iOS17以降のiPhoneでは、App Storeで公開されていないアプリの情報をAirDropで共有するとアプリをインストールできることから、「サイドローディング」が可能になっているようだ、とアプリ開発者が報告しています。欧州や日本で、App Store以外からのアプリ入手方法の提供を義務付ける流れに対応したものと考えられます。 ■3行で分かる、この記事のポイント 1. 公開されていないアプリをiPhoneにインストールできたと開発者が報告。 2. iOS17以降で、非公開のアプリをインストール可能となっている模様。 3. 欧州で義務化されるサイドローディングへの対応とみられる。 App Storeにないアプリをインストール可能 正式版が公開されたばかりのiOS17.1と、先日開発者向けベータが公開されたiOS17.2、iOS17.0.3で、IPA(iOS向けアプリパッケージ)ファイル
Appleがアプリのサイドローディングおよびサードパーティーアプリストアを許可する方針であると報じられたばかりですが、その流れの一環として、iOSでWebKit以外のブラウザエンジンの使用が許可される可能性も浮上しています。 WebKitベースでないブラウザの使用がiOSで可能に? Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が伝えたところによれば、「現在、Alphabet傘下のGoogleのChromeなどを含むサードパーティーのWebブラウザは、AppleのSafariのブラウジングエンジンであるWebKitを使用することが要求されている」とのことですが、「新しい法律に対応する計画の下で、Appleはその義務付けを取り除くことを検討している」そうです。 WebKitとは、Appleが中心となって開発しているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン群の総称で、HT
大規模な災害や緊急事態の最中といった、通信が必要な状況のときほど、インフラの故障や障害物による遮断などが起こりがちである。アップルが、そうした電波が届かない場所まで通信範囲を広げられる、緊急通信システムの特許を取得したことが明らかとなった。 本特許は主に警察や救急隊員といったファーストレスポンダー(初期対応者)を対象としており、かつての911事件でも、世界貿易センタービルにて被害者の命を救えた可能性がある技術だ。すなわち本来なら通信網でカバーされているはずの大都市等で、地下街や瓦礫が通信を遮っている場合である。 この特許は、通信圏内にあるiPhoneやiPad等から、圏外にあるデバイスに通信を中継する方法に関するものだ。法的には、法執行機関が携帯電話の通話を傍受する権限を付与されている「合法的傍受」(Lawful Intercept)を基盤としている。 そして技術的には、デバイス同士が基地
先日Twitterで「大学生がスマートフォンでレポートを書いている」というツイートが話題になっており、それに対して反応している方達もほぼ全員が「スマートフォンでレポートを書くのは効率が悪い」という前提で話をしていることに大変違和感を覚えました。 なぜなら私はこのブログはもちろん、技術書を執筆するときでさえ主にスマートフォンで下書きをしているからです。 PCを使うのは、ほぼスクリーンショットの撮影と最後の仕上げだけです。 その方が、最初からPCで文字入力するのに比べて圧倒的に効率が良いです。 この記事では、iPhoneとAndroidそれぞれで音声入力を効率よくおこなう方法について解説します。 iPhone・iPadの場合 先に結論から申し上げると、iPhone・iPad・Macの日本語音声入力は、AndroidのGoogle音声入力に比べて認識精度が低く、認識できる単語が少ないです。 仕事
開発者向けにリリースされたiOS15.2ベータ2では、他人のAirTagや「探す」ネットワーク対応機によって自分の位置情報が追跡されていないか確認できる機能が追加されています。 近くにある他人のAirTagを確認、無効化の方法を案内 Appleが現地時間11月10日にリリースしたiOS15.2ベータ2では、「探す」アプリの「持ち物を探す」タブに「自分を追跡できる持ち物(Items That Can Track Me)」メニューが追加されました。 このメニューを開くと、ユーザーは自分の位置情報を追跡しているアイテムがないか確認できます。 近くに他人のアイテムが発見された場合、アイテムによる追跡を無効化する方法を確認でき、意図せず位置情報を追跡されることを回避できます。 落とし物を返すのを手伝う方法の案内も追加 iOS15.2ベータ2では、「探す」アプリに「落とし物を持ち主に返すのを手伝う(H
iPhone13と身近なものを使って、特撮映画のような迫力ある映像を撮影するテクニックを、AppleがYouTubeで公開しました。カースタント、ファンタジー映画風、モンスター登場のシーンを撮影する方法が解説されています。 映像クリエイターの2人がiPhone13での撮影方法を紹介 iPhone13で映画のような映像を撮影する方法を紹介した「Shot on iPhone 13 | Everyday Experiments: Hollywood at Home(iPhone13で撮影 | 毎日の実験:お家でハリウッド)」が、Appleの公式YouTubeチャンネルで公開されました。 撮影テクニックを紹介するのは、これまでにもiPhoneを使った楽しい映像撮影方法を数多く紹介しており、最近もiPhone13 ProでSF映画ふう映像撮影の舞台裏を見せてくれた映像クリエイター集団Inciteの2
iOS 15/iPadOS 15のSafariで機能拡張がサポートされています。詳細は以下から。 Appleは現地時間2021年09月21日、iPhone 6sやiPhone SE(第1世代)以降のiPhone、iPad(第5世代)やiPad Air 2、iPad mini 4以降のiPad向けに「iOS 15/iPadOS 15」をリリースしましたが、このiOS 15/iPadOS 15ではデフォルトブラウザであるモバイルSafariでWeb機能拡張がサポートされています。 モバイルSafariで機能拡張 iOS 15/iPadOS 15のSafari機能拡張はmacOSと同じくApp Storeを通して配布され、機能拡張を同梱したアプリをインストールし、Safariを起動。アドレス/タブバーの左側に表示されている「aA」や「ぁあ」というフォーマットのオプションボタンか機能拡張ボタンをタ
