タグ

コラムに関するkachihayaのブックマーク (22)

  • アイク・マーシャル・マッカーサー : 太田述正ブログ移転→ www.ohtan.net

    太田述正コラム#1830(2007.6.23) <アイク・マーシャル・マッカーサー>(2007.12.20公開) 1 始めに 格的なマッカーサー(Douglas MacArthur。1880〜1964年) 論は他日を期したいと思いますが、ウェイントローブ(Stanley Weintraub)の'15 STARS--Eisenhower, MacArthur, Marshall Three Generals Who Saved the American Century, Free Press' の書評等をてがかりに、アイゼンハワー(アイク=Dwight David "Ike" Eisenhower。1890〜1969年)やマーシャル(George Catlett Marshall, Jr.。1880〜1959年)との比較でマッカーサー像を浮き彫りにしてみることにしました。 2 アイク・マー

    アイク・マーシャル・マッカーサー : 太田述正ブログ移転→ www.ohtan.net
    kachihaya
    kachihaya 2016/06/21
    「マッカーサーを50人もらったとしても1人のマーシャルと交換したくない」
  • 東京スカイツリーは「先送り日本」のシンボル

    東京スカイツリーから電波を出す試験放送が、昨年末から始まった......というと、え?まだ電波を出してなかったの?と思う人が多いだろう。スカイツリーは電波塔として建てられたのに、昨年2月の完成から1年近くたってもまだ放送ができないのだ。 その原因は電波障害である。いま電波を出しているのは東京タワーだが、スカイツリーからの電波は角度が違うので、ビル陰などでは今まで映っていた家で映らなくなるところが出てくる。それをチェックするために早朝に短時間の試験放送をしているのだが、予想外に多くの電波障害が出てきた。 今度の試験放送は対象が限られているので受信障害は750件程度だが、今までのサンプル調査では約1割の受信機で電波が受けられなかった。受信世帯は関東一円で約700万世帯なので、その1割で受信できないと70万世帯が影響を受ける。 この対策としてはアンテナの向きを変えるとかケーブルテレビに変えるなど

    kachihaya
    kachihaya 2013/01/19
    東京タワーより高くなって視聴エリアが広がる」というのは嘘である。
  • 日本のオフィス仕事では、どうして「原本」が大事なのか?

    先週ワシントン・ポスト紙(電子版)に「日ではファックスが今でも健在。理由は言語と文化のため」という記事が掲載されていました。 この記事自体は、その原因として「コンピュータが日語に対応していないから」とか「旧電電以来の保守性のためブロードバンドの通信費が高価なため」などという指摘をするなど、やや的外れな解説も含まれており、気軽に書いた「異文化レポートもの」の域を出ないものでした。 ですが、確かに日では他の先進国に比較してファックスが健在ですし、それ以外にもなかなかペーパーレスが進まないなど、オフィス仕事には非効率なところがあります。同じ記事では、日には大変に効率的な部分と、スローで非生産的な部分とがあり、いわば「2つの日」があるとした上で、オフィス仕事に関しては後者だと指摘しています。確かに的を得た批判と思います。 勿論、日でも改善が進んでいないわけではないわけで、社内外における

    kachihaya
    kachihaya 2012/06/15
    目に見えるものを重視する文化云々はよくわからないが、収入印紙が役所の利権なのは間違いないだろう。
  • 大学教育を否定する、ユニクロ「大学1年4月採用」の衝撃

    毎年、秋になると授業に出てくる学生が減るが、今年は12月になってがっくり減った。就職活動の解禁が12月になったからだ。就活には「学業のさまたげになる」という批判が強いが、これは今に始まったことではない。私が学生のころから「青田買い」批判があり、政府が規制したこともあったが、企業が抜け駆けするため空文化し、その実態に合わせて協定が廃止されると就活が繰り上がる・・・といういたちごっこが繰り返されてきた。 これはゲーム理論でおなじみの「囚人のジレンマ」で、みんなが協定を守っている場合には自社だけ抜け駆けしていい人材を採ったほうが得だし、みんなが協定を守らないなら自分だけ守ると損をするので、協定を守らないことが合理的になるのだ。これを徹底すると、就職協定を無視して大学1年で採用することが合理的行動になる。 そういう企業が登場した。「ユニクロ」を経営するファーストリテイリングの柳井正社長は、大学1年

    大学教育を否定する、ユニクロ「大学1年4月採用」の衝撃
    kachihaya
    kachihaya 2011/12/23
    大学を就職までの通過点と考えている人なら確かに単なるシグナリング装置だ。
  • オリンパス事件、それでも残る疑問とは?

