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ブックマーク / katukawa.com (16)

  • あまり意味の無いウナギの池入れ上限 - 勝川俊雄公式サイト

    平成26年9月16日(火曜日)から17日(水曜日)まで、東京都内において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第7回非公式協議」が開催され、日中国韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、ウナギ資源の管理の枠組み設立及び養鰻生産量の制限等を内容とした共同声明を発出しました。 日中国韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、以下を内容とする共同声明を発出することで一致しました。 (1)各国・地域はニホンウナギの池入れ量を直近の数量から20%削減し、異種ウナギについては近年(直近3カ年)の水準より増やさないための全ての可能な措置をとる。 (2)各国・地域は保存管理措置の効果的な実施を確保するため、各1つの養鰻管理団体を設立する。それぞれの養鰻管理団体が集まり、国際的な養鰻管理組織を設立する。 (3)各国・地域は、法的拘束力のある枠組みの設立の可能性について検討する。 http://

    あまり意味の無いウナギの池入れ上限 - 勝川俊雄公式サイト
    sakidatsumono
    sakidatsumono 2014/09/18
    ありがたい解説。
  • 6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。 - 勝川俊雄公式サイト

    前回の記事で紹介した会議は平成20年なので6年も前の話です。「資源管理のあり方検討会」というのが、今年の3月から開かれています。何の風の吹き回しか解らないのですが、水産庁から委員になって欲しいという依頼がありました。「資源管理をやることを前提に、前向きに議論をしたい」という話だったので、委員を引き受けました。 資源管理のあり方検討会 概要 水産資源の適切な保存管理は、国民に対する水産物の安定供給の確保や水産業の健全な発展の基盤となる極めて重要なものです。 しかし、かつて1千万トンを超える水準にあった我が国の漁業生産は、現在は500万トンを下回る水準となっています。こうした状況の中で、水産日の復活を果たすためには、世界三大漁場と言われる恵まれた漁場環境を活かしながら、水産資源の適切な管理を通じて、水産資源の回復と漁業生産量の維持増大を実現することが喫緊の課題となっています。 このため、現在

    6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。 - 勝川俊雄公式サイト
    sakidatsumono
    sakidatsumono 2014/04/14
    勝川先生が委員なだけでも救いがある
  • 世界銀行レポート FISH TO 2030:世界の漁業は成長し、日本漁業のみが縮小する - 勝川俊雄公式サイト

    Home > 世界の漁業 | 成長する世界の漁業 | 漁業国益論 > 世界銀行レポート FISH TO 2030:世界の漁業は成長し、日漁業のみが縮小する Newer Older 世界銀行が、「2030年までの漁業と養殖業の見通し」についてのレポートを公開しました(プレスリリース)。この102ページからなるレポートは、IMPACTというモデルを使って、2030年までの世界の天然魚・養殖魚の生産・消費・貿易を予測したものです。世界の漁業と日の漁業の未来を考える上でなかなかおもしろい資料なので、キーとなる図表を引用しながら、読み解いていきます。このエントリの図は、ことわりがないかぎり、このレポートからの引用です。 PDFをこちらからダウンロードできます。 世界と日の漁業生産の動向(過去から現在まで) 下のFIGURE 1.2は、1984-2009年の世界の用水産物の生産量を示した図です

    世界銀行レポート FISH TO 2030:世界の漁業は成長し、日本漁業のみが縮小する - 勝川俊雄公式サイト
    sakidatsumono
    sakidatsumono 2014/02/17
    “「日本の漁業は一人負け」 「日本の養殖業は世界でも希な衰退産業」 「漁業が衰退しているのは日本ぐらい」 「中国は最大の水産物輸出国」”
  • 政策的に国内産業を潰すには、どうしたら良いだろうか? - 勝川俊雄公式サイト

