先日、ロンドンに行った。 実は数ヶ月前にも行っている。その時はかっこいい団地を見て回り、記事を書いた。ほんとうにすてきだった。 これで団地マニアのぼくはすっかりイギリスが気に入ってしまい、今回ふたたびおもむいた次第だ。年に2回も。すっかりお金がなくなった。団地貧乏。本望である。 とはいえ、さすがに今回は団地ばかりでなく、他のものも見て回ろうと自制していた。大人だ。 大人のはずだったんだけど、バービカンという団地に行っちゃったら、やっぱり夢中になっちゃって、結局団地三昧でした。 あと、階段も。
エンミ・イタランタ 著 末延弘子 訳 四六判・並製・304ページ 発行年:2016年3月14日 ISBN:978-4-89013-738-1 定価:本体1,500円+税 一般書 > 海外文学 在庫なし 内容 水が尽きると、儀式は終わる。 静かな緊迫感をはらんだディストピア小説。 フィンランドの新進作家による、渾身のデビュー作! スカンジナビア連合のはるか北部―― ニューキアン軍部の占領下にある村に暮らす少女、ノリア・カイティオは、 父のような’茶人’になるために修行を重ねていた。 茶人は、ただ茶をたてるだけでなく、過酷な責任と使命を担っていた。 かつて町全体を潤していた天然の泉を――人知れず残された水の在り処を、秘密裏に守り続けていたのだ。 だが、水を隠すことは犯罪だった。 過去の資源や技術が失われた世界で、違法に水を得た者には厳罰が処せられる。 父が死んだあと、友人の窮状を救うため、日々
現代社会の光と影を見つめ、常識のウソに鋭く切り込んだ作品を次々と発表する小説家、真山仁さん。2014年に刊行された真山さんの作品『売国』は、東京地検特捜部の検察官が、宇宙開発を巡る政治の闇に迫るというストーリーです。真山さんは、この小説を執筆するにあたり、ロケット開発に携わる研究者に話を聞くなど徹底的な取材を重ねたといいます。この『売国』が2016年の秋にドラマ化されることになり、JAXAも撮影に協力しました。 真山さんが小説『売国』で描きたかったことは何でしょうか? 『売国』文庫本の表紙(©文藝春秋) JAXAでの撮影風景。女性研究者を演じるのは相武紗季さん(©テレビ東京) この小説のテーマは、東京地検特捜部の「正義」と宇宙開発の「夢」です。特捜部は、政治家汚職など一般の捜査が届きにくい所に潜む「巨悪」を追及する役割を担っています。その特捜部の検事が巨悪に立ち向かう姿を通して、「正義とは
すべて、フィンランドのムーミン・キャラクターズ社の公認作家であるリーナ&サミ・カーラ夫妻が今回のために書き下ろしたものです。 見てみて心から感嘆。細かい線の感じに、北欧らしい独特の色使い。ムーミンのみならず、ちびのミイやニョロニョロのいきいきした感じ。読み終わるとほっこりとした余韻に浸れる、質感がよい絵本です。 8月5日から登場するのは「ムーミントロールのひみつのみち」「ムーミンだにのサプライズ」「ムーミンママのいなくなったこねこちゃん」の3つ。これらは短い話が描かれたストーリー絵本。各14P程度。文字は小さめですが、漢字はないので、4、5歳から読めると思います。 特に記者が好きなのはムーミントロールのひみつのみち。ムーミンがミイにそそのかされて“ひみつのみち”を冒険するのですが、行けども行けども怪しい道で、夜には嵐。子供ころ、知らない道を歩いた時にハラハラしたあの感情が湧いてきて、自然に
<12月6日・追記あり> ムーミン谷。 アニメ「ヤマノススメ」でも登場していますので、ご存知の方も多いと思います。 正式名称は「あけぼの子どもの森公園」、埼玉県飯能市にある公園です。 ですが、この名前で呼ぶよりも、「ムーミン谷」のほうがシックリくるんですよね。 今日は、公園近くに住む方とご一緒させてもらいました。やっぱり、当たり前のように「ムーミン谷」とおっしゃっていました。 と言うか、正式名称をご存じなかったです(笑)。 ということで、今回は「ムーミン谷」こと「あけぼの子どもの森公園」のご紹介です。 小さなお子さんはもちろん、大人でも十分楽しめるとても良い公園ですよ! 飯能市の本気がうかがえるムーミンの家 「ムーミン谷」の全体像は上の写真のとおり。 山のふもとに作られた公園。ちょっとした川も流れていて、やっぱり谷という言葉がぴったりです。 駐車場から少し坂を登ると、正面に「ムーミンの家」
