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haikuとセルくまに関するhidex7777のブックマーク (52)

  • LOTUS研究会「斎藤秀雄俳句作品合評会」のお知らせ - orangeProse別館

    LOTUS研究会「斎藤秀雄俳句作品合評会」のお知らせ LOTUS研究会にて、拙作を読んでいただけることとなりました。 おそらく、先日、第8回攝津幸彦記念賞で准賞となった「藍をくる」30句(『豈』66号)を中心に、読むのではないかと思います。 気軽にご参加いただけると、嬉しいです。 資料配布と、Zoomのご案内のため、九堂夜想さんか、私(斎藤秀雄)にメールアドレスをお知らせください。 ■LOTUS研究会2024(1月) ※Zoomによるオンライン会合 ・日 時:2024年1月27日(土)午後1時~5時 ・テーマ:「斎藤秀雄俳句作品合評会」 内 容: 『吟遊』100号記念自選俳句作品7句 「第7回攝津幸彦記念賞2022」准賞30句 「第8回攝津幸彦記念賞2023」准賞30句(計67句) ・司 会:九堂夜想 ・リモート管理:丑丸敬史

    LOTUS研究会「斎藤秀雄俳句作品合評会」のお知らせ - orangeProse別館
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    hidex7777 2023/12/26
    LOTUS研究会にて、拙作の合評会をしていただけることとなりました。 気軽にご参加いただけると、嬉しいです。 資料配布とZoomのご案内のため、九堂夜想さんか、私にメールアドレスをお知らせください。
  • ネプリ「金曜を漕ぐ」 - orangeProse別館

    ネットプリント「金曜を漕ぐ」を発行しました。 セブンイレブン(~12月30日)A3、白黒→35956998 PDFPDFダウンロード ※『週刊金曜日』の連載記事「金曜俳句」(選者・櫂未知子)に採用された、2023年末までの83句を、発表順に並べたものです。 ※「金曜俳句」では、毎回ふたつの季語による題詠を募集し、投句者は、最大10句まで投句できます。各季語につき、特選句が1句、ないし0句選出され、その他一般入選句(いわゆる「平抜き」)が数句掲載されます。

    ネプリ「金曜を漕ぐ」 - orangeProse別館
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    hidex7777 2023/12/23
    ネットプリント「金曜を漕ぐ」を発行しました。セブンイレブン(~12月30日)A3、白黒:35956998、PDFダウンロードはブログ記事内リンクから。よろしくお願いします。
  • 俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    短詩グラマトロジー 第十回:数装法             斎藤 秀雄 簡単に定義するなら「数の魔性を詩性に利用すること」となるだろうか。中村明は《数字に関連したことばを文章中にちりばめる修辞技法》(『日語の文体・レトリック辞典』、東京堂出版)と定義する。これが修辞となりうるのは、《その模様と表面上の意味とで濃淡二重のイメージを仕掛ける》ことになるからだ(同前、「類装法」の項目。数装法は類装法の一種とされる)。たしかに数には数としての意味(何個、何ヶ月目、等)と、視覚的模様がある。 映画『マトリックス』では、主人公ネオの住居の部屋番号は101。これは、のちに自分がThe One(救世主)であると知ることの暗示であり(NeoがそもそもOneのアナグラムである)、世界がプログラムされたMatrixという仮想現実であることの暗示であり(二進法)、またオーウェル『一九八四年』に登場する拷問・洗脳

    俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘
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    hidex7777 2023/12/08
    『We』16号より、拙稿「短詩グラマトロジー 第10回:数装法」を掲載していただきました。早いもので、連載の10回目でした。
  • 俳句時評166回 多行俳句時評(7) 出会い損ねる詩(1) 斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評

