不老不死薬が出来る? シエラ・サイエンセズが酵素テロメラーゼを活性化する物質を発見 細胞分裂の際、染色体を保護する保護膜のような働きをするのがテロメア構造と呼ばれるもので、テロメラーゼ活性が低い細胞は細胞分裂を繰り返すたびにテロメアの短縮が進み細胞分裂の停止がおきる。 体細胞はテロメラーゼ活性が低い為、だから細胞分裂のたびに「保護膜」が短くなり、最後には分裂停止のシグナルが出てしまう(老化)そうだ。 また、ガン細胞の中に大量に存在するが、正常な組織の細胞の中には見られないのがこのテロメラーゼ酵素で、ガン細胞がいつまでたっても死なない理由がここにあるという。 ガン患者にとってはあまりこのましくない酵素ではあるが、活性化させる物質ができるのなら、不活性化させる物質の発見も可能かもしれないわけで、今後の染色体研究に注目してみたいんだ。 まあ日本の場合には、書類上でなら不老不死が実現可能だったりす
地球の北磁極[地磁気のS極。方位磁針のN極が真下を向く地点]と南磁極[地磁気のN極。方位磁針のS極が真下を向く地点]が、すさまじい速さで入れ替わる途中の瞬間が保存されていると見られる磁性を帯びた鉱物が、1500万年前の岩石から発見された。 このような「地球磁場の逆転」は、数十万年ごとに発生しているが、通常、1回の逆転に約4000年を要するとされている。ところが、米国ネバダ州の岩石を調査した結果、この磁場の逆転が驚くべき高速で起こる可能性が示された。 [古地磁気学によって、地磁気の逆転が、過去360万年で11回起こったことがわかっている。より長い期間を見ると平均して100万年に1.5回の割合で発生しているが、その割合はかなり不規則で、たとえば白亜紀には1千万年以上にわたって逆転のない期間があったと推定されている] 磁場の逆転現象の理由についてはわかっていないが、研究者の多くは、そもそも磁場が
前の記事 小惑星が接近中+「小惑星発見の歴史」動画 脳が加速するとき:「恐怖の時」はなぜ遅い? 2010年9月 8日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Jonah Lehre 人間にとって、時間の感覚とは何だろうか。この問題に関連して、ベイラー医科大学のDavid Eagleman氏は、人間が本当に恐怖を感じるときに時間がゆっくり進む(ように感じられること)という現象に関心を持った。 もちろん、実験室で被験者を死ぬほど怖がらせることは難しいし、倫理規定にも反する。そこでEagleman氏は、この現象を研究するための独創的な実験方法を思いついた。紐なしのバンジージャンプである「SCADジャンプ」を利用したのだ。実験では、被験者は地上約45メートルの高さから落とされ、(うまくいけば)大きなネットの上に着地する。 [Eagleman氏
タイムトラベルで生じる矛盾「タイムパラドックス」を回避する方法が発見される 1 名前: 家畜人工授精師(アラバマ州):2010/07/29(木) 11:47:28.24 ID:XWkuqrYk ?PLT 過去へのタイムトラベルが実現した場合、それによって生じ得る矛盾が回避される代わりに、奇妙で不可思議な出来事が巻き起こるかもしれない。その可能性について検証した研究論文が7月15日(米国時間)、マサチューセッツ工科大学(MIT)のセス・ロイド(Seth Lloyd)氏率いる研究チームによって発表された。 (中略) プレプリント・サーバーの『arXiv』に発表された今回の論文によると、事後選択モデルというこのモデルは、後に未来でパラドックスとなりそうな出来事が起こる可能性はあらかじめ除外されるというもので、たとえばタイムトラベラーが自らの誕生を阻止できるなどという不穏な概念は排除される。「われ
電気ショックを避けようと、左前脚でレバーを押す「天才ラット」=渡辺哲・東海大学教授提供周りの様子を探る天才ラット=東海大学 賢いラットを実験で選び出し、95世代かけ合わせて、「天才ラット」を誕生させた。東海大学が30年がかりで育てた。普通のラットは学習能力の実験で360回中、多い時は8割以上失敗するが、「天才」はほぼノーミス。殺虫剤や農薬など化学物質が学習能力に与える影響などを調べる実験に役立ちそうだ。 「天才」は、30秒ごとにレバーを押さないと軽い電気ショックを受ける実験で、学習能力の高かった個体同士を繰り返し、交配してつくった。「賢さ」が安定するまで約20年かかったという。 天才ぶりはこの実験で実証済みだ。普通のラットは、毎日30分、レバーの押し方を教えても、360回のうち100〜300回は失敗する。一方、「天才」は360回中、失敗は平均で5回ほど。 水の中を泳いでゴールを探す