    産業振興については、いろいろな場所で議論されているので、別の視点から考えてみよう。政策的に国内産業を潰すには、どうするのが確実だろうか? 米国の禁酒法のように、流通自体を違法にするのは下策だろう。需要があるのに供給を止めるのは政治的に難しい。禁酒法だって結果として失敗した。 より確実な方法としては、供給サイドを腐らせてしまうことだ。来なら、市場から退出すべき人たちに既得権を与えて、業がいくらダメでも、居座れるようにする。競争力がマイナスな人たちを守るために、参入障壁を高くして、まともな経営体が入れないようにする。既得権益と参入障壁でガチガチにしておけば、その業界は競争力を失う。自立できなくなった業界は、既得権益と参入障壁を維持するために政治団体化して、まともな人材は寄りつかなくなる。 ここまでやれば、国内産業はみるみるうちに衰退していくだろう。しかし、この段階で安心してはいけない。国内

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2013/05/28
    いいわけがwww
  • 産経新聞にツッコミを入れつつ、まぐろ養殖業について、まじめに語ってみた - 勝川俊雄公式サイト

    「近大マグロ」庶民の味になるか 天然と遜色なし「ほとんど区別がつきません」 産経新聞 12月23日(日)12時0分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121223-00000513-san-bus_all 養殖業を否定する気は無いし、マグロ養殖が持続的な産業として、発展してほしいと思っている。マグロ養殖業の現状について、正しく知ってもらうために、情報を整理してみよう。 1)タイトルと記事の内容が一致していない 「庶民の味になるか」というタイトルなのに、文には、安くなる要素が示されていない。むしろ、高止まりするという内容ばかり。産経新聞的にはどっちだと言いたいのだろうか。 ブランドの知名度も上がっており、意外と高値のままかもしれない!? 脂の乗り具合もきわめて良いことから高級」とされ、高値で取引される。 業界関係者は「有名になってきたことで取引が活

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2012/12/26
    さすがは勝川先生
  • 核実験時代と311後の魚の汚染を比較してみた - 勝川俊雄 公式サイト

    長いものには、巻かれません.「日には1960年代の核実験で大量の放射性物質がフォールアウトしている。そのときに皆健康だったのだから、福島の事故も心配いらない」という発言を3月には良く耳にしました。水産学会の勉強会でも、放射能の専門家は、そのように断言していました。ネット上でも、その手の言論のアーカイブを今でも見つけることができます。 福島第1原発事故で東京に降り注いだ放射性物質のセシウム137は、最大となった降雨の21~22日に、1960年代前半まで行われた大気圏内核実験で1年間に降った量の3倍近くに達したことが25日、分かった。http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news2.php?genre=Science/Environment/Health&newsitemid=2011032501000755 Q.では、一般公衆の被曝線量も多いのではないですか?

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2011/06/03
    勝川先生いい仕事しているな~
  • 放射性セシウムの海洋汚染が人体に及ぼす影響を数理モデルで試算してみた - 勝川俊雄公式サイト

    福島原発から、放射性のセシウムが海水に漏れ出しています。その濃度は、基準値の350倍にも達しているようです。このまま放射性物質の漏洩が続くと、魚が汚染されて、それをべた人間が被曝する危険性があります。汚染された魚をべ続けると、どの程度の被曝を受けるのかを、単純なモデルで、乱暴に計算してみました。 データ・モデル パラメータの値や、計算内容は、このワークシートを参照して下さい。 魚のセシウム137の生物学的半減期 50[日](ソース) 1日経過後のセシウムの残留率:0.5^(1/50)=0.986 毎日、1.4%ぐらいのセシウムが、体の外に出て行く。 生物濃縮係数  50(環境の50倍まで濃縮される)(ソース) 体に取り込む量は、海水のセシウム濃度X  [Bq/L]に比例すると仮定し、その係数をdとする。魚の体内のセシウムの濃度が、環境濃度Xの50倍になったときに、摂取量と排出量が釣り合

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2011/04/05
    追記が良い。
  • 2号機タービン建屋地下階溜まり水 - 勝川俊雄公式サイト