    議論の手がかりとして、極端に複雑性を縮減した図式を提示することからはじめたい。〈作品(artwork)〉に向き合うときに体験される、〈詩(Poesie, poeticality, poetria)〉との出会い方には、次の二通りのタイプがあるように、私には思われる。 A:脳髄にズカズカと這入りこんでくるように感じられるタイプ B:その門を通ろうとすると、バチンと弾かれ、拒まれたように感じられるタイプ AとBと、どちらが良いとも悪いともいうことはできない。たんに二通りのタイプがある、というだけである。また、個々の作品に帰属される性質についても述べてはいない。あくまでも鑑賞者の体験として、鑑賞者に帰属される知覚の性質について述べている。ここでBは、〈詩〉と出会う前に拒まれているわけだから、いわば出会い損ねているのだが、「出会い損ね」という出会いのタイプもありうるだろう、と私には考えられる。この図

    俳句時評166回 多行俳句時評(7) 出会い損ねる詩(1) 斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評
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    hidex7777 2023/05/05
    「詩客」での2023年度連載は「多行俳句時評」を担当します。第一回更新されました。お読みいただければ、嬉しいです。
  • We第15号/短詩グラマトロジー 第九回:交差呼応 斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    この連載の第六回で、「濫喩」を、中村明による定義を借りて《感覚の交錯や論理的な矛盾を抱えた比喩などを提示して刺激する修辞技法》(『日語の文体・レトリック辞典』、東京堂出版)にまで拡張しておいたのだが、いま思えばこれは拡張のし過ぎであった。《感覚の交錯》(つまり共感覚的な表現)についていえば、むしろ〈異例結合〉と呼ぶべきかもしれない。例えば川端康成『雪国』には、異例結合が頻出する。「甘い丸さ」「静かな嘘」など。 さて、これを複数のフレーズにまたがって交差させたものが〈交差呼応〉である(とはいえ、のちにあげる例においてのように、必ずしも「異例」ではないものも含める。詩的効果が生じるかにのみ、焦点を合わせたい)。中村は《彗眼で聞き、地獄耳で見る》(同前)という例をあげている。

    We第15号/短詩グラマトロジー 第九回:交差呼応 斎藤秀雄 - 続・知青の丘
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    hidex7777 2023/03/29
    『We』15号に掲載した、拙稿をブログに載せていただきました。『We』編集の加藤知子さんのブログです。ぜひ読んでいただきたいです。
  • (水の奥処へ……) 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    (水の奥処へ……) 斎藤 秀雄 水の奥処へ多くの私が移ってゆく いつか私と呼ばれることになる諸断片 まだ私になっていない未私 奥処――何にとっての? いくらかは底へ沈み いくらかはこなごなにほどけて散ってしまうだろう……。 底――何にとっての? 水の多くの領土 水蒸気になりかけている水 氷になりかけている水 粘性をそなえた水 浮かんだり沈んだり混じったりできない 速度の線が水の領土を区別して抑え込んでいる 速度の線のみがあって上下はないのかもしれない 未私はなかばほどけた布のような断片 ほつれた織物、多くの繊維が織られたもの さまざまな繊維、ナイロンの糸、ガラスの糸、骨、リボ核酸 ゆるい織り目を水がとおる 繊維がゆるんだり緊ったりする ゆるんだ繊維が別の繊維とまた織物をなす ほどけた繊維はほとんどどこかへ消えどこかに沈殿する 断片はそれぞれが知覚である 或るひとつの断片は引用である 「骨の

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    hidex7777 2023/03/25
    「詩客」に、三詩型融合作品「(水の奥処へ……)」を掲載いたしました。 久しぶりに融合のものを書きました。お読みいただけると、嬉しいです。
  • 『豈』65号が届いた! - 続・知青の丘

