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本に関するdeadwoodmanのブックマーク (353)

  • 文学は精神に作用するテクノロジーだ『文學の実効』

    「文学は役に立たない」という人がいる。 データに基づく科学とは異なり、文学は主観的な解釈をベースとしており、客観性・再現性は低い。小説を読んでも、実用的ではないという主張だ。 そんな人に真向勝負を挑んでいるのが、書だ。 文学作品が人の心を動かすとき、脳内で起きている変化を神経科学の視点から解き明かす。感動は主観かもしれないが、客観的に計測でき、かつ再現可能なテクノロジーだと説く。 著者はアンガス・フレッチャー[Angus Fletcher]、神経科学と文学の両方の学位を持ち、スタンフォード大学で教鞭をとり、物語が及ぼす影響を研究するシンクタンクの一人である。 『オイディプス王』『ハムレット』『羅生門』『百年の孤独』など具体的な作品を挙げて、それらが脳のどの領域にどう作用し、それがどのような効果を及ぼしているかを説明する。 もちろん、受け継がれてきた作品は、それぞれの時代背景を反映している

    文学は精神に作用するテクノロジーだ『文學の実効』
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    deadwoodman 2023/10/08
    “最初の直感に囚われた人を説得するとき、「それは先入観だ」と指摘するのは逆効果だ。…語りの反復や修正、語り直しの技法により認知不協和を促し、先入観を再考させる、文学のテクノロジー”
  • 自分だけの答えが見つかる『13歳からのアート思考』 - HONZ

    唐突ですが、少し芸術史の話をします。 かんたんなアートの歴史です。書の要約でもありますが、私個人の見解を入れさらに圧縮しています。アートって苦手と思う人ほど、ためしに読んでみてください。 タイトルにある「13歳」というキーワードですが、これは学校の好きな教科アンケート※で美術の時間がワースト1位になるタイミングだそうです。 ポイントは3人の芸術家になります。歴史上、人類はラスコーに壁画を描いた記録がありますが、文明が発達してからは長く人間は宗教画を描いてきました。識字率が低い時代、たとえばキリスト教の荘厳な教えを広めるため視覚的な効果で説明補助としての役割を担ってきました。 20世紀になり、画家にとって衝撃的な発明がありました。写真の登場です。カメラが風景や人物を一瞬で記録するため、似顔絵を生業としてきた人達はい扶持を無くすのではと不安になりました。 そんな中に現れたのはアンリ・マティ

    自分だけの答えが見つかる『13歳からのアート思考』 - HONZ
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    deadwoodman 2023/07/17
    “1.マティス 写真からの脱却 ⇒ 上手に描かなくてよい 2.カンディンスキー  具象からの脱却 ⇒ モチーフを描かなくてよい 3.デュシャン 視覚芸術からの脱却 ⇒ 綺麗でなくてよい”
  • この本がスゴい!2022: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    「いつか読もう」はいつまでも読まない。 「あとで読む」は後で読まない。 積読をこじらせ、「積読も読書のうち」と開き直るのも虚しい。人生は有限であり、が読める時間は、残りの人生よりもっと少ない。「いつか」「そのうち」と言ってるうちに人生が暮れる。 だから「いま」読む。 10分でいい、1ページだっていい。できないなら、「そういう出会いだった」というだけだ。「いま」読まないなら、「いつか」「そのうち」もない。 に限らず情報が多すぎるとか、まとまった時間が取れないとか、疲れて集中できないとごまかすのは止めろ。新刊を「新しい」というだけの理由で読むな。積読は悪ではないが、自分への嘘であることを自覚せよ。「いま」読むためにどうしたらいいか考えろ。「」にこだわらず読まずに済む方法(レジュメ、論文、Audible)を探せ。難解&長大なら分割してルーティン化しろ。こちとら遊びで読書してるんだから、仕事

    この本がスゴい!2022: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
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    deadwoodman 2022/12/02
    “過去の出来事を選び取り、つなぎ合わせ、合理的な解釈を導くモデルを作り上げ…行動の指針として役立ちそうな結論を引き出す…カーが擁護する「歴史家が作るモデル」は、カーが批判する「客観的な歴史」と相反”
  • 美術雑誌にガン無視された異端の催し 大棍棒展 「木を殴りつけ非日常を楽しむんだ」 展示200本中70本が売却済み | まいどなニュース

