茨城県つくば市にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターで、ふだん立ち入れない管制室などを特別に公開する催しが開かれ、大勢の親子連れなどでにぎわいました。 この催しは多い年には1万人以上が訪れる人気のイベントで、ことしは4年ぶりに人数を制限せずに開催され、大勢の親子連れや宇宙ファンが集まりました。
ノーベル賞の授賞式を前にした公式行事のひとつ、「ノーベル・コンサート」がスウェーデンのストックホルムで行われ、医学・生理学賞に選ばれた東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが夫人の萬里子さんとともにベートーベンやブラームスの名曲を楽しみました。 大隅さんはリラックスした様子で、演奏が始まる前には家族と写真に収まっていました。 コンサートでは、オランダ出身のバイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンさんの演奏によるブラームスのコンチェルトや、地元のロイヤル・ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団によるベートーベンの交響曲第6番「田園」などが披露されました。 コンサートのあと、記者団に囲まれた大隅さんは「よかったです」とひと言だけ感想を話しました。
ことしのノーベル医学・生理学賞を受賞する大村智さんと物理学賞を受賞する梶田隆章さんが授賞式を2日後に控えた8日、公式行事の一つ「ノーベル・コンサート」に出席し、美しいクラシックの音色で祝福されました。 会場には、ことしの各賞に選ばれた人たちが次々に車で到着し、医学・生理学賞の大村智さんと物理学賞の梶田隆章さんはスーツ姿で家族を伴ってホールの中に入っていきました。 コンサートでは、ロイヤル・ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団がロシアの作曲家、ラフマニノフのピアノ協奏曲などを披露し、美しいクラシックの音色で祝福しました。 コンサートのあと、梶田さんは記者団に対し、「本当にピアノがすばらしかったです」と笑顔で話していました。また、大村さんは車の中で娘の育代さんとことばを交わすなど、リラックスした様子でした。
ことしのノーベル物理学賞を受賞する梶田隆章さんと、医学・生理学賞を受賞する大村智さんは授賞式を前にスウェーデンにあるノーベル博物館を訪れ、博物館のいすにサインしました。 これについて梶田さんは記者会見で「国際共同実験で行った研究なので、私の名前だけではなくスーパーカミオカンデという文字を入れました」と説明しました。また、梶田さんは素粒子の観測に使う光センサーを、大村さんは寄生虫による病気の治療薬の開発につながった化合物を生み出す微生物のサンプルと治療薬の分子モデルなどをそれぞれ博物館に寄贈しました。 訪問を終えた大村さんは「伝統的な行事に私も参加できたと思いながらサインしました。寄贈品も喜んでもらいました」と話していました。
今月10日にスウェーデンで行われるノーベル賞の授賞式を前に、現地では、医学・生理学賞を受賞する大村智さんと物理学賞を受賞する梶田隆章さんを紹介するコーナーが博物館に設けられるなど、準備が進められています。 博物館の中には、ことしのノーベル賞に選ばれた人たちを各賞ごとに紹介するコーナーが設けられていて、医学・生理学賞を受賞する北里大学特別栄誉教授の大村智さんと、物理学賞を受賞する東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章さんも、似顔絵や業績が紹介されています。 また、博物館には受賞者ゆかりの品々を展示するコーナーがあり、梶田さんが寄贈したニュートリノの詳しい観測に使われる光センサーが、今後の展示に向けて到着しました。 博物館でガイドを務めるフェリックス・ロセーンさんは「大村先生と梶田先生が博物館に来てくださるので、今その準備をしています。とても楽しみにしています」と話していました。 ノーベル賞の授賞
