突然心臓が止まった人に行う心肺蘇生について、人工呼吸と心臓マッサージを併用するよりも、心臓マッサージだけを行うほうが、救命率が高くなるという分析結果を、日本循環器学会がまとめました。 専門家が作った心肺蘇生のガイドラインでは、胸の真ん中を強く押して、血液の循環を維持する「心臓マッサージ」のほか、可能であれば、口から空気を吹き込む「人工呼吸」を行うことが求められています。 しかし、人工呼吸をしている間は心臓マッサージができず、血液の循環が止まることから、日本循環器学会は効果を検証するため、平成21年までの5年間に、誰かの前で倒れて心肺蘇生が行われ、さらに電気ショックで心臓の動きを元に戻すAEDが使われたケース、1376例について詳しく分析しました。 その結果、心肺蘇生で人工呼吸と心臓マッサージが併用されたケースは63%あり、心臓マッサージだけが行われたケースは37%でした。 しかし、1か月後
クリックして拡大する4月から救急隊員として勤務を始めた上田直樹さん。JR脱線事故で重傷を負った経験を生かしたいという=22日午前、兵庫県伊丹市の伊丹市消防局(鳥越瑞絵撮影) 乗客106人が死亡、500人以上が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故で右足骨折の重傷を負い、昨年、伊丹市消防局に入局した上田直樹さん(24)が4月から、救急隊員として現場での勤務を始めた。事故をきっかけに消防職員をめざし、就職浪人や厳しい訓練を経て、人命救助の最前線に立つ。「亡くなられた方の分も頑張り、将来はレスキュー隊員になりたい」。事故から6年となる25日を前に、誓いを新たにしている。 上田さんは当時近畿大1年生で、通学のため3両目に乗車。事故で一時気を失い、気がついたら他の乗客が上下に折り重なっていた。約40分後に救出されたが、右足骨折の重症で約1カ月入院した。 入院中にテレビで目にしたのが、救助隊が同じ脱線事故
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く