    関西発のやわらかニュースを発信するサイト「まいどなニュース」。ユーザーのみなさんの「知りたい気持ち」に、関西ならでは「こてこて」サービス精神でこたえます。 打撃音と「オエー」という合いの手が会場に響きます。思う存分棍棒(こんぼう)で木を殴りつけると、汗をぬぐう来場者の表情は晴れやか。会社員の男性(36)は「めちゃくちゃスカッとする。こんな風に全力で何かを叩くことなんでない」と笑みをこぼしました。65樹種で作った200の棍棒を展示、販売、そして試し殴りできる「大棍棒展」が2月11~20日午前11時~午後7時、大阪市中央区北浜2の北浜Nギャラリー(ホテルTHE BOLY OSAKA地下1階)で開かれています。なぜ棍棒?「試し殴り」がTwitterのトレンド入りするなど異様な盛り上がりを見せる展示の主催者、東樫(あづま・かし)さん(30)に聞きました。

    美術雑誌にガン無視された異端の催し 大棍棒展 「木を殴りつけ非日常を楽しむんだ」 展示200本中70本が売却済み | まいどなニュース
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    deadwoodman 2022/05/02
    “東さんは大阪府富田林市出身。高校中退後、カナダへ渡り、帰国後、会社勤めなど変遷を経て、現在は奈良県宇陀市大宇陀で田畑を開き、ニワトリを飼ったりしながら1人で暮らしています”『人類堆肥化計画』の人か。
  • 客観的に自分の変化を知る方法『同じ小説を数年おきに繰り返し読む』以前読んだときと全く違う感想に「気に留めてなかった文章が響く」

    の感想に自分の変化があらわれるの、とてもよくわかる。そのとき抱えている問題や焦っていることが感想に出たりしがち。

    客観的に自分の変化を知る方法『同じ小説を数年おきに繰り返し読む』以前読んだときと全く違う感想に「気に留めてなかった文章が響く」
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    deadwoodman 2022/04/20
    槙島聖護を思い出した→「本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある…調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える」
  • 「ヒルは木から落ちてこない」 子の無垢な好奇心、俗説次々覆す | 毎日新聞

    嫌われ者のヤマビルを調べている「子どもヤマビル研究会(略称・ヒル研)」(三重県いなべ市大安町)の活動成果をまとめた「ヒルは木から落ちてこない。」(山と渓谷社)が2021年9月の刊行後、反響を呼んでいる。「子どもたちの探究心に驚かされた」など感嘆の声が次々と上がっているのだ。登山者らが信じ続けてきた「ヒルは木から落ちてくる」という俗説を実証実験で覆した“新発見”をはじめ、謎に満ちたヒルの生態を次々と解明しようとする子らの無垢(むく)な好奇心が読者の琴線に触れたようだ。【松宣良】 ヒル研が発足したのは約10年前。元小学教諭の樋口大良さん(75)が自然体験学習の臨時指導員をしていた時、最初はヤマビルを気持ち悪がっていた子らが、慣れてくると平気でヒルを捕まえ、目を輝かせている姿を見て「教材として活用できないか」と思い立ったのがきっかけだ。

    「ヒルは木から落ちてこない」 子の無垢な好奇心、俗説次々覆す | 毎日新聞
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    deadwoodman 2022/01/22
    “ 山で首筋や背中をやられる人がいることから、人の気配を感知し「上から落ちてきたとしか考えられない」が俗説の根拠…研究員が体を張ってヒルが足もとから最短数分で首まで達することを動画に収め、確証を得る”
  • 「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性/『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー - SYNODOS

    「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性 『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー 社会 「ロジカル・シンキングを身につけよう」「これからの教育に必要なのは論理的に話す・聞く・書く能力である」……論理的に考え、書いたりプレゼンテーションしたりする能力はビジネスや教育分野でもてはやされ、現代では欠かせないスキルとして広くうたわれている。 しかし改めて考えると、「論理的」とはなにか? 「論理的」であることは何に立脚しているのか? どこでも共通する普遍的なものなのか? 『「論理的思考」の社会的構築』を著した渡邉雅子氏は、「「論理的」だと感じる思考や論理の型は、実は文化によって異なっており、それぞれの教育の過程で身につけていくものだ」と指摘している。稿では、「論理」の多様性やその社会的構築過程、小論文教育から見えるフランス独自の論理のあり方、日におけるア

