地域活性化に取り組む団体を支援するために静岡新聞社など全国の地方新聞社と共同通信社が創設した「地域再生大賞」の第8回表彰式が9日、都内で開かれた。静岡県内関係では、独自の工夫を重ねユニークな取り組みをしている団体に贈られる特別賞を静岡市の「里山くらしLABO(ラボ)」(池田水穂子代表)が受賞した。 里山くらしラボは同市葵区の中山間地で、住みよい地域づくりに取り組んでいる。人口減少や高齢化に対応しようと、自治会とともに移住促進や子育て世帯の交流など多彩な活動を支援。より踏み込んだ地域の課題解決に向き合っている。 表彰後、池田代表が受賞団体を代表し、他の受賞団体や全国地方紙の関係者らを前に活動内容を発表した。世帯ごとでなく、中学生以上の家族一人一人の考えを聞く方式の住民アンケートで地域の課題を浮き彫りにし、報告会を開いて住民と課題を共有したことなどを紹介。池田代表は自治会の負担となっている活動