    春雨を親しく来たり俘虜の言 梅一輪たたかう君の歌かそけし ミサイルも戦車も溶けずされど緑雨 はつ夏の窓は逃げみち鬼の道 司令塔斃れて眩し五月晴 瓦礫に既視あり血しぶきに梅熟す 籠城の屍五月の風に揺蕩う 枯野薔薇少年兵の撃つ快楽 街の足裏が沈みゆくゆく蟻地獄 万歳の弱者うっとり夕焼けたり 笑い茸美人キリキリ舞わせけり ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    『豈』65号が届いた! - 続・知青の丘
  • TH No.92「アヴァンギャルド狂詩曲〜そこに未来は見えたか?」 - アトリエサード Atelier Third【出版物案内・通販】

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    hidex7777 2022/10/25
    そろそろ。ドキドキ。
  • 第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立作品受賞連載 elf ring 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    elf ring                   斎藤秀雄 ※ 谷の 菌輪 月光の箪笥に殖ゆる 手足かな ※ 星を並べて 踏み渡る 旅の むらさきしめぢかな ※ 髪を絡めて 響く木よ 霊殿を焼く ※ 目病みの風や 弦を あらたな 空洞に ※ 玉門に 火天 ぬかづき 小火さわぎ ※ 覗けば 壺に 万劫かすむ 山別れ ※ 眉を剃る 日を撚りて つひに火を得ず ※ 匙の上にて 火山を 倒す 王の舌 ※ 森に沈みし 燃ゆる尾の 花を廻りて 蕊あからむ ※ 海に 焦がれて 気怠き うつぼほこりかな ※ タグ: 俳句, 斎藤秀雄

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    hidex7777 2022/10/01
    「詩歌トライアスロン」連載、10月は俳句です。「elf ring」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • 第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立連載 rhythm is not takt 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    rhythm is not takt    斎藤 秀雄 ※           ※           ※ 眼を渡す       甘き唱歌の       海を 裏声の         砕きし 鉄に焦がれて     血の凱風の       海の妣 丘去る楡に      水芭蕉         笑みて口なし ※           ※           ※ 日には        漉返し         向日葵 橋守                     なつかし 白鳥が死ぬ      塵を掬へば       日のなきがらへ 名の王国       稚児の抜殻       口ひらき ※           ※ 鳩放つ        婚姻の 方舟や        白客船の 兄抱くは       猛火に 秘色の鴉       折る歯 ※           ※ 古き罠待つ      空中都市の 手

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    hidex7777 2022/07/02
    「詩歌トライアスロン」連載、7月は俳句です。10句連作「rhythm is not takt」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • DO DA DOO    斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    DO DA DOO    斎藤 秀雄 ※ 桃の花 焼き尽くされて 凪を待つ舟 ※ 言ひさして ふぐりに 隠す 黒き印泥 ※ 酢の壜倒れ 白き指生え かの 暗緑湖 ※ 銀の港の 船の灯の 未練がましき 着衣の卵 ※ 薬籠や 夜毎に 纏ふ 贋古代裂 ※ 尼の 書窓の 黒ずむままに剃る 腋よ ※ 煙たき 花よ 網棚の 極楽鳥よ ※ 二度童子 埃を 泳ぎ 坐礁の頭 ※ 貝の 目の 都の 咎の 時の 受胎 ※ 蝶が透く 起源の壁に 幼き楕円 タグ: 斎藤秀雄

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    hidex7777 2022/04/02
    俳句10句「DO DA DOO」を、「詩客」に掲載しました。お読みいただけると嬉しいです!
  • 「一行という多行」補遺(『LOTUS』49号) - orangeProse別館

    『LOTUS』49号(2022年2月)が届きました。特集は「多行形式の論理と実践〔評論篇2〕」。これは 『LOTUS』47号(2020年12月)「多行形式の論理と実践〔作品篇〕」 『LOTUS』48号(2021年8月)「多行形式の論理と実践〔評論篇1〕」 に続くもので、多行三部作をなすものです。 私は未補さんとの対談形式で「一行という多行」なる記事を寄せています(未補さんは47号に作品を寄せています)。 ところで、この「一行という多行」という対談の冒頭は、こうなっています。 未補 高柳重信は、《多行表記は、俳句形式の質が多行発想にあることを、身にしみて自覚しようとする決意の現われである》(「批評と助言」『俳句評論』昭和四四年七月)と述べています。私には、重信が言おうとしていることの意味が正直よく分からなかったのですが……。斎藤さんは《俳句形式の質が多行発想にある》という意味をどう考えま