    実際の価値とかけ離れた巨額の企業買収費用や、常識はずれのアドバイザー料支払いなどで、少なくとも1200億円というカネが「消えた」オリンパスの事件は、昨日の社長記者会見で「先送りされた損失の穴埋め」という事件の真相が明らかになりました。10月28日にこの欄でお話した仮説は残念ながら的中してしまった形です。 とにかく、こんな巨大な金額は一部経営陣の私利私欲で動くレベルは超えていますし、反社会的な行為として脅されたとか騙されたにしても、そこまでスケールの大きな「ワル」が日に存在するはずもなく、こうした経緯でしか説明がつかないと思っていましたが、やはりそうでした。 1つ思うのは、行為の反社会性、違法性はともかく、このストーリーで「妙に納得」してしまったということに、私自身がまだまだ「日の悪しきビジネス風土」の感覚を引きずっている、肯定しないまでも発想法として染み付いているということを自覚させら

    kachihaya
    kachihaya 2011/11/09
    どうしてウッドフォード氏を社長にしたのか? 想定されるのは、内部の人間だが「ガイジン」であるウッドワード氏には真相を伏せたままで社長に就任させ、以降の経過は「成り行き任せ」であったというストーリー。
  • 意味不明な「国債の日銀引き受け」

    震災の復興財源をめぐって議論が始まっています。一つの論点は増税か国債発行かということですが、20兆円ともいわれる復興財源を増税だけでまかなうことは困難なので、国債の増発は避けられないでしょう。それはいいとして、一部で高まっている「日銀引き受け」論は、意味不明です。 たとえば中川秀直氏は「今が財政法第5条のその特別な事由でなくして、何が特別な事由なのか」と国会決議による日銀引き受けを主張し、産経新聞の田村秀男編集委員は「100兆円の復興国債」の引き受けを主張しています。彼は 政府は国債の暴落懸念を引き起こさずに、100兆円を上限に国債の形で日銀から長期借り入れできるだけのゆとりがある。というのは、政府はこれまで国民の預貯金を100兆円借り上げて米国債を保有している。政府は必要なら、日銀に米国債を担保として差し出せばよい。 と書いているが、それなら普通に国債を発行して何の不都合があるのでしょう

    意味不明な「国債の日銀引き受け」
    kachihaya
    kachihaya 2011/11/04
    国債は入札で普通に消化できる。日銀引き受けは逆に長期金利の上昇を招くおそれが強い。
  • 百合子と芳子のちょっと変わった恋愛映画

    私が初めて浜野佐知という映画監督を知ったのは04年。北原みのり(女性向けアダルトグッズショップ「ラブピースクラブ」代表)の著書『ブスの開き直り』の出版記念イベントだった。ちょうど浜野の監督作品『百合祭』が公開される少し前で、映画のテーマでもある「日社会では『ない』ことにされているババアのセックス」について語っていたのを覚えている。浜野の長いキャリアを考えれば、私が彼女を知るようになったのはずいぶん後になってからだ。 浜野はピンク映画を40年以上、数にして300以上も撮ってきた。女性監督などほとんどいなかった時代から、怒号を浴びせられ、セクハラされ、主演女優から意地悪され、それでもあきらめずに映画製作を続けてきた彼女の奮闘は、著書『女が映画を作るとき』(平凡社新書)を読んでみてほしい。 01年に作られた『百合祭』は彼女の「一般映画」第2作で、モントリオール世界映画祭はじめ各地の映画祭に出

    kachihaya
    kachihaya 2011/10/31
    映画監督・浜野佐知。「日本社会では『ない』ことにされているババアのセックス」
  • 改革派官僚をなぜ辞めさせるのかーー人事を官僚に丸投げする枝野大臣に「古賀問題」をクラブ記者に代わって直撃(長谷川 幸洋) @gendai_biz

    改革派官僚をなぜ辞めさせるのかーー 人事を官僚に丸投げする枝野大臣に 「古賀問題」をクラブ記者に代わって直撃 結局、政治主導などやる気なし 経済産業省の改革派官僚として知られた古賀茂明大臣官房付(審議官級)が、いよいよ退職に追い込まれようとしている。 コラムの読者にあらためて紹介する必要もないと思うが、古賀は2009年12月に官房付きという閑職に飛ばされて以来、仕事がなく1年9カ月にわたって「干された」状態だった。7月末に古賀に会った海江田万里元経済産業相は「また会おう」と言ったが結局、再び顔を合わせることはなく、海江田が先に辞任してしまった。 海江田の後任は鉢呂吉雄前経産相である。古賀は鉢呂に自分を使う気があるのかどうか、メールで問い合わせた。すると、鉢呂人ではなく官房長から「大臣は使う気がない」という返事があったので、いったん辞表を出した。 ところが、鉢呂は正式に古賀の辞職を承認す

