TBS NEWS DIGに、地震の震源地を地図上で×印で示す方法について、見直しをすべきだという提案記事が掲載されている。×印が付いている部分は「震源地」の名で知られるが、気象庁は「震央」と表現しているという。地表の「震央」は、いわば地震発生のスタート地点を平面地図上に表示したものであるため、東日本大震災や最近の能登半島地震などの大規模地震では、震源地を正確に表現するには特定地点だけを示す×印では不十分なのだという(TBS NEWS DIG)。 この記事では、巨大地震を発生させるに至った「地下で岩盤が破壊した領域(震源断層)」をできるだけ実態に近づけて表示するとしたら、震源断層の実態を示す赤い長方形の方が適切ではないかと指摘。地震の規模や被害の実態を正確に把握するためには、地震情報の的確な伝え方や読解力が重要であるとし、震源地を示す方法についての見直しの必要性があるのではないかとしている。