ロサンゼルス・ドジャースのオフィシャルカメラマン、ジョン・スーフーさんがインスタグラムを更新。日本人メジャーリーガーのパイオニアの初登板直前という超貴重写真を公開し話題となっている。 ジョン・スーフーさんの投稿に登場したのは、野茂英雄さん。ジョン・スーフーさんは「ドジャーとしての野茂のデビュー戦直前」として、クラブハウスで一点を見つめながら椅子に座る野茂さんの写真を投稿した。 1995年5月2日、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発投手としてメジャーリーグデビューを果たした野茂さん。これはその時の貴重な一枚となっている。 この投稿にSNSでは「メジャーの扉を叩いた野茂英雄。心躍る素敵な写真をいつもありがとう」「日本人にとって、とても誇らしいヒーローのスナップ写真を掲載してくださり、ありがとうございます」「懐かしすぎる」「ここからすべてが始まり、今に繋がっていますね」「侍の目」「伝説の始ま
ロサンゼルス・ドジャースの専属カメラマンであるジョン・スーフー氏が公式インスタグラムを更新。日本球界が誇るスーパーレジェンドの秘蔵写真を蔵出した。 【PHOTO】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も スーフー氏が投稿した一枚の写真に写し出されているのは、日本人メジャーリーガーのパイオニアである野茂英雄氏だ。「ドジャーとしてのノモの初登板直前だ」と題した写真には、クラブハウスの自身のロッカーに足を組んで座り、イヤホンをつけ、一点を見つめながら集中力を高める野茂氏の貴重な姿。「1995年、キャンドルスティック・パーク」と書き添えられている。 野茂氏がメジャーデビューを飾ったのは1995年5月2日、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦だった。キャンドルスティック・パークは旧本拠地で、まさに伝説の始まりとなるゲームに臨む名手の素顔を
4カ月後、彼は近鉄から任意引退選手になる了承を取り付けた。12月21日、都ホテル大阪でのことだった。 「任意引退」は所属球団との交渉において、統一契約書で選手に与えられていた唯一の権利だった。彼から近鉄にこの権利を求めたことは一度もない。要求したのは「複数年契約」のみ。だが当時、複数年契約は一般的ではなく、球団との交渉は紛糾を極めた。それが叶えられないなら、夢であるメジャーを目指したい。痺れを切らしたのは近鉄球団だった。 “我々の条件でサインできないなら任意引退だ” こんな話が出たと聞く。球団は任意引退同意書にサインを求め、野茂は署名した。 発表は'95年1月9日。日本球界史上初となる新人からの4年連続最多勝、最多奪三振に輝いた日本最高投手は、突然に任意引退選手となった。そしてメジャー挑戦を表明。日本中が大騒ぎとなった。 ドジャースを選んだのは「オマリーさんがいたから」 1月30日、野茂が
シリーズガイド(1) 『月刊プロ野球ヒーロー大図鑑』の5つの楽しみ方 日本プロ野球球団変遷図 PICK UP PLAYER(1) 大谷翔平 (日本ハムほか) 稲尾和久 (西鉄) 野茂英雄 (近鉄ほか) 野口二郎 (東京セネタースほか) 斉藤和巳 (ソフトバンク) 山口高志 (阪急) / 千賀滉大 (ソフトバンクほか)/ 渡辺久信 (西武ほか) 小宮山悟 (ロッテほか)/ 郭泰源 (西武)/ 西崎幸広 (日本ハムほか) スタンカ (南海ほか)/ 高橋直樹 (日本ハムほか)/ 米田哲也 (阪急ほか) 金田留広 (ロッテほか)/ 太田幸司 (近鉄ほか)/ 足立光宏 (阪急) 池永正明 (西鉄)/ 岸 孝之(楽天ほか)/ 山岡泰輔 (オリックス) 美馬学 (ロッテほか) / 伊藤大海(日本ハム) / 東浜 巨 (ソフトバンク)/ 今井達也 (西武) [連載]比べて分かる注目POINT 球史最速のピ