    「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性/『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー - SYNODOS
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    deadwoodman 2021/09/21
    似た話で、大学の講義や研究発表は明確にアメリカ的な論理(主張+エビデンス+主張の確認)だけど、市民向け講座なんかは「私の経験」やトリビアを盛り込んだコラム風がウケが良くてそうなりがちというのもある気がする
  • 魔女・産婆・看護婦 | 法政大学出版局

    四六判 / 230ページ / 上製 / 価格 2,860円 (消費税 260円) ISBN978-4-588-35231-7 C0036 [2015年09月 刊行] 豊かな知恵と経験で身近な人々を治療していた女たちを、資格や免許がないという理由で迫害し、排除し、閉じ込めてきた歴史を明らかにする。1970年代にアメリカでパンフレットとして出版され、フェミニズムの古典となった「魔女・産婆・看護婦」と「女のやまい」を収めた初版に、その後の社会の変化を詳しく解説した序文を加え、訳文も全面的に改めた。 バーバラ・エーレンライク(エーレンライク,B.)(Barbara Ehrenreich) 1941年モンタナ州生まれ。邦訳のある『われらの生涯の最悪の年』、『「中流」という階級』(ともに晶文社)、『ニッケル・アンド・ダイムド』(東洋経済新報社)、『スーパーリッチとスーパープアの国、アメリカ』(河出書房

    魔女・産婆・看護婦 | 法政大学出版局
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    deadwoodman 2021/08/24
    “ 豊かな知恵と経験で身近な人々を治療していた女たちを、資格や免許がないという理由で迫害し、排除し、閉じ込めてきた歴史を明らかにする。”
  • 「物乞いに、決して物を与えるんじゃない」という言葉に、少し共感してしまう。

    伊集院静さんの『ひとりをたのしむ 大人の流儀10』(講談社)というエッセイ集のなかに、こんな話が出てきたのです。 私の父親はよく”働かざる者うべからず”という言葉を口にした。 私は、父と向き合って話をしたことがほとんどない。 それでも少年の頃、私と弟の前で、 「いいか、どんな人も働かなくては生きて行けないんだ。まずおまえたち一人一人が手に職を付けて、生きていけるようにせねばならん。そうでなければ飯(まんま)もべられんのだ」 と言ったことがあった。 父は仕事をしない人間を嫌った。 父は物乞いをしている人に、決して物を与えるんじゃない、とも言っていた。 一度、父の前に物乞いが座り、声を掛けたのを見たことがある。 「旦那、お恵みをして下さいまし」 子供の私には、その人がどこか身体が悪くて立ち上がれないように思えた。 すると父は相手にこう言った。 「なぜ、そんなことをしているんだ。どこか身体の

    「物乞いに、決して物を与えるんじゃない」という言葉に、少し共感してしまう。
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    deadwoodman 2021/05/06
    “『どうしても頑張れない人たち~ケーキの切れない非行少年たち2』(宮口幸治著/新潮新書)…”無理をさせる”ことには反対ですが、誤って”頑張らせない”になってしまうと、ここでも被害者は子どもたち”
  • 大川小の遺族たち、そして「津波の霊たち」と過ごした英紙記者の6年間

    Richard Lloyd Parry リチャード・ロイド・パリー 1969年生まれ。英「ザ・タイムズ」紙アジア編集長および東京支局長。20年以上、東京に暮らす。著書『黒い迷宮』は、米探偵作家クラブ(MWA)賞の「最優秀犯罪実話賞」およびサミュエル・ジョンソン賞の候補作に選ばれた 2011年3月、東日大震災と続く津波で、1万9000人におよぶ人命が失われた。だが地震のとき小中学校にいた児童・生徒のほとんどは適切な避難で助かり、命を失ったのは1人だけだった。 その例外が、児童74人と教職員10人が犠牲になった石巻市立大川小学校(当時。以下、大川小)である。 いったい何が起こったのか。残された者は何を思ったのか。英紙「ザ・タイムズ」東京支局長のリチャード・ロイド・パリー氏は震災直後から現地に入り、大川小をめぐる取材を重ね、6年を経て著書『津波の霊たち 3・11 死と生の物語』にまとめた。 同

    大川小の遺族たち、そして「津波の霊たち」と過ごした英紙記者の6年間
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    deadwoodman 2021/03/08
    “自身は霊の存在も、超常現象も特に信じているわけではありません…霊にまつわる話をするという営みは、東北の文化の1つだった…超常現象ということではなく、文化的な現象として、私は理解することができました”
  • 最近、読書って必要じゃね?と痛感させられることが多い

