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ブックマーク / www.riabou.net (13)

  • この道はいつか来た道 〜クリミア併合とエチオピア併合 - リアリズムと防衛を学ぶ

    2015年3月、日の元首相の鳩山由紀夫氏がクリミア半島を訪問しました。NHKはこう伝えています。 ロシア国営テレビは鳩山氏の一連の訪問を連日詳しく伝え、この会見についても、現地時間の午後(日時間11日夜)の全国ニュースで取り上げました。 このなかで、「鳩山氏が、『クリミアの住民投票が民主的な手続きで行われ、住民の意思を反映していることを確信した』と述べた」と伝えました。(ロシアTV「鳩山氏がロシアに理解」と報道 NHKニュース15.3.11) クリミアに関するニュースを思うとき、私はエチオピアを思い出します。この2つの地域と国には共通点があります。国際社会の現状を変革しようとする国が武力を背景に国境線を変更し、そしてその一撃が、世界の秩序を揺るがせた、という共通点です。 この記事では、そもそも国家がある土地を領有できる仕組み、国境をめぐる戦争を人類がどう克服しようとし、そして失敗してき

    この道はいつか来た道 〜クリミア併合とエチオピア併合 - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2015/03/12
    クリミアの歴史はもっと複雑、ウクライナなんて国が戦争で獲得した地域ではないから。ウクライナ独立の際にそもそも住民投票を実施すべきだったのだと思う。
  • アメリカ空軍のジェット戦闘機が、今年もサンタさんを追跡! - リアリズムと防衛を学ぶ

    発展した軍事技術は、はるかな高空や衛星軌道上までもをその射程に収めました。衛星軌道上のスパイ衛星、地上のレーダーら高度な警戒システムを有するアメリカ空軍は、毎年かかさずサンタクロースの追跡にあたっています。 北米の防空司令部がサンタ情報をお届け サンタさんと言えば、何故か必ず子どもが寝静まった後に飛来することで知られています。いったい、サンタさんは今何処を飛んでいるの、ちゃんと来てくれるの、と気がかりでなかなか眠れぬ子どもは少なくないでしょう。 かかる要望に答え、アメリカ空軍は毎年かかさずサンタの飛行を追尾。世界中からの問い合わせに応じ、その現在位置をリポートしています。作戦にあたっているのは北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)。アメリカ軍とカナダ軍が協同で運営する司令部であり、アメリカ大陸北部の空と宇宙を24時間体制で監視しています。監視対象は核ミサイル、スペースデブリ、戦略爆撃機

    アメリカ空軍のジェット戦闘機が、今年もサンタさんを追跡! - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2010/12/29
    “”なお、このプロジェクトにかかる経費は税金ではなく、全て寄付とボランティアの協力で賄われているそうです。“” そこが気になってた。キリスト教的独善性を一方で示す話だと思うけど、税金じゃないならいいか
  • 「歴史のライム」 中国はドイツ帝国の轍を踏むか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    今回は論文の紹介です。「History Rhymes:The German Precedent for Chinese Seapower」は、現代中国ドイツ帝国の比較論です。著者のJames R.HolmesとTOshi Yoshiharaはアメリカの軍大学の研究者です。 この論文はアメリカの対外政策研究財団「Foreign Policy Research Institute」がだしている雑誌「Orbis」の2010年冬号に収録されているものです。最近一部で話題になっている論文「アメリカはいかにして2015年の海戦に敗北したか」(参考)が同じ巻に収録されています。そちらは2015年にアメリカ海軍が中国に空母を撃沈され、西太平洋の支配権を失う、という衝撃的な想定を提起した論文です。 今回とりあげる「History Rhyme(歴史の韻)」も同様に、アメリカの海洋覇権に挑戦する中国の台頭につ

    「歴史のライム」 中国はドイツ帝国の轍を踏むか? - リアリズムと防衛を学ぶ
  • ニコ動で話題の蝉丸Pと池上彰さんに学ぶ「伝える力」 - リアリズムと防衛を学ぶ