    2号機の汚水のCs137の濃度:3.0*10^6 Bq/cm3 = 3.0*10^9Bq/L = 3.0*10^12Bq/ton 汚水の量:6000 ton Cs137の総量:18000TBq = 1.8*10^16Bq IAEAのレポートによると、チェルノブイリ事故で放出された137Csの総量は、0.085EBq。これは85000TBqに相当する。単純に計算すると、2号機の汚染水には、チェルノブイリの21%の137Csが存在することになる。にわかには信じられないような量の放射性物質が、冷却容器から漏れ出していることになる。 http://www.iaea.org/Publications/Booklets/Chernobyl/chernobyl.pdf The total release of radioactive substances was about 14 EBq(EBq=10^

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2011/03/31
    これが漏れると魚がやばくなる
  • ドイツの研究所が、「福島原発から、海に入った放射性物質は、短い期間で、検出できないレベルに希釈される」と考察 - 勝川俊雄公式サイト

    4/2追記 このドイツの研究機関の分析は、放射性物質の漏洩が短期小規模で終わるという日政府の初期の発表に基づいています。現在は状況が大きく変わったことを留意した上で、読んでください。 興味深い記事が中国のサイトに掲載されました。 元の記事はこちらだということをツイッターで教えてもらいました。 Japan: Zur möglichen Kontamination von Fischen und Meerwasserpflanzen Google翻訳で、ドイツ語英語に直したものを、私が日語に翻訳したのが下の文章です。(2011 3/21 17:39 update) ここ数時間、福島の原発から、大きな変化は伝わってきません。危機的な状況をコントロールしようと、努力が続けられています。現場を指揮する組織(東電)からは、これまでに放出された放射性物質の種類や量に関する情報が提供されていません。

  • 我々日本人が、捕鯨について議論すべき事 - 勝川俊雄公式サイト

    我々、日人が、今、議論すべき事は、「調査捕鯨を続けることが日の国益に適うかどうか」である。シーシェパードへの感情論とは切り離して、調査捕鯨を継続するかどうかを、日の問題として判断する必要がある。 調査捕鯨の歴史 南氷洋の捕鯨について簡単におさらいをしよう。戦後、糧難を緩和するために、日は米国の協力を得て、南氷洋捕鯨を国策として推進した。極洋、ニッスイ、大洋という3つの大手企業が参入したが、南氷洋のクジラが減少したことと、日で鯨肉が売れなくなったことで、収益が悪化した。3つの会社の捕鯨部門を統合して、共同捕鯨という会社をつくったのである。 その後、南氷洋モラトリアムによって、日は商業捕鯨を継続できなくなった。商業捕鯨再開を目指す日は、鯨類研究所を設立し、共同船舶(共同捕鯨が名前を変えた)に調査を委託するという形式で捕鯨産業を守ったのである。この辺の歴史については、いくらでも資

  • 水産庁のNZレポート Archive - 勝川俊雄 公式サイト

    ITQをやりたくない水産庁は、NZの資源管理の悪い点だけを抜き出したレポートをつくり、 資源管理をやらない口実の一つとして利用した。 このPDFの8ページ ノルウェー、NZ、アイスランドは、資源管理の成功例として取り上げられることが多く、 完璧ではないが、他よりは、うまくいっているというのが一般的な認識であり、 どこからも相手にされていない日のTAC制度よりは100倍マシだろう。 NZのことを「資源管理としては機能していない」と言い切る根拠は何なのかと質問したところ、 「CathさんというNZ人がそういってたよ」という回答を得た。 こういう時は人に聞くのがてっとり早くて、確実なので、 水産庁のレポートを英訳したものを送りつけて、いろいろと質問をしてみました。 Cathさんは、環境への意識が高い人のようで、「今のNZのやり方では生ぬるい。 もっと環境のことも考えて、しっか

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2010/07/20
    NZのITQの状況
  • 米国ですらITQに方向転換 - 勝川俊雄 公式サイト

