4球団競合の末、日本ハムが注目の早大、斎藤佑樹投手との交渉権を引き当てた28日のプロ野球のドラフト会議。斎藤を含め、大石達也、福井優也の3投手が1位指名される快挙となった早大だが、記者会見は開かれなかった。2日後にリーグ優勝が懸かる早慶戦を控えていることが理由だが、ドラフト会議後に会見がないのは異例だ。 東京都西東京市の早大合宿所前には、ドラフト会議が始まる前から50人以上の報道陣が詰めかけた。 斎藤投手らは、午後2時ごろから室内練習場に向かい、午後5時前に合宿所に戻った。 警備員に守られながら報道陣の前に姿を見せた斎藤投手は、笑顔を見せたものの、記者の問いかけには無言。大石、福井両投手も言葉を発することはなかった。 ドラフト会議のテレビ中継は、合宿所で皆でみていたとみられ、西武が大石投手の、広島が福井投手の交渉権を得ると大きな歓声に包まれた。しかし、日本ハムが斎藤投手を引き当てた際はなぜ