深澤英隆、「姉崎正治と近代の「宗教問題」--姉崎の宗教理論とそのコンテクスト--」『啓蒙と霊性:近代宗教言説の生成と変容』、岩波書店、2006年、75-121頁 これは、東大のみならず日本の宗教学の基礎を築いたとされる姉崎正治(1873-1949)の宗教思想を、その文脈において包括的にとらえた優れた論文である。問題意識として、著者の『啓蒙と霊性』の中心にある、いかにして近代における「宗教」の概念は構築されたかという問いがあり、姉崎はその日本的展開の重要な例として扱われている。 19世紀西欧において成立した「宗教」の概念は、特殊な信仰体系を包摂する一般概念であり、おもにヨーロッパの社会の中でキリスト教が非自明化してきたことに起因する、と著者は論じる。 姉崎は、「宗教」の概念をつねに「宗教の問題」(Problem der Religion)、つまり個人の信仰や理解にとどまることなく社会や国家と
宗教家懇談会(しゅうきょうかこんだんかい)は、日本の宗教学の学者の宗教研究を推進させるための懇談会である。 経緯[編集] 明治26年(1893年)に開かれたシカゴ万国宗教大会の影響で、日本でも明治29年(1896年)9月26日に宗教家懇談会が東京府芝田町の松平頼英子爵別邸で開かれた。この懇談会は日本の宗教学の研究の推進が大きな目的であった。呼びかけたのは釈宗演・巌本善治らで、大内青巒・村上専精・織田得能・柴田礼一・海老名弾正・松村介石らが参加した[1]。 比較宗教学の第一回研究会が明治29年に開催されて、姉崎正治と岸本能武太の二人を中心に、広田一乗、佐々木祐継、白山謙致、滝精一、渡辺海旭、吉田賢流を加えた研究者10人が参加した。 明治38年(1905年)3月23日には東京帝国大学が宗教学講座を開設して、姉崎正冶は初代担任教授に就任する。 明治37年(1904年)5月の日露戦争下で、戦時宗教
東京大学では、教育と研究のための新たな拠点構築として総合図書館を大幅に拡充する「東京大学新図書館計画」を実施しています。 2017年7月には別館ライブラリープラザがオープンし、本館の改修工事も予定どおり順調に進捗しています。 一方で、新図書館計画は具体的なサービスフェーズに入っていることもあり、新図書館計画に関する情報は附属図書館ウェブサイト等から発信していくことになりましたので、お知らせします。 今後も、総合図書館の改修工事等について、ご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 「東京大学新図書館計画公式ウェブサイト」の更新は、2018年3月31日をもって停止しました。 2018年3月末までに掲載されていた情報は、以下のURLから参照することができます。新図書館計画公式ウェブサイトに掲載されていた情報、ニュース、イベント情報等を確認したい方は、以下のURLから目的のページにアクセス
『近代史料研究』第12号(2012年)に掲載された,長尾宗典「『誌友交際』論序説―高山樗牛・姉崎嘲風の高等中学校時代をめぐって―」という論文を読みました[*1]. きっかけは単に著者の長尾さんに抜刷をいただいたからというだけなんですが.……ふだん歴史学の論文を読むことは皆無に近いですし,正直このタイトルから読んでみようと思えるほどの素養は僕にはありません.ただ,身近なひとが強く興味を持っているテーマならなんとか読み通すことができるみたいです.また,歴史学のひとたちがどうやって史資料を活用するのかというのは知っておかないといけないと思い,こうやって機会があればなるべく精読するようにしています.この史料を見つけたときは興奮したんだろうなぁ,などと顔を想像しながら読むのが面白いんですよ. さて,この論文のキーワードは誌友交際(という初めて聞くフレーズ),そして高山樗牛と姉崎嘲風というふたりの人物
日程: 2012年9月7日(金)・8日(土) 会場: 龍谷大学大宮キャンパス 南黌204号教室 参加費: 2,000円(非会員3,000円) 懇親会会費3,000円(当日,申し受けます) 申込方法: 次の事項を明記して、下記まで電子メールまたは葉書でお申し込みください。 氏名(ふりがな) 、所属、懇親会の有無 申込先: 〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67 龍谷大学文学部 柳勝文 電子メール:yanagi「アットマーク」let.ryukoku.ac.jp *上記,「アットマーク」は@に変更してください。 申込締切: 8月31日(必着) プログラム: 【1日目】9月7日(金) 13:00-13:50 会員総会(この時間帯,大宮図書館の見学が可能です。) 13:50-14:00 開会挨拶 14:00-15:30 特別講演1 寺田光孝氏 15:30-15:45 質 疑 16:00-1
岡野裕行 @hiroyukiokano #JSIMS2012 基調講演は竹内比呂也氏、パネルディスカッションは宇陀則彦氏、久保山健氏、天野絵里子氏、安東正玄氏にご登壇をお願いしております。基調講演とパネルディスカッションについてはUstream放送も行います。→ http://t.co/xIr7SgQP 2012-07-06 19:56:56 Tasuku Mukumoto @tsk_mk 情報メディア学会 第11回研究大会@筑波大学東京キャンパス文京校舎「重なり合う実空間と電子空間:ラーニングコモンズ×ディスカバリサービス」基調講演・パネルディスカッションをUSTREAM中継中! ( #JSIMS2012 live at http://t.co/6d2vRNS1) 2012-07-07 10:08:31
古川緑波、本名郁郎。明治36年8月13日、元貴族院議員で、医学博士の加藤照麿の六男として生まれる。加藤家は、長男以外は他家へ養子へ出す方針だったため、満鉄役員の古川家の養子となる。郁郎の弟七郎も、増田家の養子となり、のち東大附属図書館司書となる。 この増田七郎を『第十四版大衆人事録 東京篇』(昭和17年10月)で見ると、 増田七郎 東京帝大図書館司書 小石川区原町一二五 [閲歴]男爵加藤成之弟、明治卅八年四月生れ、増田義一の養子となる。昭和三年東大文学部国文科卒業 [家族]妻豊子(明四四)、陸大将尾野實信二女、御茶水高女卒 とある。 増田義一というと、実業之日本社の増田と同姓同名だが、同事典の増田義一の項を見ると、同一人物であった。衆議院議員、実業之日本社・大日本印刷社長の増田の養子として、「七郎(明治三七[ママ])同妻豊子(明四四)」とある。念のため、実業之日本社編『増田義一追懐録』の年
2010年6月24日 マクヴェイ・山田・久仁子氏による講演「デジタル化の潮流の中で―ハーバード・イェンチン図書館の場合」 立命館創始140年・学園創立110周年記念企画の一環として、本拠点の若手研究者による自主企画として、連続公演会を開催します。 その第1回としてハーバード燕京図書館のマクヴェイ・山田・久仁子氏に「デジタル化の潮流の中で ―ハーバード・イェンチン図書館の場合」と題して、講演をしていただきます。 【概要】 立命館創始140年・学園創立110周年記念 [若手研究者企画]アート・リサーチセンター連続講演会1 「デジタル化の潮流の中で―ハーバード・イェンチン図書館の場合」 講師: マクヴェイ・山田・久仁子 (ハーバード燕京図書館 Librarian for Japanese Collection) ■日時: 2010年6月24日(木) 18:00- 19:30 ■場所: 立命館大
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