公式サイトを開いた。どうやらこのゲーム恋愛ものらしい。主人公が様々なタイプの男性たちを攻略していくストーリーだ。お相手となる男性キャラクターたちに声を当てているのは実力も人気もある声優たち。声優に詳しくない自分でも名前を知っている人たちだ。たとえお話が面白くなくとも、格好いい男性キャラクターたちの姿を眺め、彼らの口から発せられる格好いい声が聴ければ、それで充分楽しめるだろう。当時恋愛ゲームをほとんどプレイしたことがなかったこともあり、興味位で購入を決めた。 このときはまだ「彼」は幾人もいる攻略キャラクターのうちの一人にすぎなかった。 ゲームを始めて約30分後、彼は物語に登場した。公式サイトやソフトの解説書で説明されている通り、明るい性格のキャラクターだ。

    二次元キャラに恋をし、声優を憎んだ話
    cliphit
    cliphit 2019/01/11
    "彼の声は唯一無二ではないという当たり前のことが受け入れられなかった"
  • さようなら時天空

    時天空をご存知だろうか。時天空はモンゴル出身の力士で、土俵上での華麗な足さばきによって知られている。かく言うわたしも時天空の足技が好きだ。人には申し訳ないが時天空が一番好きな力士というわけではないけれど、しかし、彼が勝つと思わずにやりとしてしまう。 土俵の上で時天空はいつも、仏像のようなふてぶてしい顔をしている。立ち会い、ぶつかって両者まわしを取る。相手力士の真っ赤な顔。だが時天空は、素知らぬ風に足をかける。相手の力士は、しまった!という顔でバランスを失い倒れる。 時天空は裾払いが得意だ。蹴手繰りだって飛び出す。 時天空の相撲は、わたしが相撲だと漠然と思い描いているものの輪郭から、時折大いにはみ出す。だからわたしは時天空が好きだ。柔道のようだと思うかもしれない。モンゴル相撲のブフは、もしかしたらこんな感じなのかもしれない。時天空の相撲は、イマジネーションを広げてくれさえする。あの器用な足

    さようなら時天空
    cliphit
    cliphit 2018/01/31
    “思いが通じたような、どこか共犯者めいた気持ちが満ちた。むずがゆくなるくらい嬉しく、誇らしかった。”
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