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人生と記憶に関するkenzy_nのブックマーク (2)

  • 或る恩人の死によせて。 - Everything you've ever Dreamed

    生きるというのは自分の居場所を見つけて維持することではないだろうか。その目的のために人は働いたり学んだりする。人生ってやつをシンプルに分解すればそんなもんだろう。失業期間中、普通に働いていてはなかなか見ることの出来ない昼間の街とそこに暮らす人たちを観察することが出来た。僕は人生のほとんどすべての時間を同じ地域で過ごしている。つまり昼間の街を観察することは自ずと自分の過去との邂逅になってしまう。商店街の片隅にある懐かしい商店。その店は中学のときの友人の実家で、30年近い昔(昭和63年)、部活動を引退したあとの秋から冬にかけて何もやることのなくなった僕はよくそこの二階に入り浸っていた。優等生でもヤンキー不良でもなかった。そしてそれらの取り巻きにもなりたくもなかった僕には居場所がなかった。優等生は崇拝するほど優秀な頭脳を持っていなかったし、ヤンキー不良はスタイルに固執するばかりの退屈な存在でしか

    或る恩人の死によせて。 - Everything you've ever Dreamed
    kenzy_n
    kenzy_n 2017/08/29
    かえらないあの日の思い出
  • それでも家を貸しました。 - Everything you've ever Dreamed

    かつてパーッ!と使ってしまった100万円が、今、財布に残っていたら。そんな後ろ向きな考えをするようになったのは僕の失業が7か月目に突入したからだ。後先考えずにあんな大金をつかってしまうなんて、狂っていたのかもしれない。夏になると庭いじりをする祖父の姿を思い出す。元旦に生まれた祖父は震災の約一週間前ヒナ祭りの日に百歳で死んだ。亡くなる前年の夏まで足腰はしっかりしており、ロッテ・オリオンズの野球帽をかぶってシャカシャカ街を歩き回る姿は、僕に、永遠に生き続ける鬼や、すでに死んでいるゾンビを連想させた。ゾンビマンは庭いじり中に大きな石を持ち上げようとして、バランスを崩し、倒れ、急速に衰えはじめる。あっという間に通院からの入院コンボを決めてしまう。衰えていく祖父は、死に直面して達観した人間のような静謐さとは正反対で、喧嘩別れした親戚や、金を貸したままになっている飲み友達をやり玉に挙げてボコボコ。やり

    それでも家を貸しました。 - Everything you've ever Dreamed
    kenzy_n
    kenzy_n 2017/07/04
    生きのびてこそ
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