唐木 英明(東京大学名誉教授)の主宰する食品安全情報ネットワークが小学館発行誌ビッグコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」に対して抗議を行った。 FSINetwork:美味しんぼ「美味しんぼ」第592話での遺伝子組み換え作物および農薬の安全性に関して、 株式会社小学館週刊ビッグコミックスピリッツ編集長宛に情報提供と訂正要望の文書を提出しました。 その後、編集長と話し合いの機会を持つことができました。その結果、編集長は「抗議には根拠がないと考えている」と主張され、合意に達することはありませんでした。しかし、話し合いは必ずしもすれ違いではなく、お互いの立場を相互に理解できたと思います。そして編集長から、今後、食品の安全性について取り上げる機会があれば、今日の話し合いの結果も参考にしたいというコメントがありました。 このことはネット上でも話題になり、J-CASTニュースでも報じられた。 遺
09 July 2010 実験用マウスは、変異を起こしてメラトニンを合成できなくなり、早く性成熟するように進化していた 実験用動物は、生物に関する基本的な知識だけでなく、人間の病気についても貴重な知見を与えてくれる。しかし、実験用の動物は人に長年飼われてきた結果、野生本来の特性を失い、人間の生理機能と異なってしまったため、実験や解析が難しくなる場合もある。 理研脳科学総合研究センター(埼玉県和光市)の加藤忠史チームリーダー(TL)と笠原和起副TLは、まさにそうした難題に遭遇してしまった。2人は、自分たちが開発した双極性障害のマウスモデルを用い、メラトニンが双極性障害のマウスモデルに与える効果を調べようとしていた。メラトニンは、生体の1日周期の概日リズムを微調整するホルモンで、脳の松果体から夜になると分泌される。「以前から、研究者や精神科医は、メラトニンは気分障害と何か関係があるのではないか
【研究 – 全般&科学】 日本の科学研究動向レポート、『グローバル・リサーチ・レポート:日本』を発表~日本の論文数はほぼ横ばい、中国など新興国の台頭もあり論文数の世界シェアは低下~ – トムソン・ロイター 2010年7月7日 論文から見た日本の研究業績低迷明らかに – サイエンスポータル 日本は「質」の低い基礎科学研究論文を「量」産する国でしかないのか:ISIトムソン・ロイターズのデータが示すもの / ついに日本のサイエンスの「老化」が始まった?:相対的のみならず、絶対的な生産性の低下という事実が示すもの – 当blog 今年の春にかなり集中的に議論されていた、「日本のサイエンスの老化」問題。当時はEssential Science Indicatorのデータに基づいて研究者同士で議論を交わしていたのですが、今回ついにそのESIの総元締めであるトムソン・ロイター自身が定例リリースしている”
前の記事 『HTC Hero』のAndroidアップデートは危険 16km間隔での「量子テレポーテーション」に成功 次の記事 日本人研究者らが「蝶型」の小型飛行機を製作(動画) 2010年5月21日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Alexis Madrigal ハーバード大学の田中博人氏や東京大学の下山勲教授らは、チョウの飛行の生体力学を理解する目的で、小型の蝶型飛行機を製作した。 ただし、この小型飛行機から、チョウが実際に空中を飛ぶ仕組みがわかるわけではない、と研究論文の執筆者の1人であるカリフォルニア大学バークレー校の生理学者Robert Dudley氏は述べている。この研究は、5月20日付けで『Bioinspiration & Biomimetics』誌に発表される予定だ。 チョウの飛行は、「カラスの飛び方」とほぼ正反
離陸の準備をするカナダ沿岸警備隊のパイロット。彼も“スーパータスカー”なのだろうか。 (Photograph by Pete Ryan National Geographic Stock) 携帯電話をかけるなど別のことをしながら運転すると、ほとんどの人がうまく運転できないことは、既に多くの研究で明らかになっている。その一方で、複数の作業を同時に行っても、いつもと同じか、いつもよりうまく作業をこなせる“超人的”な能力の持ち主が少数ながら存在することが新しい研究で判明した。 研究によれば、このような“スーパータスカー”は約40人に1人の割合で存在するという。この発見により、複数の情報の流れを人間の脳がどのように処理するのかにについての新しい研究が数多く展開する可能性がある。 スーパータスカーの存在は「一見すると従来の認知理論に反しているように思える」と、研究の共著者でユタ大学の心理学者ジェ
ノーベル賞受賞者や大学がこぞって異論の声を上げた、民主党政権による科学技術の「事業仕分け」。あれから4カ月が経った。間もなく、第2回目の事業仕分けが行われようとしている。 この間、「事業仕分け」の対象となった科学技術の現場で、何が起きているのか。科学技術の未来はどうなるのか。「メタルカラーの時代」などで20年以上にわたり先端の科学技術を取材してきたノンフィクション作家の山根一眞氏が警鐘を鳴らす。 科学技術は世界の課題解決を実現して人類の幸福に寄与するためのものであり、目先の成果ばかりに目を向ければ道を誤る。また、企業や大学のみでは経済的な負担が大きすぎて手にできない施設や研究環境は、国が担うことで世界でのプライオリティを手にすることができ、新たな産業や富の源泉をもたらすなど活気ある未来を築くことが可能となる。 だが、2009年11月に行われた「事業仕分け」ではカネをしぼり出すことしか頭にな
