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生態学に関するdeadwoodmanのブックマーク (8)

  • 日本人がつくった自然の森――明治神宮「鎮守の杜に響く永遠の祈り」

    「よく、これほどの深い森が東京に残っていてくれた」 明治神宮について、しばしばこうした感想を耳にする。 しかし、一つ確認しておこう。実は、明治神宮の森は、天然林ではない。今から90 年ほど前に、当時の日の人々が、明確なデザイン意図と壮大な構想力をもってつくり上げた森なのである。 1912(明治45)年7月30日、明治天皇が崩御なされた。まもなく全国から「御聖徳をしのぶ」声が上がり、当時の帝国議会や経済界を動かして、明治天皇を祀(まつ)る神社創建の機運が生まれる。 そこで政府は翌年、「神社奉祀調査会」を組織し、候補地の選定に取り掛かった。富士山や筑波山、奥多摩なども含め、全国各地で40近くの地名が挙げられたが、明治天皇が東京に縁(ゆかり)が深かったことを念頭に、東京府内の陸軍戸山学校、白金火薬庫跡、青山練兵場跡(神宮外苑)、代々木御料地の4カ所に絞られた。 この代々木御料地こそが、現在の明

    日本人がつくった自然の森――明治神宮「鎮守の杜に響く永遠の祈り」
    deadwoodman
    deadwoodman 2020/05/04
    “3人が主木として選んだのは…常緑広葉樹だった。もともとこの地方に存在していた…各種の広葉樹木の混合林を再現することができれば、人手を加えなくても天然更新する「永遠の森」をつくることができると考えた”
  • 日本人が作った森 「明治神宮」 後編

    原宿駅付近から渋谷方面を望む。今から90年前は草むらや沼地ばかりの荒れた土地だったが(上)、現在は豊かな森が広がる(下)。 写真:明治神宮(クリックで拡大) 実際の森づくりは、まずこの土地にすでにある木を生かすことから始まった。将来の主木にするためカシやクスノキなどの常緑広葉樹が育つまでには相当な時間がかかる。それまでは、今ある木々を活用しようというわけで ある。 この発想をもとに考え出されたのが、前編で掲載した 「明治神宮御境内林苑計画」に記されている四つの段階の「森づくりの工程表」だ。 「明治神宮御境内林苑計画」は、造園家の郷が著したもので、森林造成計画の記録書であり、森林管理の指南書である。和綴(と)じにされ、歴史を感じさせるその書物をめくっていくと、「林苑の創設より最後の林相に至るまで変移の順序(予想)」とあり、50 年後、百数十年後の森林の変化が、4 段階の林相予想図として描か

    日本人が作った森 「明治神宮」 後編
    deadwoodman
    deadwoodman 2020/05/04
    宇大名誉教授谷本氏。“植生遷移の考え方をもとに、緻密な植栽計画と、100年先を見た樹林構成のモデルを描いている…350 種を超える樹種が植えられ、適者生存…森林生態学的に見れば、様々な樹種が混生する奇妙な森”
  • 海水飲めないウミヘビ、水分補給の謎の一端を解明

    コスタリカ、ドゥルセ湾の入口付近の海面で休むセグロウミヘビ。(Photograph by Brooke Bessesen) 多くのセグロウミヘビは、一生を海の中で過ごす。めったに陸には上がらない。上陸したとしても、船を漕ぐパドルのようになった尾と、縦に平たくなった体のせいで這うことが難しく、陸では脆弱だ。猛毒を持つ彼らは、広く世界中の海に生息し、海流に乗りながら水面近くの魚を捕する。(参考記事:「セグロウミヘビ、「漂流」で太平洋を横断か」) 他の爬虫類と同じように、セグロウミヘビも生きるために水を飲まねばならない。しかし、常に海水に囲まれた状態で、一体どうやって喉を潤すのだろうか? 2月7日付けの学術誌「PLOS ONE」に、その謎の一端を解き明かした研究が発表された。(参考記事:「“2つの頭”を持つウミヘビ」) セグロウミヘビはかつて、周囲の海水をそのまま飲むのだと思われていた。「教科

    海水飲めないウミヘビ、水分補給の謎の一端を解明
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    deadwoodman 2019/02/20
    昔、出雲では神在月には「お忌み荒れ」と呼ばれる嵐の日があって、浜に打ち上げられたセグロウミヘビを神の使いとして尊んだそうだが、それもウミヘビが嵐の日に淡水を求めた結果かもしれない。
  • 「セクハラが多様性維持」 生態学専門用語に批判集まる:朝日新聞デジタル

