県庁の正面にあるエノキがピンチだ。常緑低木のヤドリギがいつの頃からか寄生し、樹齢300年以上の老木を弱らせている。エノキは県庁の敷地内にある木々の中で最も古い「シンボルツリー」。古木の危機を救おうと、県は抜本的な対策に乗り出した。【藤田愛夏】 県管財課によると、エノキ(ニレ科)は松江市殿町の松江城三の丸跡にあり、高さ約20メートル、幹の太さは最大4メートル。江戸時代後期の情景を記したとみられる絵図にも掲載され、樹齢は少なくとも300年以上という。 一方、ヤドリギ(ヤドリギ科)は、エノキやケヤキなどの樹上に寄生する。枝は緑色で二股に分かれ、3~7センチの葉がプロペラの形になって付く。成長すると30~80センチほどの球状になり、鳥の巣のような見た目になる。秋から冬にかけ、半透明の直径7ミリほどの実が熟し、レンジャクなどの野鳥が好んでやってくる。ヨーロッパでは神聖な木とされる。 エノキは長年、「
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