神経科学系のポスドクが、脳研究に関する論文・神経科学の大衆化・ポスドク問題・ワインetc.についてマニアックに綴るblog 【研究 - 全般】 グラフで見る日本の科学研究の後退(?):日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より減少 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか 日本は低IF誌の中でのみ威張れるお山の大将なのか?PubMedから得られた神経科学(マクロ・システム分野)系論文の動向に基づく考察 / 日本は「質」の低い基礎科学研究論文を「量」産する国でしかないのか:ISIトムソン・ロイターズのデータが示すもの(追記2件あり) / 質の低い研究者をどんどん増やして「チームの選手層を薄くしてしまう」現行の日本のシステムこそが問題 - 当blog関連エントリ 図書館情報学がご専門のmin2-flyさんが、以前当blogでもやった「世界の中における日本の基礎科学研
・代替医療のトリック 現代のタブーに真っ向勝負。 『フェルマーの最終定理』『暗号解読』『ビッグバン宇宙論』を著した現代最高の科学ライター サイモン・シンが、次はどんな定理に挑むかと思ったら、意表をついて「代替医療」を斬る本を出してきた。ドイツの代替医療研究の大学教授と組んでの共著。翻訳はサイモン・シンの名訳を生み続けてきた青木薫氏。 まだ「代替医療」という言葉が一般にわかりにくい気がするのだけれど、要は、鍼、ホメオパシー、カイロプラティック、ハーブ治療などを指す。代替医療のほとんどは科学的にはインチキで治療効果はまったくないという事実を科学的に明らかにした本だ。それらを職業や商売にしている人たち(国内でも何十万人もいるだろう)に死刑宣告をしたようなもので、かなりヤバイ本かもしれない。今後、論争が起きそうだ。 やり玉に挙げられるのは、ホメオパシー、鍼、カイロプラティック、ハーブ療法、アロマセ
そんなに蒼い光を出したかったら普通のLEDに蒼セロハンかぶせればいいだけでしょ?? 1990年代最大の発明だとか言われてる意味が分らない うわ、すげーゆとりクンだな まずもって「普通」のLEDってなに? 青が出来るまでは赤から緑までの色しか出来なかったんだよ。 まず、光には「周波数」があってだな 赤<黄色<緑<青<紫 の順で周波数が高い訳で、周波数の低い光(赤、緑)に青いセロファン かぶせても青くは見えないんだよ。 基本的にはLEDは単一周波数でそれより高い周波数の色には変換するのは出来ない。 じゃぁ、今ある「白」のLEDはどうやってるかというと「青」のLEDの表面 に「黄色」の蛍光物質をかぶせて白にみせてるんだ。 だから青がなければ白色LEDも出来なかった訳、分かる? 青色LEDの発明によって可視光のすべてが表現出来る様になった為 画期的なことだって言われてるんだ
前の記事 「氷の無い北極」に備える各国の軍隊 子どもがだまされにくい理由:「エビングハウス錯視」研究 2009年12月 1日 Bruce Bower エビングハウス錯視の例。実際には同じ大きさだが、左側のほうが小さく見える。画像はWikipedia 百聞は一見に如かずというが、時には見ることで騙されることがある。そしてそれは年齢によって異なるようだ。子どもと大人では、同じ物体でも大きさが異なって見え、大人が騙される錯視に子どもは騙されないことが、最新研究によって明らかになった。 錯視の起こしやすさに子どもと大人で差がある、というこの研究結果は、視覚を部分で捉えず、視覚全体を文脈として把握しようとする脳の能力がゆっくりと発達するものであることを示唆していると、スコットランドにあるスターリング大学の心理学者、Martin Doherty氏らの研究チームは述べている。同チームは、『Develop
【類似サイトにご注意ください!】 当サイトに類似した名称で「会員登録を促すサイト」があるというご報告を受けております。2015年6月現在「サイエンス チャンネル」において会員登録が必要なサービスや、課金をするサービスは一切行っておりません。 【ご注意ください! コンテンツ無断転載の禁止について】 科学技術振興機構が違法な利用と認めた場合には、当該コンテンツの閲覧またはアカウント停止などの手続きを取りますのでご注意ください。詳細は利用規約をご覧ください。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く