私が一番最初にAndroid アプリをデザインしたのが2016年の初夏頃で、その頃はまだiOS・Android とデザインが違うのが主流でしたが、2021年現在のアプリはiOS もAndroid もプラットフォームごとの細かな違いはあれどほぼ同じデザインが主流となっています。 これは2016年の10月にAndroid APIがBottomNavigationView に対応してからじわじわ浸透していった変化だと考えているのですが、その辺の歴史の話は省略します。プラットフォームは違えどスマートフォンアプリである以上デザインは同じ方が楽なので、共通化されていったのは自然な流れだと思います。実際両者が全然違うUI・デザインだと大変ですしね……。 とはいえ、プラットフォームが違うので全て同じというわけにもいきません。iOS にはHuman Interface Guidelines、Android
まえがき先日新しいiOSであるiOS15が発表されました。その中でもSafariのアドレスバーの仕様が大きく変更されたことがWeb制作関係の間で話題になりました。 というのもその仕様が変更が、以前までは上部にあったアドレスバーが下部に移動し、かつフロートするというものだったからです。 ※画像はこのページをキャプチャしたものです。 下部にUIを集めたWebサイトはどうなってしまうのか、、心配してしまった方も多いかと思います。自分もその一人です。 というわけで、iOS15のPublic betaをインストールして検証してみました。 この検証結果はあくまでPublic beta版の検証結果であり、実際のリリース時にはどうなっているかはわかりません。追って検証する予定です。 TL;DRTwitterですでに検証結果を載せています (誤字脱字ご容赦ください)。今回の記事はその検証をまとめ直したもので
iPhoneに「特定のSSIDのWi-Fiネットワークに接続すると、iPhoneのWi-Fi機能が完全に機能しなくなるバグ」が発見された問題で、同様の不具合を引き起こすネットワーク名が新しく発見されました。前回発見されたバグはネットワーク設定をリセットすることで解決できましたが、今回発見されたものは端末を工場出荷時の状態に戻さなければ解除できないため、より深刻だと報じられています。 Researcher finds certain network names can disable Wi-Fi on iPhones - The Verge https://www.theverge.com/2021/7/4/22563166/researcher-finds-network-names-percent-disable-wi-fi-iphones セキュリティ研究者のCarl Schou氏が2
iOS15では、万が一iPhoneが盗まれて電源を切られたり、初期化されてしまっても「探す」ネットワークでiPhoneの場所を探すことができるようになります。 iPhoneの電源オフでも場所を特定可能に iOS15では、iPhoneの電源がオフになったり、バッテリーが切れてしまっても「探す」ネットワークで位置を探せるようになります。 これは、AirTagのように省電力のBluetooth通信を使って周囲のAppleデバイスと通信することで、持ち主がiPhoneの場所を確認できるようになるためです。 iPhoneの電源を完全に切り、Bluetoothによる通信を行わないようにするためには、省電力状態でiPhoneを探す機能をオフにする必要があります。 iPhoneを初期化しても探せる iOS15では「設定」アプリから「すべてのコンテンツと設定を消去」の操作をしてiPhoneを初期化しても、「
Apple端末間で手軽に写真や動画ファイルを共有できる「AirDrop」には、セキュリティ上の脆弱性が存在しており、電話番号やメールアドレスが見知らぬ人に流出する可能性があるとダルムシュタット工科大学の研究チームが報告しています。 Apple AirDrop shares more than files – Computer Science – Technical University of Darmstadt https://www.informatik.tu-darmstadt.de/fb20/ueber_uns_details_231616.en.jsp 写真や動画といったデータをApple端末間で簡単に送受信できるのがAirDropです。AirDropでデータのやり取りをできる相手は、デフォルトではユーザーが連絡先を知っている相手のみに限定されていますが、「どの端末が連絡先を知って
データ企業のCounterpoint Researchが、iPhone 12 miniの売上台数について「2021年1月上半期におけるiPhoneの総売上台数のわずか5%だった」と報告しました。この報告を受けて、経済アナリストは、AppleがiPhone 12 miniの生産を停止する可能性にも言及しています。 Apple iPhone 12 mini sales slow as smaller smartphones lose appeal - report | Reuters https://www.reuters.com/article/us-apple-iphone/apple-iphone-12-mini-sales-slow-as-smaller-smartphones-lose-appeal-report-idUSKBN2A91N0 Sorry, small-phone lo
消費者市場調査のConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)が、2020年に発売されたiPhone 12シリーズに関する販売レポートを公開しました。CIRPの公開したデータによると、iPhone 12シリーズの売れ行きは好調で、2020年10月から11月にかけての期間に新しく販売されたiPhoneの76%をiPhone 12シリーズが占めていたことが明らかになっています。 iPhone 12 mini sales likely 'disappointed' Apple - 9to5Mac https://9to5mac.com/2021/01/05/iphone-12-mini-sales-disappointed/ iPhone 12とiPhone 12 Proは2020年10月23日に、iPhone 12 Pro MaxとiPhone 12
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