クラシックコンサート×天文学トークセッション 「天文学と音楽の歴史から紐解くつながりとこれから」 Music Constellationでは、「天文学」と「音楽」、それぞれの分野で活躍されているトップランナーのゲストをお招きしてコンサートとトークセッションを融合したコラボレーションイベントを開催します。 一見関係ないように見えるこの二つの分野は、古代では同じ目的を持った学問として誕生しました。例えば、音楽で使われている「Harmony」という言葉の語源も惑星の運行からきています。このように、現在「サイエンス」と「アート」として異なる分野となっている2つの領域を再び邂逅していく試みとして本企画は生まれました。 天文学の歴史から現代宇宙論の最新像まで語りながら、各テーマに相応しい曲目をクラシック演奏家が演奏いたします。また、演奏後には、宇宙について、音楽について、みなさまからの質問やご意見を受
世界で活躍する未来の科学者を育てようと、全国の中学生などが合宿をしながら科学の魅力を学ぶ教室が山梨県富士吉田市で開かれ、去年ノーベル物理学賞を受賞した天野浩さんが講義を行いました。 1日は、青色LEDの開発で去年ノーベル物理学賞を受賞した天野浩さんが講義を行いました。この中で天野さんは「自分の研究で人を幸せにしたいという目標を持ってから物事が成功し始めたので、人生のスイッチを入れるタイミングの見極めが大切です」とアドバイスしました。そして、青色LEDを紹介し、「自分を信じて自主的にチャレンジすれば、いつか必ず皆さんしかできないことができると思います」と述べました。 埼玉県から参加した男子生徒は「人生の岐路に立ったときのヒントをもらった気がします。人の役に立てる大人になりたいです」と話していました。 この教室は今月7日まで行われ、宇宙飛行士の古川聡さんなど各分野で活躍する人が講義を行う予定で
国立科学博物館で2015年7月7日~10月4日に開催される特別展「生命大躍進」にて、会場限定オリジナルカプセルフィギュアが販売されます。 特別展「生命大躍進」オリジナルカプセルフィギュア カンブリア紀最大の動物として知られる「アノマロカリス」や初期の四肢動物「イクチオステガ」、約20万年前に出現し2万数千年前に絶滅したと言われるヒト属「ネアンデルタール人」の頭骨など全部で5種類(各税込400円)です。 アノマロカリス イクチオステガ ダンクルオステウス(頭骨) ディメトロドン ネアンデルタール人(頭骨) 7月7日より、会場内特設ショップにて購入できます。 (太田智美) advertisement 関連記事 国内外の化石が集結 国立科学博物館で特別展「生命大躍進」 日本初公開の化石もやってくる! 日本最古のうんち発見 大量絶滅後の海の生態系復活の証拠に 調べてみたらいろいろ分かりました。 ス
笑顔で話す米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(左)と宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎シニアフェロー=東京都中央区で2015年2月21日、竹内紀臣撮影 ノーベル物理学賞を受賞した中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授を迎えた毎日新聞5万号記念の特別講演会(「不可能を可能に〜青色発光ダイオードから生まれる未来〜」2月21日開催)の後半では、中村教授と小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャーを務めた川口淳一郎・宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェロー、小川一・毎日新聞東京本社編集編成局長の座談会が開かれた。それぞれ不可能とされてきたプロジェクトを成功に導いた中村さんと川口さんの対談は初めて。科学の魅力を存分に語り合った。(司会は元村有希子・毎日新聞デジタル報道センター編集委員、文中敬称略) 元村 今日は毎日新聞の5万号記念のイベントです。まずお二人が最初に毎
ロボットなんて作れない人だけが参加できるロボット相撲大会「ヘボコン」。7月に開催した第1回大会が、なんと文化庁のメディア芸術祭、審査委員会推薦作品に選ばれました。ワー!ワー! その後もCNETや米GIZMODOをはじめ各国のメディアにこぞって取り上げられるなど快進撃を続けておりますが、そんなさなかの11月、早くも次の大会を開催しました。それがこの、ミニヘボコン。 今回は8体のミニトーナメントですが、2日間の日程で6大会を一挙開催。出場者はのべ47組。 そんな濃密にヘボかった2日間の様子を、ここにレポートいたします。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました!
