今回の参院選では、比例代表で個人名で多くの票を集めたにもかかわらず当選できなかった候補者が出たことに関し、インターネット上を中心に批判が集まっている。政党名と個人名の合計得票に応じて各党に議席を配分する「非拘束名簿式」への疑問の声も出ている。 (中根政人) 政治団体「緑の党グリーンズジャパン」の三宅洋平氏は比例で約十七万七千票を獲得しながら、党の総得票が議席獲得ラインに届かず落選した。三宅氏の得票数は比例落選者で最多で、候補者百六十二人のうち二十六位。個人名の得票順だけで見ると、比例の改選四十八議席の中位に食い込む「当選圏」だ。