    蝉丸Pこと仁鐵和尚といえば、ニコニコ動画でたいへん有名なお坊様です。 蝉丸Pの動画「ニコニコ仏教講座」には作者の卓越したコミュニケーション能力がうかがえます。だから、仏教の話なのに、ニコニコ動画をみるような若い人に大きな反響を呼んでいます。わかりやすいし、面白いというのです。 分かり易く伝えるといえば、池上彰さんを思い出します。池上氏は「週刊子どもニュース」の初代お父さんとしてで一躍有名になりました。彼もまた素晴らしいコミュニケーションの技法、いわば「伝える力」の持ち主です。 今日は池上氏のご著書「伝える力」を参照しながら、蝉丸Pの動画、そこに秘められたコミュニケーションのコツを読み解いて参りたいと思います。 難しいことを簡単に 池上氏がNHK記者として修行をなさっている時、このように指導を受けたといいます。 私が記者として訓練を受けたときは、「中学生にもわかる原稿をかけ」と指導されたもの

    ニコ動で話題の蝉丸Pと池上彰さんに学ぶ「伝える力」 - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2010/01/05
    カタカナ言葉は読まれたくない層を切り捨てるために使います。
  • 軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    軍隊のない国家―27の国々と人びとposted with amazlet at 09.12.30前田 朗 日評論社 売り上げランキング: 226231 Amazon.co.jp で詳細を見る 年の初めの書初めは、いろはの”い”から参ります。「軍隊のない国家」についてです。 私たち日人は軍隊を放棄すると憲法に書きながら、軍隊ではない自衛隊をもって自らを守っています。それでも軍隊のない国家への憧れは根強いようです。昔は「非武装中立論」があり、今でも「無防備都市宣言」活動があります。 世界に目を向ければ、意外と多く、当に軍隊を持たない国家が実在します。それらの国は非武装、無防備で、しかも誰に侵略されるでもなく平和を保っています。これはどういうことでしょう。当は軍隊なんていらないのでしょうか。いったい何故、「軍隊のない国家」は平和でいられるのでしょうか? 軍隊のない国家」は意外と多い 今回

    軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2010/01/03
    ドイツに併合されなかったリヒテンシュタインの歴史も併せて。
  • ブログを始めて半年がたちました - リアリズムと防衛を学ぶ

    半年目の記念エントリ。これまで読んでくださった多くの皆様に厚く御礼を申し上げます。 そろそろ11月も終わりです。拙ブログ「リアリズムと防衛を学ぶ」は今年09年の5月ごろに書き始めたので、スタートしてからもう半年を過ぎたことになります。ということにさっき気づきました。 私はそれ以前にもFC2や楽天ブログでこちゃこちゃと書き散らしていました。09年5月以前の記事はそのころ書いたものを、はてなダイアリーにコピー移転してきたものです。当時は何も考えずに書いており、そのうち面倒になって止めてしまいました。しかし、今年の春ごろにふと思い立って、いくつかのちょっとした目的を果たすため、多少は考えてブログを書いていこうと思いました。 すると思いのほか得るものが多く、ブログというものは面白いツールだなぁと感じております。色々なことを教えていただいたり、遊んでいただいたりしました。また、思いのほか多くの皆様に

    ブログを始めて半年がたちました - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/11/27
    おめでとうございます(^^) これからもたぶん「頭がいい人たち」がいやみなコメントを残すことがあるでしょうが、変わらず春風のようでいてください。
  • なぜ護衛艦”くらま”はコンテナ船よりも脆いのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    民間船より護衛艦の方が弱い? 護衛艦”くらま”と韓国のコンテナ船が衝突事故を起こしました。くらまの船首が、コンテナ船に突き刺さったかっこうです。両艦船ともに破損しました。ところが壊れ方をみると、なんと民間のコンテナ船よりも、軍用艦である”くらま”の方が派手にぶっ壊れているように見えます。 毎日新聞より これを意外に思われた方も多いようです。護衛艦と商船がぶつかって、護衛艦の方が壊れるなんて、とビックリなさったり、自衛隊はそんなので大丈夫かと憤ったり、というようなご感想が散見されました。*1これらは私には思いつかない気づきであったので、なるほどと思いました。 軍艦というか護衛艦というのは民間船より固くて丈夫に決まってるだろう、というイメージをお持ちの方が多いのですね。ですが実は護衛艦がコンテナ船より衝突に弱いのは自然な話で、特に驚くほどのことではありません。 なぜでしょう?というのが今回のテ