学園祭シーズン到来! ゆえに この時期 学園祭に行きまくっているのですが、 最近は理系の大学の学園祭が とりわけ 理系すぎてスゴイことになっていたので 今回は、 特にグッときた 理系の大学の学園祭TOP3を 緊急大発表させていただきます。 多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー) 前の記事:大人の不遇な日々をすべて妖怪のせいにする > 個人サイト ヨシダプロホムーページ
「世界一展」というタイトルの展示があるときいて、てっきりギネスブック的な、世界一爪が長い男とか、世界一大きい太巻きとか、そういうのが見られるのかと思ったがどうも違うらしいのだ。 そういうのじゃないらしいぞ、と思って見に行って、会場にあったのが上の写真、超ちっちゃいバネである。一体どういうことですか。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:ボールペンをゼロから自作する > 個人サイト nomoonwalk
テレビ番組を通して科学を身近に感じてもらおうという催しが、28日から東京で始まりました。 この催しはテレビの放送開始60年を記念して、NHKが開いたものです。 東京・江東区の日本科学未来館には、「ためしてガッテン」や「すイエんサー」などNHKの科学番組で使われているセットの展示や実験が体験できるブースが設けられています。 このうち、宇宙研究の最前線を紹介する番組「コズミックフロント」のコーナーでは、火星探査機「キュリオシティ」の実物大の模型が展示され、子どもたちに火星をテーマにしたクイズが出題されました。 また、大規模な実験を行う番組、「大科学実験」のコーナーでは、水を入れたコップを逆さにして大気圧を利用してふたをする実験が行われ、子どもたちはふたにつけられた棒にぶらさがってもふたがはずれないことを体験し、科学のおもしろさに触れていました。 小学3年生の男の子は「科学の実験が大好きで、いろ
日頃スタジオで収録しているサイエンスに関する番組を、公開で収録します。Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載することを禁じます。 このページは受信料で制作しています。 ご意見・お問い合わせ|NHKにおける個人情報保護について|NHK著作権保護|NHKオンライン利用上のご注意
Tweet NHKの「大科学実験」という番組をご存知でしょうか? NHK Eテレ(教育テレビ)で、現在は土曜日の19時45分から放送している10分の番組です。 アーティスト・細野晴臣さんのナレーションのもと、誰もが知っている自然の法則を「やってみなくちゃわからない」とばかりに大規模な実験で試してみる番組です。 映像は実にスタイリッシュなのですが、ごくシンプルな実験をバカバカしいまでに大がかりにやっている──そんな番組です(ちなみに「バカバカしい」と表現したのは、私・詫摩ではなく、番組チーフプロデューサーの森美樹さんです)。 どんなところがバカバカしいほど大がかりかというと、たとえば、第一回の「音の速さを見てみよう」。 旗を手にした86人が50mおきにずらりと一直線に並びます。 その距離、1.7km! 並んだ人には音が聞こえたら旗を挙げてもらうようにし、列の一方から大きな音を立てます。 それ
神奈川大学横浜キャンパスで、探査機「はやぶさ」に関する講演を行ってきました。そのときの資料を載せておきます。 このスライドの PDF をこちらにアップしておきます。必要な方はダウンロードしてください。 本講演は、神奈川大学高大連携協定高校の先生方(校長先生が多かったのかな?)と神奈川大学の関係者の方に「最先端の話題を提供する」、ということでお願いされていた講演でした。 もともと探査機「はやぶさ」について話してほしいとのことでしたが、僕が「はやぶさよりも系外惑星の方が面白いかもしれませんよー」と言ったことで、じゃあそれもまとめて話しちゃってください、ということになり、なんだか(とりとめのない)壮大なストーリーを語ることになりました。 結果的に、はやぶさの成果だけにとらわれない、惑星科学の大きな枠組みと今後について話すことができたのはよかったと思います。 #はやぶさだけで語るとなかなか「サイエ
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