本当に役に立つ知識とは、内容が何らかの形で自分の血肉となり、引き出しをいくつも増やしてくれるような知識だ。 そうした知識は、得てして学校では学べないことのほうが多い。実社会の中で、ある種のサバイバルの中で醸成されていく。一方、そのような知識を一度手に入れてしまえば、何もかも失ったときでも、自分自身で未来を切り開いていくことができる。 これから列挙していくあなたの人生の質を決定する「5科目」は、住んでいる場所や時代、職業や性別に依らず、本来は誰にでも必要な「必須科目」だ。しかしソクラテスが実践していったように、まず自分自身が無知であることを自覚して自ら求めるようにならなければ、今と変わらない人生を送り続けることになる。 これは能力の差とは無関係に、求めれば誰でも手に入れることができる。しかし、大抵の場合は必要性を感じないか、自分はもう知っているといって学ぼうとしないか、あるいは本当は必要なの