    なぜ護衛艦”くらま”はコンテナ船よりも脆いのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/10/30
    なるほど!!!
  • 日本は島国なのになぜ戦車が必要なのか? part1 - リアリズムと防衛を学ぶ

    陸自の90式戦車(朝霞広報センター) 「戦車不要論」というものがあります。「陸上自衛隊が戦車なんか保有するのはムダだ」というような意見です。結論から言えば、これは余りに無茶な考えです。 ですがこれを批判するのはなかなか大変です。「なぜ1+1=2なの?」というような単純な疑問ほど、きちんと答えようとすると難しいのと同じです。「なぜ日に戦車が必要なの?」もあまりに素朴な疑問すぎて、気で答えようとすると大変です。 ですが逆に考えればこれはメリットです。「なぜ日に戦車が必要なの?」という単純素朴な問いに答えることで、日の防衛戦略といった大局から、戦車の特徴といった細かい点まで、通して説明することができるからです。いささか大変ではありますが、これから数回の連載を通してこれにチャレンジしてみたく思います。 part1の今回は戦車不要論の概説と、「そもそも戦車って何じゃ?」という点についてです。

    日本は島国なのになぜ戦車が必要なのか? part1 - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/10/20
    じゃんけんの比喩はなるほどと思いましたが、戦車不要論の返答にはなっていないかな。それはpart2に請う、ご期待!
  • 鳩山新政権の安全保障政策が試される六つの試金石 - リアリズムと防衛を学ぶ

    今日、新政権の組閣が発表されます。民主・国民新・社民の連立政権です。新政権には期待もありますが、ホントに大丈夫か、という不安の目も向けられています。特に不安がられているのは「安全保障政策」です。 今後の新政権の安全保障政策を見定めるのに、どのポイントを見ればいいのでしょう。色々な観点があると思いますが、私は以下の6点に注目しています。 防衛大綱の改訂 給油法を止めるのか。アフガニスタンに行くのか。 「核の傘」協議 国連即応待機部隊 「国際緊急警察隊」構想の具体案 来年度の防衛予算の策定 それぞれについてざっと書いてみます。 1:防衛大綱の改訂 防衛大綱は、防衛政策の「長期計画」です。大綱で大枠と基方針を決めます。それに基づいて中期防衛力整備計画(中期防)という中期計画が作られます。それに従って毎年の防衛予算で装備を買ったり、部隊を再編したりします。大綱はそれら全ての大となる重要な文書で

    鳩山新政権の安全保障政策が試される六つの試金石 - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/09/16
  • 戦争はなぜ起こるか4 時刻表と第一次世界大戦 - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史 (1982年) 作者: A.J.P.テイラー,古藤晃出版社/メーカー: 新評論発売日: 1982/08メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログを見る「戦争はなぜ起こるか」はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS BEGIN」。中身はタイトルの通り、戦争がいかに開始されるかを書いています。フランス革命戦争から冷戦までの主だった戦争を取り上げています。 このは読み物としても面白く、多くの示唆を与えてくれます。戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもないようです。 前回の普仏戦争の記事では、ビスマルクを取り上げました。ビスマルクは戦争政治の手段として見事に制御しました。ところが今回の第一次世界大戦では、戦争の論理が政治を動かし、ヨーロッパ全域を空前の大戦争に追いやりました