  • 勝川俊雄 公式サイト - 水産分野の事業仕分けについて、専門家の視点から分析してみる

    事業仕分けが盛り上がっているね。国民の見える場所で議論をするのは大事だと思うよ。水産分野もびしびし削られている。実に、めでたい話でございます たとえば、漁船構造改革が全額返納になった。俺は全面的に支持する。現在、日の漁船は明らかに過剰な状態。魚もいないのに漁船ばかりある。結果として漁業が儲からずに、船の固定費すら払えないので、漁船の老朽化が進んでいる。こういう状態で税金で大型船を増やすのは愚の骨頂である。こんな馬鹿な国は日ぐらいだよ。ノルウェーを筆頭に、まともな漁業国は、適正規模まで漁船を減らすために税金を使っている。 たとえば、波崎地区の取り組みを見てみよう。事業計画はここにある。 http://www.suisankai.or.jp/gyogyou/hasaki-keikaku.pdf 中身を見ていこう。 巻き網の乱獲によって、日近海からはイワシもサバも消えてしまったわけだ。

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2010/07/07
    事業仕分けのプラス面
  • マサバ Archive - 勝川俊雄 公式サイト

    12月のサバの乱獲について、情報を整理しよう。サバは、乱獲によって、激減している。90年代以降、94、96、04、07年と、親が少ないわりに卵が多く生き残る当たり年があった。にもかかわらず、乱獲で資源回復の芽をつんで、今日に至っている。 (↓サバの資源量) 当たり年をいつぶすだけの日のサバ漁業は、2000年から2003年までは大底を迎えた。その後、幸運にも2004年、2007年と当たり年が発生したので、「サバ資源は回復した!!」といって、獲って、獲って、獲りまくっているわけだ。今年になって、2007年生まれをほぼ獲り尽くしたと思いきや、なんと2009年生まれの0歳魚が順調に獲れている。サバの当たり年が連続するしているのは、おそらく、カツオやブリも、小型のうちに巻き網が獲り尽くしているおかげで、捕者がいないからだろう。首の皮一枚でつながった状況である。ほっとしたのもつかの間、水産庁が例

  • 余りまくっているサバの漁獲枠を、またまた増枠 - 勝川俊雄 公式サイト

    青が漁獲枠、赤が漁獲実績です。サバの漁獲枠は7月1日から、翌年の6月30日までを、1年として設定されます。2009年7月に設定された当初の漁獲枠は466千トンでした。これが、8月に535千トンに増枠されます。10月には2007年生まれ(500gぐらい)を獲り尽くした。2008年生まれはもともと少ない。しょうがないから、生まれたばかりの0歳漁(120gぐらいだよ)に手をつけた。0歳魚は値段が安くて、養殖のえさか、アフリカ輸出ぐらいしか需要が無い。値段の安さを量でカバーするために、獲って獲って獲りまくったわけだ。そして11月20日に2回目の増枠で548千トンに。 詳しい経緯はこの辺をみてね。http://katukawa.com/category/study/species/mackerel/page/10 3月から、ついに0歳魚も捕れなくなってしまったのです。あーあ、またやっちまったよと思

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2010/07/07
    自滅漁業の例。まともなITQ導入を希望。
  • 大西洋クロマグロは本当に減っているのか? - 勝川俊雄 公式サイト

    ワシントン条約でクロマグロを規制しようという動きは、1992年にさかのぼる。また、タイセイヨウクロマグロは、1996年からレッドリストに載っている。それから、すでに10年以上が経過している。乱獲を抑制するための時間は、十分にあったはずだ。にもかかわらず、地中海での乱獲は放置され、資源は悪化の一途をたどっている。次の図は国際管理機関ICCATのレポート(http://www.iccat.int/Documents/SCRS/ExecSum/BFT_EN.pdf)からの引用である。run6とrun7はそれぞれ、シミュレーションの設定が違うのだけど、どちらにしても減少トレンドに変わりはない。 地中海の産卵群は、現在も急速に減少している。欧州のWWFは、地中海諸国の畜養備蓄数を詳細に調べ上げて、現在の漁獲が続くと産卵群は2012年にはほぼ消滅するというレポートを発表した。このWWFのレポートは専門

    sakidatsumono
    sakidatsumono 2010/03/21
    知っているからクロマグロを食べるのは止めた
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