    ほんこんの「民主主義=多数決」発言の「いや少数意見を尊重すべき」っていう論点については『民主主義とは何か』(宇野重規)で論じられていたし、「多数決以外にも投票方式ってあるじゃん」って論点については『多数決を疑う』(坂井豊貴)で論じられてる。 どちらも話題になった書籍だし内容も簡単で基礎的な教養って言っていいと思うんだけどそれすら踏まえてない増田が見受けられる。 増田で盛り上がってた少子化対策の件も『日少子化対策はなぜ失敗したのか? 』(山田昌弘)ぐらい読んで議論しようよ。欧米に学ぶべきだとか、育児仕事を両立できる環境にすればいいんだとか、そもそも女が男に年収求めすぎとか、大味な議論にしかなってないじゃん。パラサイトシングルの問題に触れるやつがいないのってどうなのよ。貧困についての話になると「いや若者は現状の生活に満足してるってアンケート結果がでてるから」とかさあ。『絶望の国の幸福な若

    最近、読書って必要じゃね?と痛感させられることが多い
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    deadwoodman 2021/02/09
    読書マウントする人最近は減った気がするけど、いなくなるとまぁいてもいいかという気がしてくる。あとは無知だからこそ出る発想というか素朴な疑問もあるので、その辺は侮れない部分もある。
  • 『鬼滅の刃』大ヒットの理由が見つかることは無い - 本しゃぶり

    誰もが知りたい『鬼滅の刃』大ヒットの理由。 これはどれほど丹念に作品と向き合っても答えは得られない。 なぜなら人の繋がりから生じる偶然の結果だからだ。 なぜ大ヒットしたのかという疑問 この『鬼滅の刃』解説記事に対する反応が興味深い。 このnoteは『鬼滅の刃』の導入を解説したものだ。どうやって読者を1ページ目から引き込むか、その「技術」と「困難」について書かれている。これに対し、ブコメはほぼ批判一色となった。 書いてある内容は決して間違っていないし、かなり細かく説明されている。なのになぜ批判が多いのか。コメントの内容は主に以下の2点となる。 『鬼滅の刃』に限った話ではない 長い 先に後者についてだが、「長い」ということは必ずしも悪ではない。スクロールバーが点になるような記事でも、好意的なコメントが多いこともある。結局のところ「長い」という批判が意味することは、自分の知りたいことが書かれてい

    『鬼滅の刃』大ヒットの理由が見つかることは無い - 本しゃぶり
  • 『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』(筑摩書房) - 翻訳:植木 朝子 - 俵 万智による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    翻訳:植木 朝子出版社:筑摩書房装丁:文庫(348ページ)発売日:2014-10-08 ISBN-10:4480096310 ISBN-13:978-4480096319 内容紹介: 平安時代末の流行歌、今様。みずみずしく、時にユーモラス、また時に悲惨でさえある、生き生きとした今様から、代表歌を選び懇切な解説で鑑賞する。 『梁塵秘抄』――この素敵なは、題で随分ソンをしているように思う。たまに持って歩いていると、若い友人たちから不思議そうな目で見られる。 「わっ、さすが、モト古典の先生!」 「なにそれ、宗教関係の?」 ものすごく難しいを読んでいると思われ、妙に尊敬されたりして、私自身は結構トクをしているのかもしれない。 歌の素晴らしさに、梁の上の塵までもふるえてしまうという故事にもとづいての命名という。なかなかいい話で、ここに集められた歌たちにも、まことにふさわしい。 が、現在の私たち

    『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』(筑摩書房) - 翻訳:植木 朝子 - 俵 万智による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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    deadwoodman 2020/11/25
    “遊びをしようとこの世に生まれてきたのだろうか――という問いかけには、何のために生まれてきたのかわからない、という純粋な疑問と、いいやそうじゃないはずだ、という複雑な反語とが、微妙に混ざっている。”
  • 『統計学を哲学する』(名古屋大学出版会) - 著者:大塚 淳 - 大塚 淳による本文抜粋 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:大塚 淳出版社:名古屋大学出版会装丁:単行(ソフトカバー)(248ページ)発売日:2020-10-26 ISBN-10:4815810036 ISBN-13:978-4815810030 内容紹介: 統計学は実験や臨床試験、社会調査だけでなく、ビッグデータ分析AI開発でも不可欠である。ではなぜ統計は科学的な根拠になるのか? 帰納推論や因果推論の背後に存在する枠組みを浮き彫りにし、科学的認識論としてデータサイエンスを捉え直す。科学と哲学を架橋する待望の書。 現代の科学において、ほとんど特権的な役割を担っているといってもよい統計学。そもそもなぜ統計は科学的な根拠になるのでしょうか。SNSでも話題となり、発売直後から品切れが続出するなど異例の売行きをみせている注目の新刊『統計学を哲学する』。今回は序章の冒頭抜粋を特別に公開します。書が目指す「統計学を哲学する」とは、どのような試みなの

