久しぶりにエンタメ小説を読んだ。今年の本屋大賞にもノミネートされてる作品。リーダビリティがあって、あっという間に読み終えた。 ~借金返済のために朝から晩まで働きづめだった主人公一男は、宝くじで3億という大金を手にする。その日から始まった、お金をめぐる一男の冒険。果たして彼は、幸福なハッピーエンドを迎えることができるのか。~ この本のテーマはずばり、「お金」。終始お金に振り回されながらの「お金と幸福との最適解」をめぐる冒険譚が、とても面白かった。お金をめぐる古今の名言も散りばめて、幸福をめぐるお金と人の攻防戦は、古より続く永遠の課題なんだねと思わせる。 お金、無くても何とかなるとは絶対に思わない。健康で文化的な生活を送るには、ある程度のお金は不可欠。かといって、健康で文化的な生活を送るにはじゅうぶんなお金を持ってる人が、不健康で非文化的な生活を続けるのも、きっと違う。 「お金と幸福との最適解