僕の痔は僕しか愛せない／痔の伴走者としての痔愛 - 無意味の意味2013-08-25 僕の痔は僕しか愛せない／痔の伴走者としての痔愛 エッセイ 所感 関西の地は現在、雨が降り続いている。まるで渇ききった大地を潤すかのように。夜中に降る大雨の音は何か不穏な事が起こる前兆のように感じる。 僕の場合、雨の日は辛い。持病の痔が疼きだすからだ。痔には、「イボ痔」「切痔」「痔瘻」という3タイプの痔があるが、僕の場合は「切痔」のタイプに属する。 また、雨の日はお腹が緩くなりがちで便のキレも悪い。よって、ティッシュで患部を擦り付ける頻度や回数も上がる。その結果、ティッシュは美しい紅に染まる。 痔との出会い、そして対立 かれこれ、この切痔との付き合いは10年以上になる。いつ出会ったのか詳しくは把握していない。また「出会った」と表現していいのかもわからない。しかし、気がつくと僕とともにいた。 そして、毎度の排便の際にまるで自分の存在を誇示するかのように血を出し続け、僕を困