    「一行という多行」補遺(『LOTUS』49号) - orangeProse別館
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    hidex7777 2022/03/23
    『LOTUS』49号に寄せた対談「一行という多行」の補足情報を書きました。本誌と合わせてぜひ。
  • https://twitter.com/i/events/1468640647791980547

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    hidex7777 2022/03/14
    俳句と川柳、2021年12月~2022年2月分です。よろしくおねがいします。 / “あっちこっちに書き散らした俳句・川柳2022だいたい冬”
  • 俳句時評145回 惑星的な俳句について(4)  斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評

    一年間、ひとつのテーマ、ここでは〈惑星的〉というテーマに絞って書くことを、みずからに課したのだが、予想以上に骨が折れる試みであった。予想以上に、アクセス可能な世界は、私が〈惑星的(planetary)〉という言葉を用いて批判しようと考えている諸文脈に覆われていたからだ。すなわち、ドメスティックな文脈、およびその覇権主義的な延長・拡張に過ぎないインターナショナルな(international)文脈、グローバルな(global)文脈である。それらの文脈をシャットアウトしてみると、あたかも俳句などこの世のどこでも書かれてなどいないのではないかと感じられる一年間であった(そして、それはじっさいにそうなのかもしれない)。 論じるべきトピックは無数に残されている。この最終回では、今後私が長く取り組んでゆきたいと考えているトピックに触れておこう。それをひとことでいえば「メタ価値論」とでもなるのだが、あい

    俳句時評145回 惑星的な俳句について(4)  斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評
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    hidex7777 2022/02/06
    「詩客」の俳句時評・第4回を書きました。 最終回です。 お読みいただければ嬉しいです!
  • 俳句短歌誌『We』 第 13 号 目 次 - 続・知青の丘

    自己紹介 俳句短歌誌We共同編集発行人。句集『アダムとイブの羽音』『櫨の実の混沌より始む』『たかざれき』。熊県現代俳句協会会長。(一社)現代俳句協会評議員・添削教室講師。日現代詩歌文学館振興会評議員。

    俳句短歌誌『We』 第 13 号 目 次 - 続・知青の丘
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    hidex7777 2022/01/26
    『We』13号の目次です。俳句も短歌も特別作品でたくさんページを頂いています。森さかえさんの句集評も書いています。よろしくお願いします!
  • 第7回詩歌トライアスロン三詩形鼎立受賞(連載1回) 電気まじなひ   斎藤秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    ■第7回詩歌トライアスロン三詩形鼎立受賞(連載1回) 電気まじなひ   斎藤秀雄 彗星の血かなむらさき胎児かな うつろ客天のくぼみに手を頒つ 椅子の尾の戦げり浜の死魚に腕 御師咲いて電気まじなひ口のなか 旅人よやぶれ木馬の舌なれや 櫨叫び兄のらせんの骨あらは 球場地下鳥人を巻く時計の根 老少年水の火花を嗅ぎながら 排卵を爪埋没の水銀鳥 永劫や沈む回転階段や タグ: 斎藤秀雄