記者会見する韓国初の大リーガー、朴賛浩さん=ソウルで2024年3月20日午後3時47分、日下部元美撮影 20日に韓国・ソウルで開催された米大リーグの開幕戦で、韓国人初の大リーガー、朴賛浩(パク・チャンホ)さん(50)が始球式を務めた。試合前に開かれた記者会見では、パドレスのダルビッシュ有投手(37)や、かつてのライバル、野茂英雄さん(55)への思いを語った。 朴さんは韓国の大学を中退して1994年にドジャースに入団。レンジャーズ、パドレスなどに在籍し、アジア出身の投手として最多のメジャー通算124勝を挙げた。2015年には米国で、日本からのメジャー挑戦の流れをつくった野茂さんと共に「ベースボール・パイオニア賞」を受賞した。 朴さんは20日の会見で、ダルビッシュ投手(メジャー通算103勝)が自身の記録に近づいていることについて問われると、大リーグで限界を感じた時に「野茂選手(同123勝)の記
朴賛浩氏「本当に感慨深い」 両軍半分ずつのユニホームで始球式
◆◆◆ 「もう辞めてくれ」「これ、任意引退証」 「ベースボールマガジン」別冊薫風号「野茂英雄と近鉄バファローズ」によると、近鉄の投手コーチで野茂の理解者だった佐藤道郎は、年が明けた1995年1月5日頃、前田泰男球団代表から電話があり、野茂サイドと7日に名古屋で会うから同席してくれと依頼されたという。佐藤は南海時代、野村克也の家で高校生の団野村と面識もあった。交渉の席上で近鉄側は総額1億円近い出来高契約を提示するも、それらには目もくれず「メジャーへ行かせてください」と主張する野茂。話は平行線を辿り、意見を求められた佐藤は「代表、天下の近鉄なんだから、バンザイして(メジャーに)行かせてあげましょうよ!」と思い切って発言する。これを受け、前田代表も「俺も微力ながら努力するよ!」とメジャー挑戦を容認するのだ。そして、1995年1月9日、野茂は任意引退と大リーグ入りの決意を記者会見で語るのである。
当時、近鉄時代の野茂英雄の投球を捕手の真後ろから見ていた、元パ・リーグ審判員の山崎夏生は、「週刊ベースボールONLINE」で伝家の宝刀フォークボールの衝撃を回想している。 「18.44メートルの真ん中に来るまではストレートの軌道とまったく同じ。球速は130キロ台ながら、リリースしたときは直球のように伸びる感じが特徴的でしたね。そこからブレーキが効いたようにストンと落ちる。打者と同じように、真後ろでジャッジしているわれわれも直球とフォークの見分けがつかなかった」 毎年当たり前のように最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得する一方で、普段は朝まで飲むこともあったが、登板前になると激しいトレーニングで自分を追い込む背番号11。それを見た野手陣は、アイツが投げる明日は絶対負けられんと外出を控える。まさにエースだった。 「野茂は太りすぎや」決裂の予感 圧倒的な実績を残し続けるうちに、野茂にもトップ選手と
野茂英雄が無名だった高校時代。巨人や日本ハムがドラフト外で獲得を検討する一方で、大学や社会人のスカウトからは「あのフォームじゃウチはとらへん」と酷評された。
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米メディア「FOXスポーツ」が日本人先発投手の1年目をランク付け 2024年シーズンを前に、NPBから山本由伸投手、今永昇太投手の2人の先発投手がメジャー契約を結んだ。すでに大谷翔平投手やダルビッシュ有投手が活躍する中、米メディア「FOXスポーツ」は、日本人先発投手の1年目の成績をランキング形式で紹介した。 記事では「メジャーリーグは2024年、日本のプロ野球からさらに2人の才能高き投手を迎えることになる」と、山本と今永を紹介。「両投手についての現時点での大きな疑問は、彼らの才能がメジャーでどれだけ通用するかということだ」とし、過去の日本人先発投手の1年目を振り返った。 1位には野茂英雄が挙げられており、「ノモがメジャーに到達するまでの道のりが困難であったことは間違いないが、それは耐える価値のある苦労だった。最終的に彼はこのリストに載った全員に道を開いたのである」と説明されている。 野茂は
現地1月11日、シカゴ・カブスが横浜DeNAからポスティングシステムを利用してMLB入りを目指していた今永昇太と4年契約を結んだことを発表した。晴れてメジャーリーガーとなった左腕のもとには、すでに球団関係者や地元ファンから、先発ローテーションの柱として期待の声が伝えられている。 【PHOTO大谷翔平、ダルビッシュ、吉田正尚!メジャーリーグで活躍する日本人選手を一挙紹介! そして、新たな日本人メジャーリーガーの誕生を受け、米放送局『FOX Sports』は、「日本人先発投手10人のルーキー・シーズンランキング」という興味深い記事を配信した。 特集記事には、現役の日本人メジャーリーガーから過去の日本人投手が、ずらりとランクイン。多士済々な顔ぶれには懐かしいピッチャーも名を連ねた。 まず10位には、2018年にロサンゼルス・エンジェルスの一員となり、新シーズンから同じロサンゼルスを本拠地に置く名
