《この記事は約 8 分で読めます(1分で600字計算)》 新型コロナウイルス感染拡大を受け、新学期からオンライン授業を行っている工学院大学附属中学校・高等学校。そこで働く司書教諭の有山裕美子氏は、生徒たちの自発的な動きに感心させられた。短期集中連載の、今回は後編。前編はこちら。中編はこちら。 改めて学校図書館を問い直す〈後編〉 改めて「情報」とは それでは、学校図書館で扱うべき「情報」とは何だろうか。IT用語辞典によれば情報とはインフォメーションであり、「物事の事情を人に伝えるもの。また、それを文字や図表、画像、音声、映像などを使って表現したもの」のことである。 当然のことながら学校で扱う「情報」は多岐にわたる。印刷メディアであれば、教科書、新聞・雑誌、図書等。視聴覚メディアであれば、写真やポスターなどの紙の媒体もあれば、CDやDVD、ブルーレイディスクなどを媒体とした音声教材や映像教材が
【世界最小クラスの産業用ドローン「IBIS(アイビス)」】船橋市・西図書館の「AI蔵書点検システム」試験導入において、IBISによる書架自動撮影の検証を実施~自動巡回ドローンの導入検討により、作業員のさらなる負荷軽減・効率化を目指す〜 株式会社 Liberaware(以下 Liberaware)は、千葉県船橋市・西図書館における京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下 KCCS)の「AI 蔵書点検システム」試験導入に伴い、蔵書点検の無人化を目指し、特殊小型ドローン「IBIS」の自動飛行・撮影と「AI 蔵書点検システム」との連携について検証を実施することをお知らせします。 ■図書館における蔵書点検業務の負荷軽減へ 現状の図書館における蔵書点検は、全資料を専用の機器で 1 点ずつ読み取り、図書館システム上の蔵書データと照合するため業務負荷が高い業務となっています。(※1) 船橋市は、AI
2月15日(土)、16日(日)の両日にわたって、10時から18時まで、みっちり講座を開催しました。参加者は図書館員だけではなく、他業種からもあり、助手役も含めて19人が参加する満員御礼の大盛況となりました。 下の写真は1日目の様子。大向一輝先生のおもしろくてためになる講義を聞いています。 <内容> 図書館/NII等のwebサービスを通して、ICT技術の活用事例を知る Webアプリケーションやデータベースを用いた情報システムの仕組みを学ぶ 実習形式で、データベースの構築・管理・利用を学ぶ こんなに頭を使ったのは40数年ぶりかも? というぐらい頭がクラクラしました。ものすごく勉強になった「図書館員のためのデータベース入門講座」。ありがとうございました!何人もの方からお土産やカンパや現物寄付などいただきました。そしてなによりも、大向先生の楽しい講義と厳しい実習に心から感謝いたします。 ↓の写真は
仙台市立の宮城野、泉両図書館で、出入り口に設置した蔵書の盗難防止ゲートが効果を発揮している。蔵書に占める行方不明図書の割合(不明率)が、ゲート未設置の図書館を大きく下回る。不明図書は全7館で年間4000冊前後に及び、被害額は700万円を超える。市は他館にもゲートを設置し「市民の財産」を守る切り札にする。 盗難防止ゲートは貸し出し手続きを経ず、磁気テープやICタグが付いたままの書籍、視聴覚資料を持って通過すると警告音が鳴る。泉は2009年3月の改修時、宮城野は12年10月の移転新築時に設置した。 17年度の図書館別の不明率は表の通り。 ゲート未設置だった青葉区のせんだいメディアテークに入る市民図書館が、最も高かった。やはりゲートの設置されていなかった太白、若林、宮城野区の榴岡、青葉区の広瀬の4館がこれに続き、0.05%にとどまった宮城野、泉との差がはっきりと出た。 市民図書館は不明図書の約6
『図書館巡礼』は、書物と図書館について四方山話を集めた一冊だ。「本」を追い求める営みが真摯で、ひたむきであればあるほど、常軌を逸した書痴っぷりが伝わってきて、非常に楽しい。 知の泥棒の歴史 『図書館巡礼』の著者は気づいていなさそうだが、本書は、知の泥棒の歴史に見える。 口伝、写本、書物、ROM、媒体は異なれども、人は知を集めようとしてきた。知は必ずしも正当な方法で集められるとは限らない。ひそかに盗み出されたり、言葉巧みに持ち出されそのまま帰ってこなかったり、ときに権力者によって強制的に収奪されることもある。 さらに、知の集積所である図書館には、知識だけでなく、知を司る人や、それを複製する人、売り買いする人たちが集まる。中には不心得者がいて、写本を失敬し、売りさばいたり自分のモノにする人もいる。 こうした知の泥棒たちは、自分の行為をやましいと思っていない。むしろ、その書物の本当の価値を知って