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    hidex7777 2022/01/09
    新作俳句10句「電気まじなひ」を詩客に掲載しております。お読みいただければ嬉しいです。
  • 読む書物   斎藤秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    第8回詩歌トライアスロン・三詩型融合 次点作 読む書物   斎藤秀雄 紙の束ねられたものを  紙に手を    春まけて あなたは読むだろう。  のせて言葉を  紙に 読む手と        つぶやけば   手を置く 読む目のとよみが    洞深くまで   夕べかな いくつかのフローを   暗きたぶの木  町をでて 流れが流れてゆく    橋の灯を    町へ 同期しないで      あびて木屑は  入りたる スピードで       川下へ     春の川 半透明の断片たちは   流れつつ手を  風下の 透明で         反らせるあなた 森 ひろびろと       図書館の    ひろびろと 共有図書館のフロアが  窓にあまたの  巣箱かな しらしらと       花びらが    夕桜 書物たちが       張りついて死の 橋近ければ がちゃがちゃと     くちびるの色  しらしら

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    hidex7777 2021/12/27
    第7回詩歌トライアスロン(詩歌融合部門)で次点になった作品です。お読みいただけると、嬉しいです(画像の下の、横書きになっている部分は、等幅フォントでお願いします)。
  • https://twitter.com/i/events/1436020820732616743

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    hidex7777 2021/12/04
    今年の9~11月ぐらいに発表された俳句をまとめました。よろしくお願いします。 / “あっちこっちに書き散らした俳句・川柳2021だいたい秋”
  • 第7回詩歌トライアスロン・詩歌トライアスロン(三詩型鼎立)受賞作/自由詩「下=上」他   斎藤秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    【第7回詩歌トライアスロン・詩歌トライアスロン(三詩型鼎立)受賞作】 自由詩「下=上」他   斎藤秀雄 短歌 手の影が石を収める閉域のなにもみなぎるものなき力 あやとりの手はくりかえし祈れども赤い切り取り線にまみれる 曲線をたどる指先ひとところくらがりなれば濡れてあらわる 逆光の手は輪郭の囚われの罅に壊れぬひらたいさなぎ 死が垂らす糸がときおり耳にふれ耳の流れるせせらぎおもう ハトロンの紙の四隅は憂をわずかに帯びて身を丸めゆく 甘やかに匂うパン屋の貯蔵庫の秤に目玉載せたきものを いちまいの顔に深さのないことを顔をはなれる表情に知る 降る雪に口をひらけばうちがわを巨大なものに曝してしまう 耳元に息をめぐらせ合うことのささやきという川のような名 俳句 鋼なす月の廊下を紙の舟 スピノザが焼け跡に吸ふ扉かな 雁や火のまじなひに手の遊び物 深窓の蠟を育てて霧の果 倦むのみの檸檬抛れば刻の森 朽ちざ

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    hidex7777 2021/11/28
    詩歌トライアスロン受賞作です。自分が読者として読みたいものを書きました。お読みいただければ嬉しいです。
  • 俳句時評139回 惑星的な俳句について(2) 斎藤 秀雄 - 「詩客」俳句時評

    前回の記事(「惑星的な俳句について」)で私は「日俳句」を「俳句」のサブ・システムとして位置づけた。機能的に分化した近代の諸社会システムは、セカンド・オーダーの観察(観察を観察すること)のレヴェルにおいて成立しているから、セカンド・オーダーの観察を失った「日俳句」は死んだ。より穏当な表現でいえば脱分化(Entdifferenzierung)してしまった――同じことだが。このように整理してみると、脱分化したサブ・システムが、その結果、上位のシステムに吸収されなかったことは不思議なことである。リビングとダイニングのあいだの壁・間仕切りを取り除くタイプの脱分化ではなく、柱も床もゆっくりと朽ちて、沈んで消滅していったようにみえる。むろん、「不思議な」というのは皮肉で言っているのだが。 今回の記事では、19世紀末から20世紀初頭にかけて俳句に生じたできごとを、レジュメを切るように、箇条書き的に

    俳句時評139回 惑星的な俳句について(2) 斎藤 秀雄 - 「詩客」俳句時評
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    hidex7777 2021/11/03
    「詩客」の俳句時評の第3回が、週末に公開になります。 第2回もよろしくお願いします。