■複利計算とは何か? 住宅ローンの返済は、一般的に元利金等返済(がんりきんとうへんさい)と呼ばれる、毎月の返済額が一定になる方法が最もポピュラーです。ローンの計算方法のポイントは複利計算であることです。複利計算とは、元本に利息を組み込むことです。この計算方法の意味が分かればなぜ繰り上げ返済をすると利息負担が減るのかも分かります。 例えば3000万円を3%で30年間借りた場合、3000万円×3%×30年=2700万円、と利息を計算していいのなら、銀行は大喜びですが、これは間違いです。 ■実際の計算方法 実際にどうやって計算するか、簡単に説明しましょう。3000万円を3%で借りて毎月10万円返す例を考えます。 ※通常は借入額・返済期間・金利の3つの要素で毎月の返済額が決まります。ここでは複利計算を説明するために、毎月の返済額をキリの良い数字にして計算しています。 1ヶ月目 返済額 100,00