「声の文化と文字の文化」で考える、Twitter「声の文化」説 「声の文化と文字の文化」で、話し言葉と書き言葉の違いを探るぞ!の続き。話し言葉と書き言葉の発され方とか、文脈のつながり方とかに違いがあるのでは……などと思って買ったのですが、この本のテーマはもっと根本的な。文字を持たない文化と文字を持つ文化の違いを探るものでした(タイトルの通りですが)。これはこれで非常に興味深い内容です。 声の文化と文字の文化 本書1章で、文字の文化を知る我々が声の文化を理解することは難しい。それは、言ってみれば「馬」を見たことのない人が「タイヤなし自動車」として理解するようなものだ(初期の自動車が「馬なし馬車」として売り込まれたという逸話の裏返しでしょう)といった話がされます。なので覚悟を決めて読み進めます。 実際に私自身、読んでいてピンと来ないところも多いのですが、文字を持たない「声の文化」の特性に