もともとこの企画はゲームボーイカラーをやる前から考えていたんです。初代のゲームボーイは僕と横井(=故横井軍平氏)が作っていまして、横井のほうはどちらかというと、デザイン面というかインターフェースなどをやっていましたので、中のシステム自体はほとんど僕が作ってたんですね。当時は値段的な制約もありましたので、ずいぶん仕様を削ったんです。 それで、ずっとバージョンアップしたいと思っていたんですよ。アイデアはいろいろ貯めていたんですけど、なかなか出すきっかけがなくて、先にゲームボーイカラーを出すことになったんです。新しいハードを開発するとなるとどうしても時間がかかってしまいますし、ユーザーに対しても、まずはゲームボーイカラーでステップを踏んでもらったほうがよいのではないかと。