    改革派官僚をなぜ辞めさせるのかーー人事を官僚に丸投げする枝野大臣に「古賀問題」をクラブ記者に代わって直撃(長谷川 幸洋) @gendai_biz
  • 米国人ラッパーが作った最強の東京PRビデオ

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔10月12日号掲載〕 東京という街を宣伝する史上最高の広告。これを作ったのは日人ではない。ギリシャ出身の無名の監督とアメリカの超人気アーティストだ。 霞が関のお役人の中で、ファレル・ウィリアムスの名を聞いたことがある人はそう多くはないだろう。だがウィリアムスは世界的なスター。73年生まれで、知名度においても影響力においても、同世代のアーティストの中では抜きんでた存在だ。多才な人物で、ラッパーであり歌手であり、ヒット曲を数多く手掛けたプロデューサーであり、作曲家であり、デザイナーとしての実績もある。 要するに、ウィリアムスは流行の最先端にいる人間ということになる。一歩先を見て、べ物や音楽旅行先のトレンドを動かす「世界のトレンドセッター」であり、世界中の若者たちが彼の意見に耳を傾ける。宣伝マンとしてはこれ以上望むべくもない存在だ。 そしてありがたい

    米国人ラッパーが作った最強の東京PRビデオ
    kachihaya
    kachihaya 2011/10/18
    俺たちが自慢したい日本と、日本好きの外国人が自慢されたい日本は違うってことだよな。
  • 真面目が“バカ”を見る?! 日本社会の未成熟:日経ビジネスオンライン

    私は工場(あるいは生産現場)に行くと、無性に感動する。取材の時だけでなく、講演会などに呼んでいただいた時も、可能な限り工場を見学させてもらうのだが、現場に足を踏み入れると決まって胸が熱くなるのだ。つい先日も、ある電力会社の発電所を取材させていただいたのだが、やはり同じだった。 恐らく工場で働く人たちの実直なまでの真面目さに、心が揺さぶられるのだと思う。 ひたすら頑固なまでに、彼らは決まった仕事を決まった時間に繰り返す。何事も起こらないように働くことが、彼らに課せられた最大の使命だ。だから、彼らは決められたことを、ミスのないように、徹底的に真面目にやる。彼らからは、「上司に評価してもらおう」とか、「いいところを見せよう」とか、「他人をおとしめてやろう」といった、卑しさや野心を微塵も感じることがない。 「日という国は、こういう人たちに支えられているんだよなぁ」とつくづく感じるのだ。 多くの現

    真面目が“バカ”を見る?! 日本社会の未成熟:日経ビジネスオンライン
  • グーグル・インスタントでもっと曖昧になる興味と人気

    グーグルは先頃、新しい検索技術グーグル・インスタント」を発表した(日での利用開始予定は数ヶ月後)。 グーグル・インスタントは、われわれの検索時間を縮めてくれる便利なものだ。検索ボックスに文字を入力し始めるやいなや、検索候補をいくつも表示し、同時に第一候補の検索結果がずらりと一覧できるようになる。すべては検索ボタンをクリックしたり、リターンキーを押したりすることなしに、である。 これまでも検索候補を表示する機能はあったが、グーグル・インスタントでは、今この瞬間により多くの人々が検索している言葉をほぼリアルタイムで示すところが異なり、しかも文字をひとつひとつ加えるごとに検索候補も検索結果の表示もガラガラと変わる。検索がまるで動画になったかのような、非常にダイナミックなものになったという感じがする。 グーグルグーグル・インスタントを検索の歴史の中でも大きな飛躍と位置づけている。同社によると

    グーグル・インスタントでもっと曖昧になる興味と人気
    kachihaya
    kachihaya 2010/09/18
     自分の本来の興味を世界の人気から分け隔てるのが難しい時代に、われわれは生きているのである。
  • 日本人には天下りがふさわしい