「奇巌城」シリーズの最終巻が発売された森田崇氏と、NewTypeの「はてしない物語」でこの前、ホームズものについて熱く語った(続編予定あり)ゆうきまさみ氏の対話を軸に、ルパンやホームズの同時代人と、その邂逅の可能性について語られた話。 この種のパロディ(二次創作)には長い積み重ねもあり、それも含めていろいろ語られました。
NHKで放送がはじまった『大河ファンタジー 精霊の守り人』(毎週土曜 後9:00、全4回)。19日の初回の番組平均視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と上々の滑り出し。原作者の上橋菜穂子氏は実写版『精霊の守り人』をどう観たのか。 【写真】その他の写真を見る ■「よくぞここまで、誠実に一生懸命、映像化してくれた」 私の『精霊の守り人』という本は、実は今年で20歳(はたち)になります。シリーズ第1作が出版されて20年になりました。小学校の図書館で出会ったという人たちが、いまは立派な大人になって、「そろそろ自分の子どもにも読ませられます」というくらいになっております。この20年の間に、日本だけではなく世界中、いろいろなところで読んでいただけるようになりました(7ヶ国語に翻訳)。しかし、私はこの20年の間に、アニメにはなっても実写でこれをやっていただけるなんて、露にも思っていませんで
「はやぶさ」「あかつき」など、実在する日本の探査機の活躍から、日食・月食・流星群といった各種天文ショー。あるいは、『ゼロ・グラビティ』『インターステラー』『オデッセイ』などのハリウッド映画、そしてドラマ『下町ロケット』に至るまで。ここ数年来、またしても「宇宙」ブームが来ているといっても過言ではないだろう。 そんな中、太陽フレアや宇宙ジェットの研究で知られる宇宙物理学者、柴田一成のユニークな試みが静かな注目を集めている。京都市山科区にある花山天文台の台長及び、京都大学宇宙総合学研究ユニット副ユニット長を兼任する柴田。そんな彼が今回、企画・監修した映像作品『古事記と宇宙』は、ワールドワイドな活躍を繰り広げている国際的なシンセサイザー奏者・喜多郎の名盤『古事記』の音楽をバックに、柴田選りすぐりの宇宙映像が次々と映し出される逸品だ。目を見張るような美しさでありながら、学問的な重要性も高いという、そ
ドラマトピックス ★こちらのページは2022年2月で更新を終了いたしました。 新しいドラマ情報はこちらをご覧ください。
ロハス方面の情報をいっぱい持っているカロリー高めの人 ロハスな生活をしている人は「ロハスな生活を手に入れよう!」と意気込む情報を欲しない。なぜなら、既にその生活を手にしているから。とっても当たり前なこの定義を無視するからこそ、極端に言えば森ガールが本当に森にいるかのような、北欧でこじんまりとした食堂をスムーズに開けるかのような錯覚が、長いこと続いている。 こうしていつの間にか、「ロハス方面の情報をいっぱい持っているカロリー高めの人」という矛盾した存在が、殺伐としたシティーに溢れることになる。海外旅行がブームになった1980年代、ガイドブックを読みふけった結果として、行ったことの無い人のほうが行ってきた人より外国の街並を熟知していたという笑い話を聞いたことがあるが、この10年ほど、北欧に対して向けられてきたザックリとした羨望は、かつてのそれに似ているのかもしれない。 トーヴェ・ヤンソンは、自
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