財政制度等審議会(財務相の諮問機関)がまとめる2020年度予算案の編成に向けた建議(意見書)の概要がわかった。公的年金の財政検証をきちんとして制度の「持続可能性を担保すべきだ」との考え方を示す。金融庁の金融審議会がまとめた老後資産の報告書問題を受け、1年前の建議に明記した私的年金などでの「自助努力」との文言は削除する方向だ。【関連記事】「老後資産2000万円」問題、私的年金の議論に冷や水財制審は19日に建議をまとめ、同日中に麻生太郎財務相に手渡す予定だ。19年は5年に1回の公的年金制度の財政検証を実施するため、年金分野の課題や提言に