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 近頃の日では、政治家と官僚は90年代のオウム真理教並みに人気のようだ。政治家のスキャンダルと並んで官僚の権力乱用が連日報じられ、霞ヶ関ではもはや誰も安心していられない。 政治家たちが「絶望的な無能集団」なら、官僚は日を破滅させる卑劣な組織とみなされている。この時期、「将来は公務員になりたい」などと学生が言えば、「ポン引きになりたい」と言ったかのごとく、父親にひっぱたかれるかもしれない。「天下り」も国民への侮辱と見なされつつある。官僚はどこにも行きつかない橋を建設し、自分たちが監督すべき業界でお気楽な仕事を手にしている「ひどい奴ら」だ。 だが日人は気付いていない。鳩山由紀夫首相も退陣と相成り、5年間で4人も首相が変わるような政治不安の日では、官僚こそが「縁の下の力持ち」だということを。 私自身はお役所に出向くたびに、職員たちの熱心な仕事ぶりや優し

    日本人には天下りがふさわしい
    kachihaya
    kachihaya 2010/06/07
     自動車を停める場所があるのが驚きだ。
  • ゴールドマン叩きへの疑問

    アメリカの金融大手ゴールドマン・サックスが、米証券取引委員会(SEC)によって詐欺の疑いで提訴されました。 このニュース、日国内では、新聞の経済面に小さく掲載された程度で、詳しい報道がほとんどありません。誌5月5日・12日号は、これについて、2つの論評を掲載しています。これを読めば、何が問題なのか、よくわかります。 こういう解説が、当は求められているのに。日のメディアは何をしているのか、と慨嘆したくなります。 ゴールドマン・サックスが提訴された理由のひとつは、2007年、サブプライムローンの債権を証券化した債務担保証券(CDO)をドイツの金融大手IKB産業銀行に販売した際、CDOが値下がりすることを「知っていた」のに販売したというものです。 これについて、ファリード・ザカリア国際版編集長は、お門違いだと批判しています。 金融商品の売買は、「値上がりする」と考えている人以外に、「値下

    ゴールドマン叩きへの疑問
    kachihaya
    kachihaya 2010/05/21
     アメリカにも「けしからん罪」が存在する。
  • ネットワーク化で社会を変革せよ―― 社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(後編)

    ネットワーク化で社会を変革せよ―― 社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(後編):2030 この国のカタチ(1/3 ページ) 鈴木謙介さんは、短絡的な楽観論は主張しない。日の労働人口が確実に減ることを受け止め、可処分所得の大きいシニア世代から、若者への所得移転が必要と説く。市場規模としてもシニア世代のボリュームが大きいため、経済を回していくためにも、「できる限り彼らの資産が市場に流れるように、サービスや経済というものが考えられていく必要がある」と言う。 →若者はなぜ生きづらいのか?――社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(前編) →仕事で自己実現ってホントにOK?――社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(中編) 一方で、企業や家庭がサポートネットワークとして機能しなくなった今、日が米国のようにギャング化、スラム化しないためには、貧困者に対するセーフティネットをいち早く整備する必要がある。ただハード

    ネットワーク化で社会を変革せよ―― 社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(後編)
    kachihaya
    kachihaya 2010/05/07
    高校無料化は若者がギャングにならないために必要。
  • 仕事で自己実現ってホントにOK?――社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(中編)

    仕事で自己実現ってホントにOK?――社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(中編):2030 この国のカタチ(1/6 ページ) 昨今すっかり定着した感のある「仕事での自己実現」というフレーズ。「やりたいこと」や「好きなこと」を軸に仕事を選ぶという作法が、何だかすっかり当たり前のことのようになった感すらある。 鈴木謙介さんはこうした仕事への自己実現に対し、「半分賛成、半分反対」という。バブル期を絶頂とした消費による自己実現に比べれば、考え方としてはまとも。だが、「仕事による自己実現というのは、容易に、劣悪な環境で自分が働いていることを肯定することと同義になります」とその危険性も指摘する。また、自己実現は結果とともに、個人の意欲や気度を問われるため、その心理的な負荷は高いという。 →若者はなぜ生きづらいのか?――社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(前編) 消費による自己実現から仕事による自己実現へ

    仕事で自己実現ってホントにOK?――社会学者、鈴木謙介氏インタビュー(中編)
    kachihaya
    kachihaya 2010/05/01
    「消費による自己実現」から「仕事による自己実現」へ。
  • 2019年、日本株2倍の「真実味」

    年初に市場で流行ったクイズ。2019年、株価が09年末と比べて2倍になった国、横ばいだった国、半分になった国があった。アメリカ、日、新興市場のうち、あてはまるのはどれか。 答えは、2倍になるのが新興市場、横ばいがアメリカ、50%下落するのが日――ではない。住宅と金融のバブル崩壊から立ち直れず株価も横ばいなのがアメリカ、というところは合っている。だが株価が半分になるのはインフレに襲われる新興市場のほうで、2倍になるのは日だという。えーっ!! このクイズの基になっているのは、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が昨年12月30日にLex欄に掲載した記事「Looking back from 2019」。世界各地のFT記者がチームで執筆するLexは社説的な性格も兼ねた名物コラムで、とくに年末の回顧や展望記事は必見とされている。 そこに「日株2倍」のシナリオを入れてもらえたのは嬉しいが、半ば

