タイトルからしてツイッター政治アカウントの人からは怒られそうなんで、一応これはDXを巡る企業改革の話だと言っておきます。 私が好きな後北条氏は当時としてはとても民主的な政治をやろうとした戦国大名なのでありまして、徳川吉宗が設置したと言われる目安箱も、先例は北条氏康が実践しておりました。 そんな後北条氏は滅亡前に「小田原評定」をやっていたことで有名ですが、確かに「グズグズとして何も決められない」ことを揶揄した小田原評定ですが、しかし「滅亡に当たってのプロセスも民主的に決められた」という、当時としては先進的な側面がありました。 ただ、こういうのもなんですが、後北条家の政治というのは、現代の政治に当てはめてみると、ほぼ天才の域です。 当時としては珍しい社会保障の概念を持っていたことや、今日の日本国憲法にある基本的人権に近い概念が書かれた氏綱公遺訓は、その一つ一つが先進的な取り組みであったのです。