    戦争はなぜ起こるか4 時刻表と第一次世界大戦 - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/09/12
    すごく面白いです。ややセンセーショナリズムかな。これはむしろ結果であって、原因の外交政策の比重が軽く見られてしまう恐れがあります。
  • なぜ自衛隊は街中でも迷彩服を着てるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    自衛隊の服装についてのトリビア。 自衛隊が病院の引越しを手伝う。 自衛隊は街中でも緑の迷彩なので、かえって目立つ 迷彩服着用についてのはてなーの意見 「迷彩服」は陸上自衛隊の「作業服」 民生支援をするのに、隠れる必要はない むしろ敢えて目立つ、という選択をしたイラクの陸上自衛隊 補足 関連 自衛隊が病院の引越しを手伝う。 先日、自衛隊が長崎で入院患者の移送を手伝った件で記事を書きました。 このような作業は「民生支援」といって自衛隊の活動の一つです。他にも防災のための工事や、自治体主催の大規模イベントの手伝い(札幌雪祭りなど、各地の祭事や競技会など)を自衛隊はやっています。 この場合は入院患者の移送ということで、輸送と医療のノウハウを併せ持った自衛隊が長崎市から依頼を受けたのでしょう。詳しくはこちらの記事をどうぞ。 自衛隊の意外な活動1 注射器や包帯で戦う自衛官 - リアリズムと防衛を学ぶ

    なぜ自衛隊は街中でも迷彩服を着てるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/08/09
    これはこれで結構なのだが、市街戦用の迷彩服は自衛隊は持っているのだろうか、人数分。
  • 平和と軍事の関係が一目でわかるピースボートの写真  - リアリズムと防衛を学ぶ

    数多久遠さんのところで紹介されていたので私も便乗してみます。 この写真は、ソマリア沖でピースボートの船を護衛する海上自衛隊の艦艇の姿です。 この写真を公開した大石英司先生(リンク)によると、こういうことです。 これは機密写真でも何でもなく、ご覧のように、パネル写真として、海自がとある所で一般公開しているものです。ただし海自のサイトにはまだないみたいだし、広報としてメディアに流されてもいないらしいです。 嗚呼、艨艟のピースボート!: 大石英司の代替空港 ピースボートが海上自衛隊の護衛を受ける なぜ国家は武力を持たざるをえないのか? ピースボートとソマリア漁民の対称、イルカと護衛艦の関係 日国もまた一隻のピースボート 米国の核の傘の下で憲法九条が大切と言う私たちには 関連記事 ピースボートが海上自衛隊の護衛を受ける 2ヶ月前、ピースボートがソマリア沖で海上自衛隊の護衛を受けたことがニュースに

    平和と軍事の関係が一目でわかるピースボートの写真  - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/07/14
    パールバックの大地を思い出した。あとで書くかも。
  • 「先制攻撃」「敵基地攻撃」についての法的整理ー3種に分けて考えないと無意味 - リアリズムと防衛を学ぶ

    北朝鮮の核実験とミサイル発射に伴って「敵基地攻撃能力」が議論されています。 賛成反対の両意見が盛り上がっています。ですが、そこには日国憲法が認める自衛権について色々と誤解があるようです。そこで、 いったい、憲法はどこまで自衛と認めているのか? 北朝鮮のミサイル基地を攻撃したら侵略戦争なのか? といった基的な情報をこの記事でまとめてみます。 「敵基地攻撃論」と「憲法違反論」はどちらがが正しいか? 議論のきっかけは麻生総理が記者の質問に答えた以下の発言のようです。 麻生太郎首相は26日夕、北朝鮮のミサイル発射基地への先制攻撃を想定した敵基地攻撃能力について「一定の枠組みを決めた上で、法理上は攻撃できるということは昭和30年代からの話だ」と述べ、法的には可能との認識を示した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000192-jij-po

    「先制攻撃」「敵基地攻撃」についての法的整理ー3種に分けて考えないと無意味 - リアリズムと防衛を学ぶ
    iteau
    iteau 2009/06/02
    良エントリー。よくわかりました。
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