いたたまれないニュースだった。 digital.asahi.com ログインが必要な部分があるので、まとめると… 不妊治療により多胎児を出産 飲食店経営の実家は多忙で頼れず 夫は育児が不得手、また半年の育児休業期間は終了 市に相談したが、双子の育児ガイドブックと多胎育児経験者の会のチラシを渡されただけ 保健師に「ファミリーサポートセンター」の利用を勧められたが、事前面談に3人の乳児を連れて行くことが難しく利用しなかった あまりに悪条件が重なりすぎていて、これで実刑判決は理不尽ではないかと思わざるを得ない。 またこの件に関しては、自治体の対応に不十分さを感じないではいられなかった。事前面談に行けなかったことなど、よく言われる「制度はあっても、肝心の制度を必要とする人が利用できない」という典型例ではないのか? 行政を批判すると文句を言う人が必ず出てくることを承知で書くが、豊田市は周知の通りトヨ
ここのところのニュースは、精神をガリガリ削られるものばかりのように感じられる。児童虐待、有名アスリートや人気芸能人の難病告白、いじめ裁判…事案そのものもさることながら、それに伴って主にネットで流れてくる雑音が、特に精神に来る。闘病中の人に対して政治家のとんでもないコメントが相次いだことといい、児童虐待に関してTVタレントがデマを流したことといい…そしてそれらに対して、定番どころの「発言の一部の切り取りだ」という反論が出たり、反論に対して「発言を全部読んだら余計に酷かった」というこれまた定番どころの反・反論が出たり…要するに当事者がそっちのけになっている。 「お前らいい加減にしろ!」と叫びたいところだが、そう発言すること自体が雑音を一つ増やす結果にしかならない。無言の行の最中に「お前ら無言の行の最中だぞ」と言うようなものだ。 それに問題のどれ一つをとっても、一人の力でどうこうできるような性質
高知県立大学(野嶋佐由美学長)が、永国寺キャンパスの図書館が昨春新設される際、旧館よりも建物が小さいため全ての蔵書を引き継げないとして、約3万8千冊に及ぶ図書や雑誌を焼却処分にしていたことが8月16日までに分かった。中には戦前の郷土関係の本をはじめ、現在は古書店でも入手が難しい絶版本、高値で取引されている本が多数含まれている。焼却せずに活用する方策をなぜ取らなかったのか、議論になりそうだ。 新図書館の狭さ理由 同大によると、焼却したのは3万8132冊(単行本や新書などの図書2万5432冊、雑誌1万2700冊)。2014~16年度中に断続的に13回に分けて、業者に委託して高知市の清掃工場に運び込み、司書らが立ち会う下で焼却したという。 焼却した図書2万5432冊のうち、複数冊所蔵している同じ本(複本)を減らしたのが1万8773冊。残りの6659冊は複本がなく、今回の焼却で同大図書館からは完全
記録的な豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市の真備町では、ボランティア団体が泥や水につかった公文書や史料の汚れを洗い流す作業を行いました。 放置しておくとカビや細菌が繁殖し腐食してしまうため、災害時に文書を修復する活動を行っているボランティア団体が21日、公文書や史料の汚れを洗い流す作業を行いました。 ボランティアの人たちは、公文書についた泥をはけを使って丁寧に落としていたほか、江戸時代のものとみられる古文書には消毒用のアルコールを吹きかけて洗っていました。 団体の代表で岡山大学大学院の今津勝紀教授は「この町の歴史をたどるうえでも古文書や公文書などを残しておかないといけない。被災した家庭にも歴史の資料がある場合は、捨てないできちんと保存してほしい」と話していました。 倉敷市真備町では「市立真備図書館」の1階が浸水し、およそ12万冊の本や雑誌のほか、契約書などの公文書が泥や水につかりました。