  • asahi.com(朝日新聞社):Jリーグ得点王争い、レベルが低いんじゃないか - 釜本邦茂のニッポンFW論 - スポーツ

    バックナンバー  リーグの終盤になって、この状況は珍しい。Jリーグで、2002年の高原直泰(浦和レッズ、当時はジュビロ磐田)以来となる日人得点王が誕生するかもしれない。1位の15点に、前田遼一(ジュビロ磐田)と石川直宏(FC東京)。3位に14点のジュニーニョ(川崎フロンターレ)、4位に13点の岡崎慎司(清水エスパルス)とエジミウソン(浦和レッズ)が続いている。石川は17日の試合で大きなけがをしてしまったが、前田と岡崎、12得点で6位の佐藤寿人(サンフレッチェ広島)までは可能性がある。  だが、冷静に見れば、シーズン途中に外国人FWがいなくなってレベルが下がったからだと言える。まず7月に、17試合で10点とっていた名古屋グランパスのダビがカタールリーグに引き抜かれた。8月末には、21試合で11得点していたガンバ大阪のレアンドロがやはりカタールのクラブに移籍した。  29試合を消化して、ラン

  • 学生運動の季節再び?

    映画『いちご白書』で有名になったコロンビア大学のベトナム反戦運動から40年、この2009年11月現在、カリフォルニア州立大学システム(UC)では学生と学校当局が激しく対立しています。原因は学費値上げへの反対ということで、これも「あの時代」の学生運動を思わせるものです。ガス銃を構える警官隊、通りを占拠するような大規模なデモ、キャンパスの中庭で行われた学生集会、シュプレヒコールの叫び、学校「当局」の会議への乱入、数日にわたる建物の占拠、そして100人規模の逮捕者と、ま るで半世紀の時間をタイムスリップしたようなシーンがTVニュースでは続きました。 発端は学費値上げのショックに始まります。先週、UC(LA、サンタバーバラ、バークレー、サンフランシスコ、サンタクルーズ、デービス、アーバイン、マーセド、リバーサイド、サンディエゴ)では経営危機への対策として、授業料アップを発表したのですが、その内容は

  • 写真の修正について再び

    写真フィルムは楽譜だが、プリントされた写真は演奏だ――アンセル・アダムス(写真家) 写真の世界において、現実を操作することは現実を描写するのと同じくらい長い歴史をもつ。アメリカの南北戦争で遺体を並び変えたマシュー・ブレイディやアレクサンダー・ガードナーと同じことを、世界トップレベルの写真家たちがルワンダで行った。ロイターとロサンゼルス・タイムズ紙のカメラマンがレバノンとイラクでコンピューターを使って修正を行ったように、あのユージン・スミスも何枚ものネガを暗室で組み合わせて写真をでっち上げた。 スミスの名は、人道主義的な写真に対して毎年贈られる奨学金に冠され、その母体となるユージン・スミス・メモリアル基金の理事会には写真業界の多くの大物が名を連ねる。その一方で、レバノンにおける写真を修整したとして契約を打ち切られたロイターのカメラマン、アドナン・ハッジの例がある。 確かにハッジの写真は、スミ

  • 残業規制で専業主婦が激減!?若い男女に増える「養われたい願望」の矛盾 | 「婚迷時代」の男たち | ダイヤモンド・オンライン

    山下裕明さん(仮名・46歳)は、不倫の疑いをかけられていたことがある。当時は、毎日のように深夜残業で帰宅が遅かったのだ。 「だから、残業なんだってば」  「絶対、嘘!」 まだ携帯電話が出回っていない頃だったので、自宅の電話機をナンバーディスプレイのある機種に買い替えた。仕事が終わると、会社から「帰るコール」をかける。会社の電話番号が表示されるとは納得し、機嫌よく出迎えてくれた。 ところが、「ノー残業」のお達しが出てからは毎夜、早々と帰宅するようになった。毎月の残業時間数は評価に反映されるため、どんなに忙しい時期もそうそう居残れない。 まあいいか。その分、家族団らんができるし――と思ったが甘かった。 「えっ、もう帰ってきちゃったの?! 残業代が出ないと困るんだけど」 このままでは教育費が払えない、と肩を落とす。結局、彼女が働きに出ることになった。毎日夕方、子どもを塾に送り