    『統計学を哲学する』(名古屋大学出版会) - 著者:大塚 淳 - 大塚 淳による本文抜粋 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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    deadwoodman 2020/11/25
    “統計学と現代認識論の間には、単にその目的と関心が一致しているだけでなく、その手法においても、同じような並行関係が見られる。こうした並行関係を意識することは…有益な視座を提供するはずである。”
  • 老化は治療可能な病気である──『LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界』 - 基本読書

    LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界 作者:デビッド・A・シンクレア,マシュー・D・ラプラント発売日: 2020/09/16メディア: 単行この『LIFESPAN』は、老化の原因と若返りに関する研究者/長寿研究の世界的権威であり、同分野で50件に及ぶ特許を取得し10以上のバイオテクノロジー関連の企業の立ち上げに関わっている実業家でもあるデビッド・A・シンクレアによる、老化研究の最前線について書かれた科学ノンフィクションだ。老化はほとんどすべての病気の起因となるにも関わらず、人が老いるのは仕方がないことと諦められてきた。 だが、老化の原因に関する研究が進むにつれて、老化を遅らせ、最終的には老化を完全に止めることができるのではないか、という道筋が立ち上がってきた。著者は、人間の老化のメカニズムを解き明かし、その仕組み上、老化は治療可能な病であると宣言してみせる。今の先進国で長生き

    老化は治療可能な病気である──『LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界』 - 基本読書
    deadwoodman
    deadwoodman 2020/09/17
    エピゲノムはこのページの解説がわかりやすかった。https://crest-ihec.jp/public/epigenome_qa.html 老化の治療というと仰々しいが要は医学的に病気をもっていない正常な細胞のエピゲノム(標準エピゲノム)を維持するということか。
  • 図書室利用者が倍増した施策「入ってすぐの所に背の高い観葉植物を複数置く」→吉田誠治さんが高校時代にした助言、その理屈が面白い

    吉田誠治 @yoshida_seiji 高校で図書委員長をやってたとき、図書室の先生から「どうしたら図書室の利用が増えるか?」と相談されたので、「入ってすぐの所に背の高い観葉植物を複数置いてください」と助言したら見事に図書室の利用者が倍増して先生から気味悪がられたことならあります。 2020-08-29 22:30:18 吉田誠治 @yoshida_seiji 母校の図書室はもともと受験を控えた三年生の利用は多かったんですが、そのせいかちょっと緊張感があって入りにくかったので、とりあえず中を覗いて空席を探せるようにしたらどうか、というアイデアでした。中が見えない喫茶店は雰囲気は良いけど入りにくい、というのと同じ原理ですね。 2020-08-29 22:37:16

    図書室利用者が倍増した施策「入ってすぐの所に背の高い観葉植物を複数置く」→吉田誠治さんが高校時代にした助言、その理屈が面白い
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    deadwoodman 2020/08/31
    “目隠しがあったら入りやすいかな、という感じ”
  • 「地球の歩き方」にメモを書き込みまくると、ガイドブックから旅の記録に変わる

    海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:東海林さだお「丸かじりシリーズ」の味わい方 > 個人サイト つるんとしている 持つ者と持たざる者(ガイドブックを) 思うに、旅行者には二種類ある。旅先でガイドブックを持ち歩く者と、そうでない者。両者はそれぞれ確たるポリシーをもってそうしているのであって、あまり交わらない(ような気がする)。 ガイドブックの基的な役割は"お守り"だと思う。旅行のエッセンシャルな情報が幅広く網羅されていて、不測の事態に陥ったときに助けてくれる。なくても旅行はできるけど、あると何かと便利。そんな存在だろう。 独特の風合いのこの表紙 なかでも「地球の歩き方」シリーズはこれまでに100タイトル以上刊行されていて、名所紹介や地図は当然のこと、宿泊施設やグルメのガイド、現地の文化

