(セ・リーグ、DeNA3-3中日=九回規定により引き分け、6回戦、中日5勝1分、4日、横浜)まるでサヨナラ勝ちしたかのように、試合後の中畑監督はハイテンションだった。2点差を追う九回、マウンドには中日の守護神・岩瀬。敗色濃厚の中で、ラミレスと中村が左翼席へ連弾。同点に持ち込んだ。 「たたきすぎて手が痛いよ。ウチにとっては勝ちに等しいというか、勝ち以上の価値があったね」 土壇場の粘りをたたえた中畑監督。特に喜んだのがラミレスの今季初本塁打で「(今後へ)すごい一発になる気がします。勝ちます!」と、5日の中日戦(横浜)からの反攻を予告した。 だが、記録上はもちろん、勝ってない。ファンの反応も厳しかった。この日は、すっかりおなじみ「全額返金!? アツいぜ! チケット」(4000円)の3試合目。引き分けは半額を上限に返金されるが、劇的ドローに酔う監督をヨソに「対象50人のうち、ほとんどの方が返金窓口