    「性的嫌がらせ(セクシュアルハラスメント)が生物多様性を維持する」というタイトルの論文を京都大の講師が英科学誌に発表し、ネット上で批判があがる騒動となっている。論文では生態学の専門用語として使っており、社会問題のセクハラとは無関係だが、講師と科学誌は論文タイトルの変更を検討している。 今回の論文における「性的嫌がらせ」とは、同じ種類の生物で、オスがほかのオスの交尾をめぐる行動を妨害するような性質を指す。こうした性質は、同種類の生物の個体数の増減に関わる。だが、多様な生物が共存する自然界全体への影響はわかっていなかった。 論文は、数百種類の生物が性的嫌がらせの影響で長期間共存できることをシミュレーションで示した。英科学誌電子版に11月14日(日時間)、掲載された。 論文のタイトルなどは同誌のサイトで誰でも見ることができ、英語圏のネット上で「不適切を超えている」「常識外れだ」などの批判が続出

    「セクハラが多様性維持」 生態学専門用語に批判集まる:朝日新聞デジタル
  • 性淘汰が生物多様性を維持することを解明 -身勝手な競争が集団サイズを安定化させる- — 京都大学

    小林和也 フィールド科学教育研究センター講師は、性淘汰のうち特に「性的嫌がらせ」(生まれてくる子供の数が減ってしまうかわりに競争相手よりも自分の子供の割合を高める性質)が、生物多様性を維持している可能性を理論的に示し、シミュレーションによってこの理論が上手く機能することを示しました。なお、研究における「性的嫌がらせ」とは、自然界の繁殖行動上の現象を示す生態学の用語であり、社会問題としての「性的嫌がらせ」(セクシュアル・ハラスメント、セクハラ)とは一切関係ありません。 研究成果は、2018年11月14日に英国の国際学術誌「Journal of Ecology」にオンライン掲載されました。 自然界には多種多様な生き物がいますが、それらの生き物の特徴的な色や形の多くは繁殖に関わる性質です。特に種類を見分けるのに役立つ性質、例えば植物の花の形や鳥の鳴き声は、まさに生物多様性の中心的存在です。そ

    性淘汰が生物多様性を維持することを解明 -身勝手な競争が集団サイズを安定化させる- — 京都大学
  • 『生態学と化学物質とリスク評価』 - NATROMのブログ

    ■生態学と化学物質とリスク評価 (共立スマートセレクション) 加茂 将史 (著) 生態学と生態リスク評価はだいぶ違うものらしい。書は基的にはリスク評価、とくに生態リスク評価の方法の解説であるが、ちょいちょい挟まれる著者の経験が興味深い。著者の加茂将史さんは生態学が専門で理学出身だ。一方で、リスク評価は工学的な考え方をするそうである。 リスク評価は工学の世界で誕生しました.理学者は「飛行機がなぜ飛ぶのか」を知ろうとします.工学者は「どうすればちゃんと飛ぶ飛行機を作ることができるか」を考えます.「なぜ飛ぶのか」といった原理はさておいて,とにかく安全に行って帰ってくる飛行機を作ることが最大の目的なのです.化学物質の影響なんて,細かく詰めていけばわからないことだらけです.わからないことはわからないというべきであって,わからないから研究を行うのである.何か主張したければまず証拠を示せ,というのが

    『生態学と化学物質とリスク評価』 - NATROMのブログ
    deadwoodman
    deadwoodman 2017/08/18
    “分野間に断絶があることに気づき、生態リスク評価分野においては新しい発想である「個体群の維持が困難となる濃度での種の感受性分布」についての研究を行い、高い評価を受けた。”
  • 天皇陛下が再びタヌキ論文=宮内庁 (時事通信) - Yahoo!ニュース

    宮内庁は6日、天皇陛下が皇居のタヌキの生態について共同研究された論文が、「国立科学博物館研究報告」(8月22日発行)に掲載されたと発表した。 陛下がタヌキに関する論文を執筆したのは2008年以来2度目。 論文は「皇居におけるタヌキの果実採の長期変動」で、同博物館の研究員ら3人との共著。陛下は09年1月から13年12月の間、タヌキが排便をしに来る皇居内の「ためふん場」でほぼ毎週ふんを採集し、顕微鏡で内容物を分析して、べた物の季節的変化を明らかにした。

    天皇陛下が再びタヌキ論文=宮内庁 (時事通信) - Yahoo!ニュース
  • オーストラリアの鯉が最近焦っている理由

    ちいさーいーひごいーは子どもたーちー... 日に住む私たちからするとビックリですが、オーストラリアでは鯉は嫌われ物なようです。鯉は「オーストラリア最悪の淡水有害生物」と呼ばれており、なんと年間約405億円(3億8000万米ドル)にものぼる被害を生んでいるそうです。 その駆除計画をBarnaby Joyce副首相がつい先日発表し、話題になっています。年間約11億7000万円(1100万米ドル)の予算があてられたその計画ですが、駆除方法はなんと鯉だけがかかるコイヘルペスウイルスを放つというもの。対策部に参加しているGreg Hunt環境大臣によると2018年末までにはウイルスを放つ計画のようです。 最初にウイルスが放たれるのはマレー川とダーリング川が流れるマレー・ダーリング盆地。オーストラリア政府によるとこの流域は年間数千億円の価値を生み出す貴重な資源となっているそうです。この流域に生息す

    オーストラリアの鯉が最近焦っている理由
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