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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (6)

  • 右派は恨む相手を間違えている - Apeman’s diary

    「日は慰安婦問題で世界から誤解されている」「誤解されたのは吉田清治/朝日新聞/韓国ロビーのせいだ」という右派の認識そのものが「誤解」であることはいまさらいうまでもありませんが、ひとまず「誤解されている」という仮定を受け容れてみることにしましょう。では、一体誰が悪いのか? そもそもこの問題で日政府が主導権を握れなくなったのは、「民間業者が連れて歩いていた」などという稚拙な嘘をついたからです。こんな大嘘をついた政府の言うことがそうそう簡単に信用してもらえるわけがありません。さらに、「慰安婦」問題が注目を浴びた1990年頃であれば、自民党にも元軍人、元内務官僚の政治家が少なからずいたわけです。主計将校として「慰安所」設置に尽力した大勲位を筆頭に、です。彼らが率直に事実を話していれば、日政府のペースで「慰安所」制度についての認識が形成される可能性はあったのに、彼らは沈黙を守っていました。 そ

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  • とんでもない勘違いをしている人々 - Apeman’s diary

    戦時中の売春強要(というよりむしろ端的に「組織的強姦」と呼ぶべきでしょうが)を敗戦後にもみ消すために軍の資金が使われていたことを示す史料の発見を伝えるニュースに、えらく勘違いをしたブコメをつけている人々がいます。 http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/DA3S11017642.html http://b.hatena.ne.jp/entry/www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014032302000122.html 具体的には id:iidabashi とか id:addaddadd とか id:enderuku とか id:ms6145vv とか id:ootori3966 とか id:taskapremium とか id:kumonopanya とかのことですが。 今回の発見

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  • 「公文書は焼いたので存在しない、ゆえに証言に裏付けはない」とか言いだしそうな予感 - Apeman’s diary

    河野談話発表までに政府が行なった元「慰安婦」への聴き取り調査を「検証」するなどという愚行を日の極右勢力が煽動/先導し、この社会のマジョリティは唯々諾々とそれに従っているわけですが、彼女たちの証言の「裏付け」をとるのにまずもって必要なものの一つに旧日軍、朝鮮総督府、内務省、外務省等の公文書があります。皆さんご存知のようにこれら公文書は敗戦時に相当数が隠滅されています。隠滅を免れた資料にその他の資料、証言を加えることで「慰安所」制度の輪郭は描き出すことができるようになっているとはいえ、個々の被害者に関連した公文書が残されているかどうかは運次第、でしかありません。あったはずの公文書がなかった時に、「ほら見ろ、証拠はなかった」などと恥知らずなことを言い出すのではないかということを真剣に危惧しておかねばならないですね。

    「公文書は焼いたので存在しない、ゆえに証言に裏付けはない」とか言いだしそうな予感 - Apeman’s diary
  • 「河野談話さえ葬り去れば大勝利」脳の恐怖 - Apeman’s diary

    河野談話発表に至るまでの日政府による調査が不十分なものでしかなかったことは、私などもかねてから指摘してきたことです(例えばこれ)。そしてその後の研究者や市民団体による調査は河野談話の根拠を揺るがすどころか、より確かなものとしてきました。 したがって、いくら当時の聞き取り調査にケチをつけたところで河野談話をひっくり返せるわけではありませんし、維新の無責任な煽りに乗っかって安倍内閣が河野談話見直しを示唆するようなことでもあれば、深刻な「外交敗戦」が訪れるでしょう。「もういっそそこまで行った方がいいのじゃないか?」と思わないでもありませんが。 さらに、河野談話の根拠を問い直そうとするならば、第一次安倍内閣がついた嘘が改めて問題になる可能性もあります。当時日政府が集めた資料の中にはバタビア臨時軍法会議の記録が含まれていたにもかかわらず、「同日の調査結果の発表までに政府が発見した資料の中には、軍

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  • 橋下市長、「旧日本兵慰安婦問題」を捏造 - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    すでにニュースで聞き読んでいる方がほとんどだと思いますが、吉見義明・中央大学教授の公開質問状からは逃げ回っている男が、大阪市の公的リソースを用いてサンフランシスコ市議会に公開書簡を送っております。内容的には従来の言い訳の繰り返しで見るべきところはないのですが、公開書簡の日語版で「旧日兵慰安婦問題」なるものを捏造していることは注目に値します。過去にツイッターでも「日兵の慰安婦利用」といった表現は用いていましたが、今回は「慰安婦問題」の責任主体を明確に「旧日兵」としております。おそらく、“強制連行は国家の意志によるものか”という、彼がつくり出したニセの論点を強調したがために、「旧日軍慰安婦問題」という表現を避けねばならなかったのでしょう。私の見落としでなければ、「旧日軍」という表現は、「旧日軍によって利用された慰安婦」という形ででてくるだけです(強調は引用者)。「利用」以外の関与

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  • 「『慰安婦問題』問題」とは何だったのか(その1?) - Apeman’s diary

    秦郁彦・大沼保昭・荒井信一、「激論 「従軍慰安婦」置き去りにされた真実」、『諸君!』2007年7月号 大沼保昭、『「慰安婦」問題とは何だったのか メディア・NGO・政府の功罪』、中公新書 来なら90年代前半の報道などを調べなおしたうえで書きたいところなのだが、そうしていたらいつになることやらわからないので、とりあえず『「慰安婦」問題とは何だったのか』より次の2点に絞ってコメントする*1。 アジア女性基金の「半官半民」という性格について(第1章、第2章など) 法的責任と道義的責任を巡る議論について(第5章など) アジア女性基金は、「元「慰安婦」への償い金は国民からの拠金によるが、そうした募金活動や被害者への償い金の手渡しなどにかかる費用(…)はすべて政府予算から」まかなう(13ページ)という半官半民の活動を行なった。この点について、大沼氏は「日の侵略戦争と植民地支配への反省と償いは、政府

    「『慰安婦問題』問題」とは何だったのか(その1?) - Apeman’s diary
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