10月上旬、腕時計世界大手のシチズン時計はアメリカの時計大手フォッシルグループと、スマートウォッチの分野で技術提携を行うと発表した。シチズンの戸倉敏夫社長は提携発表時に「スマートウォッチ市場のリーダーとなることを目指す」とコメントした。 今回の提携でシチズンが注力するのは、「ハイブリッドスマートウォッチ」という分野だ。外見はアナログ腕時計だが、Bluetooth(ブルートゥース)による通信でスマートフォンなどと連携できるというもの。すでにシチズンが発売したモデルには、電話やメールの着信を針の動きによって伝える機能などが搭載されている。 アナログ腕時計のムーブメント(駆動機構)においてシチズンは世界トップクラスの生産規模を誇り、世界最薄腕時計を生み出すなど技術力でも高い実績がある。アナログ腕時計を基盤としたハイブリッドスマートウォッチはこれまでの同社の強みを生かせるとの狙いもある。 止まらな