    「地球の歩き方」にメモを書き込みまくると、ガイドブックから旅の記録に変わる
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    deadwoodman 2020/08/02
    “情報収集のツール、つまり「お守りとしてのガイドブック」しか見えていなかったおれには「思い出としてのガイドブック」という視点は完全に新しく、まさに目からうろこが落ちる思いであった。”
  • アイヌ語研究の第一人者も驚いた、漫画『ゴールデンカムイ』の完成度「アイヌ文化の描写が完璧です」 - ライフ・文化 - ニュース

    『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』(集英社新書)著者の中川裕氏 昨今、アイヌ文化に対する関心が急速に高まっている。7月12日にはアイヌ文化復興の中核施設である「民族共生象徴空間」が北海道に誕生した。その愛称である「ウポポイ」は、変わった名前の響きからインターネット上を中心に話題を集めたことも記憶に新しい。 こうしたアイヌ文化ブームの背景にあるものとは何なのか。また、アイヌについて知りたいと思ったら、どこから何を学べばよいのだろうか。アイヌ語研究の第一人者である千葉大学文学部教授・中川裕(なかがわ・ひろし)氏にお話を伺った。 *** ――ここ最近、アイヌ文化に対して急速に注目が集まっているように感じます。理由をどのように分析されていますか。 中川 アイヌ民族博物館の設立にともない、国や北海道がキャンペーンに力を入れていることもあります。現代社会の中でアイヌ文化音楽や工芸、芸能など

    アイヌ語研究の第一人者も驚いた、漫画『ゴールデンカムイ』の完成度「アイヌ文化の描写が完璧です」 - ライフ・文化 - ニュース
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    deadwoodman 2020/08/01
    “『コタン生物記』『アイヌと神々の物語~炉端で聞いたウウェペケレ~』『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』”
  • 私が出会った「貴族的な人々」について。

    コンサルタントは、なかなか良い仕事だった。 そう言うと、知人から「どういう意味で? 給与?それとも内容?」と聞かれた。 もちろんそうした条件面で「良かった」と言えないこともない。 だが、私が「良い」と思えたのは、様々な会社に出入りし、内情を知れた点だ。 印刷、ホテル、SIer、商社、運送会社、メーカー、建設業、研究所。 コンサルタントであれば、利益の源泉やマネジメントの方法、仕事のとり方から、採用、時には政治家との付き合い方についても「内部の事情」を詳しく話を聞くことができる。 北は北海道から南は沖縄まで、規模や業種も様々な、ありとあらゆる企業に出入りすることができた。 * そして何より、数多くの尊敬すべき人々と出会えた。 例えば、どんな組織にも一人か二人くらい「貴族的な人物」がいるのだ。 だが、もしかしたら「貴族」というと、既得権にあぐらをかいている、高慢な人物イメージを持つ人も多いかも

    私が出会った「貴族的な人々」について。
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    deadwoodman 2020/07/31
    本文にもあるが大衆と貴族の概念について詳しくはオルテガ『大衆の反逆』を読めばわかる。 100分de名著でも解説しててこれもおすすめ。https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/84_ortega/index.html
  • おけけパワーが神を作る - 本しゃぶり

    人は一人では神になれない。 偉業を成し遂げるためには相方が必要だ。 おけけパワー中島の価値はそこにある。 おけけパワー中島 今更「おけけパワー中島」について説明する必要は無いだろう。 この中島だが、上の記事によれば、天才に憧れる者の感情を揺さぶるために作られたキャラだという。 真田 直接のモデルというのは存在しません。七瀬(天才字書き綾城に憧れる秀才字書き)というキャラにとって、彼女の感情を最も揺さぶり、めちゃくちゃにするのはどういう存在かと考えた結果、自然と生まれてきました。 この試みは作者の想定以上に成功し、多くのオタク女子の心までも揺さぶったのは周知のとおりである。 そのためか中島に言及した話は、次のどちらかが多いように見受けられる。一つは七瀬の立場、つまり憧れの人の友人に対して嫉妬する人の独白。もう一つは中島の立場であり、こちらも自分がどうだったかを語る。つまり両方とも一般人による

    おけけパワーが神を作る - 本しゃぶり
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    deadwoodman 2020/07/27
    このタイトルからここにつながるとは想像だにしなかった。→“トールキンは神の一人となった。これはルイスという中島がいたからである。しかし話はこれで終わらない。…ルイスにはトールキンという中島がいた”