10月4日から、生理学・医学賞を皮切りに2021年のノーベル賞の発表が始まりました。本日夕刻には、物理学賞の受賞者が発表されます。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の各分野で「前年に人類に最大の利益をもたらした者」に対する第1回の表彰が行われたのが1901年。物理学分野では、X線の発見に功績をあげたレントゲンに対して授与されました。それから、今年は120年目となります。その間、天体物理学や宇宙物理学に関連する研究業績も、いくつも表彰されてきました。ここでは、特に天体や宇宙現象に対する観測・理論研究に与えられたノーベル物理学賞を通して、20世紀から21世紀初頭までの天文学の歩みを見てみましょう。
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「1日」や「1秒」の長さはどのように決められているのでしょう。 古くは、地球の自転を基準にして「1日」という長さが決められ、その24分の1を1時間、さらにその60分の1を1分、その60分の1を1秒としていました。しかし、時間を測定する技術が進歩して、原子時計で正確な時間が測定できるようになると、実は地球の回転速度にはムラがあり、いつでも同じ速度で回転しているわけではないことがわかってきました。 もし、地球の自転が遅い状態が続いたり、自転の速い状態が続いたりすると、地球の自転によって決まる時刻と原子時計によって決まる時刻のずれが大きくなります。そのようなとき、時刻のずれを修正するために「うるう秒」を実施します。地球の自転速度は、原子時計と比較されながら観測が続けられていて、地球の自転と原子時計によって決まる時刻の差がプラスマイナス0.9秒の範囲に入るように、うるう秒による調整がおこなわれてい
ヒミコの擬似カラー合成写真(青・緑:水素輝線と紫外線、赤:可視光線)。クリックで拡大(提供:M. Ouchi (Carnegie Institute for Science) et al.) 米国・カーネギー研究所の大内正己(おおうちまさみ)特別研究員が率いる日米英の国際研究チームは、ビッグバンから約8億年後という宇宙が生まれて間もない時代にあたる宇宙空間に、不思議な巨大天体を発見しました。ビッグバンから約8億年後というのは、現在の宇宙年齢に対してたった6%しか経っていない時代に相当します。 発見された天体は、ライマンアルファ・ブローブという巨大なガス状の天体に分類されます。その大きさは、約5万5000光年と、現在の天の川銀河の円盤の半径に匹敵するほどに広がっており、宇宙初期の時代の天体としては記録的な大きさです。 研究者たちは、この古代宇宙でみつかった天体を、謎のベールに包まれた古代日本
最近、我が国の政府は、国の様々な事業に対して、いわゆる「事業仕分け」を実施したところです。その結果、すばる望遠鏡の運営費、アルマ計画(国際協力事業:アタカマミリ波サブミリ波干渉計建設計画)の関連経費、及び、天文広域精測望遠鏡(VERA)事業が「縮減」対象となっています。 この経費については、行政刷新会議の「事業仕分け」ワーキンググループでは、議論が無かったにもかかわらず、委員の採点結果で「縮減」が決定されるという事態となりました。どの程度「縮減」か現状では不明ですが、、3割もの縮減との見方も出ています。最終的な政府予算として、どのようになるか私たちは今後の方向性に極めて憂慮しています。 我々の研究活動は、国民の皆さまのご支援が基本です。今回の予算縮減の方向性について、率直なご意見をお寄せ下さい。どうぞ宜しくお願いします。 観山正見 国立天文台 台長 ご意見送信フォームへ 観山正見(国立
日本の月周回衛星「かぐや」によって得られたデータを、3Dで自由に表示できるアプリケーションのページです。 Last Update : 2009.11.01
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