絵本あるある はやくいいたい「ページ数の割に高くないか?」って思う。失敗したくないから、自分が子供の頃に読んでもらった絵本とか、ベストセラーを買いがち。で、「案外反応よくないな?」ってなる。 いや、実際のところ、ベストセラーはやっぱりすごい。こどもの感性にピッタリフィットした場合、誇張抜きで100回ぐらい読むから「これで1,000円? 激安やな!」って思うんです。 うちのこどもの場合だと だるまさんシリーズ(かがくいひろし)いないないばああそび(木村裕一)やさいさん(tupera tupera)おててがでたよ(林明子)きんぎょがにげた(五味太郎)はらぺこあおむし(エリック・カール)からすのパンやさん(かこさとし)ぐりとぐら(中川李枝子、山脇百合子)(通年で)こどものとも012シリーズ以上、1歳から2歳の成長過程でこどものハートを盗んだ順。このへんは、もう、ほんと聖書と書いてバイブル。 一方
すごい人が、どんな風に図書館と付き合っているか(付き合ってきたか)が分かるインタビュー集。 結城浩さんの『数学ガール』、荻上チキさんの『シノドス』、ビブリオバトルの谷口忠大さん...... その仕事の「結果」は知られているが、各人が「どのように」その仕事に取り組んできたか、結果から知るのは難しい。実は、そこには図書館というシステムが深くかかわっている。本書では、こうしたトップランナーたちが、図書館でどのように鍛えられてきたか、さらに、この情報空間に何を求めているかが、語り尽くされている。インタビューイーは以下の通り(敬称略、掲載順)。 落合陽一 清水亮 前野ウルド浩太郎 三上延 竹内洋 谷口忠大 結城浩 荻上チキ 大久保ゆう 大場利康 花井裕一郎 原田隆史 インタビュアーは図書館情報学の専門家なので、この情報空間をいかに利用するかというテーマが中心となっている。だが、図書館とのかかわり方を
四街道市にある築130年の蔵を利用した「蔵の図書館」が、4月のオープン以来、地域で親しまれている。本棚や机は有志の手作りで、蔵書は人々に寄贈された本という温かみのある図書館で、館長の高山理恵さん(37)は「性別や年代を問わず、色々な人に来てもらいたい」と話している。(鈴木慎平) 廃材で本棚 寄贈700冊 蔵は2階建てで、1階は農作物を加工する作業場として使われているが、2階は物置になっていた。蔵の所有者と知り合いだった高山さんは「2階を図書館として活用できないか」と持ちかけ、無償で提供してもらうことになった。 市職員のアドバイスを受けながら、昨年10月に開館準備を開始。有志約10人で掃除から始め、必要な机や本棚は廃材を利用して手作りした。本は市内外の自治会に寄贈を呼びかけ、4月の開館時には400冊以上が集まった。その後も寄贈は続き、今では貸し出し準備中の本も含め、700冊近くになった。 本
2013年1月、アルジェリア東部の天然ガス精製プラントで、日本人を含む大勢の外国人がイスラム過激派に拘束される事件が起きた。アルジェリア軍と過激派の交戦により結果的に少なくとも37人の外国人が死亡し、内10人はプラント大手「日揮」社員などの日本人だった。このニュースが駆けめぐったときの衝撃は、今も記憶に新しい。 では、このとき犯行グループが何を要求していたかを知っているだろうか。そのひとつは、隣国のマリで進行中のフランスによる軍事介入を停止することだった。なぜマリ? そう首をひねる人もいるかもしれない。だがアルジェリアの事件の首謀者は、その軍事介入と浅からぬ因縁があった。そして軍事介入の背景には、1年近くにわたったアルカイダによるマリ北部の支配があり、その陰には危機を受けて敢然と立ち上がったひとりの男がいた。この知られざるドラマ
2017 - 06 - 02 明治大学図書館に抗議した結果、自宅謹慎を言い渡され、強制退学をほのめかされている。 文化の守り手としての図書館の機能不全、利用者への暴力について告発します、記事のあらゆる媒体での拡散を希望します。 私が通う 明治大学 の和泉キャンパスの図書館は学生証をタッチするとゲートが開くという仕組みで、学生証がない場合は名前、住所、学籍番号と所属を記入し図書館スタッフに提出、それを図書館が持つ個人データと照合し、本人確認が取れる場合のみ図書館に入れる、という仕組みです。 その学生証忘れの場合の手続きですが、年間7回やったら、もう学生証なしでは図書館に入れなくなるそうです。 (それは不当ですし、学生証再発行事務室に2500円取られますから、無くしたとしてもそう再発行できない)。 2017年5月30日火曜日の午後に図書館に行き、学生証がないことに気づいたので、図書館のゲート前
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