メジャーが、本当の意味で日本野球のレベルを認めた証しと言っていい。大谷翔平投手(29)がドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)で契約したのに続き、山本由伸投手(25)もド軍と12年総額3億2500万ドル(約455億円)で契約を交わした。大谷はプロスポーツ史上最高額、山本はメジャーの投手史上最高額。なぜ、日本人選手がこれほど破格の評価を受けるのか。95年の野茂英雄以来、「日本人ブランド」が上がってきた過程を、3回にわたって探る。 ◇ ◇ ◇ 1015億円。一般社会とは比較にならない年俸を手にするプロアスリートとはいえ、だれもが現実味を感じられないほど桁外れの数字となった。「二刀流」で球界の常識を覆した大谷は、確かに特例かもしれない。だが、まだメジャーのマウンドで1球も投げていない山本も、巨額の契約を結んだ。それほど「日本人ブランド」への信頼感は着実に高まっていた。 野茂英雄
今オフ、ポスティングでのMLB移籍を狙う今永昇太は、WBC決勝・アメリカ戦に先発しメジャーでも通用する実力を披露した 【Photo by Daniel Shirey/WBCI/MLB Photos via Getty Images】 今オフにFA権を行使した7選手の中で唯一、メジャーリーグ(MLB)への移籍を目指しているのが松井裕樹(楽天)だ。高卒1年目から一軍で活躍してきた左腕投手は入団10年目の今季、海外FA権を取得してMLB挑戦を表明した。 一方、ポスティングシステムでメジャー移籍を狙うのが山本由伸(オリックス、入団7年目)、今永昇太(DeNA、同8年目)、上沢直之(日本ハム、同12年目)の3人だ。 2013年以降、海外FA権を行使してMLB球団と契約したのは昨年オフの千賀滉大(ソフトバンク→メッツ)ら4人。対して、ポスティングでメジャーに移籍したのは昨年オフの吉田正尚(オリックス→
MLB2年目の1996年、野茂はドジャースと3年総額430万ドルのメジャー契約を結ぶ。その安心感もあってか、野茂は昨年以上の素晴らしい成績を残す。4月13日のフロリダ・マーリンズ戦で17奪三振の完投勝利。7月に日米通算100勝を達成。9月1日にはメジャー史上3人目となるデビューから2年連続200奪三振という記録を樹立した。 そして迎えた同17日、コロラド・ロッキーズ戦。ロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドは標高約1600mの高地にあり、気圧の低さから打球がよく飛ぶことで知られている。しかも雨のために試合開始は2時間も遅れ、気温が10℃以下にまで下がるという、投手にとって最悪の条件。誰もが荒れた試合展開を予想した。 ノーヒット・ノーランを達成した野茂を祝福する捕手のピアザ 先発した野茂は、初回、2回と四球でランナーを許す苦しい投球内容。3回からは代名詞のトルネードを封印し、足場の安定
MLBの挑戦者たち 〜メジャーリーグに挑んだ全日本人選手の足跡 Vol.1 野茂英雄/日米球界をつなぐパイオニア【前編】 大谷翔平を筆頭に、日本人メジャーリーガーの活躍が珍しくなくなった現在。でも、かつてMLBと日本のプロ野球の間には、越えがたい高い壁が存在していた。MLBは憧れどころかファンタジーの世界であり、選手たちは本物のモンスターに見えたものだ。そんなとんでもない場所へ単身乗りこんだのが、日本の怪物・野茂英雄。トルネード投法で米球界を席巻し、引退までの13年間にノーヒットノーラン2回、最多奪三振2回、新人王受賞という偉大な成績を残した。彼がいなければ、現在のような日本人メジャーリーガーの全盛期はなかっただろうともいわれる。その名に違わぬ日本野球界のヒーローである。 野茂のメジャー挑戦は、決して楽な道のりではなかった。何しろ前例がない。日本人初のメジャーリーガーは村上雅則氏だが、村上
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