8月9日の新聞のテレビ欄、NHK「ニュースウオッチ9」の予告です。 「長崎原爆を『笑い』で語り継ぐ」 この予告、あなたはどう感じますか? 「原爆をお笑いにするなんて不謹慎だ」などと反発を感じる方もいるかもしれません。私も取材するまでは正直不安でした。 でも、いざ取材を始めると不安はすぐに解消しました。76年前の原爆の悲惨な記憶を決して風化させることなく、お笑いを通じて無関心な若者たちに知ってもらいたいという真剣なチャレンジ精神があふれていたからです。 (長崎放送局記者 小島萌衣) 「原爆漫才」の仕掛け人は被爆者の子ども=被爆2世で作る団体「長崎被災協・被爆2世の会・長崎」の会長、山崎和幸さんでした。 被爆者の平均年齢は84歳に迫り被爆者が語り部となって被爆体験を伝える活動は難しさを増しています。 「被爆者がいない時代」が将来到来したとき、どうやって今の子どもたちに被爆体験を伝えるのか。 悩