アメリカ・ミズーリ州に住むガビは、バレエに魅せられ、3歳からレッスンに通い始め、誰よりも熱心に練習した。 しかし、今から8年前。 9歳になったガビは、骨肉腫を発症。 骨肉腫とは、骨に悪性の腫瘍ができる病気。 痛みや腫れを伴い、進行すると歩行障害などの症状が現れる。 また 肺などに転移すると、呼吸障害を引き起こし、命に関わる場合もある。 発育期の骨には、成長軟骨と呼ばれる軟骨層がある。 この軟骨層が伸び、硬くなっていくことで骨は成長するのだが…ガビの場合、軟骨がガンに冒されていたため、今後、骨の成長は見込めない状態だった。 医師が提示した治療法は2つ。 1つ目は、ガン細胞におかされた成長軟骨を含む、太ももの中間から下を 手術で切断する方法。 2つ目は、足は切断せず、ガン細胞が広がった骨や組織を取り除き、人工関節や人工骨を導入する方法。 見た目は変わらず、日常生活にも支障はないが、膝に大きな負