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ブックマーク / withnews.jp (105)

  • 私は宗教2世なの?熱狂報道に戸惑い、問い直した「声を上げる資格」

    「劣った者」という意識に葛藤 事件後に気付いた息苦しさの源 「打ち明けられたら寄り添って」 宗教の信仰を親から受け継いだ子供たちは、一般に「宗教2世」と呼ばれます。特に近年、信者の人権を抑圧してきたとされる教団組織について、被害を告発する文脈で使われてきた言葉です。昨年に起きた、当事者による元首相銃撃事件を契機に、関連報道が過熱。メディアの取材を受け続けてきた2人の元2世は「声を上げるチャンスだと思いつつ、熱狂ぶりに戸惑いも感じた」と述懐します。どんな思いで過ごしてきたのか、尋ねてみました。(withnews編集部・神戸郁人) 情勢急転に抱いた困惑と違和感 2022年7月8日午前11時半頃。奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、銃声が響きわたりました。参院選候補の応援演説中だった安倍晋三元首相が、背後から銃撃を受けたのです。心肺停止状態で病院に搬送後、死亡が確認されました。 逮捕された山上徹也容疑

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    type-100 2023/04/21
  • 「戦時下なのに、と驚きますか?」動物園訪れたカップルが語った決意

    ロシアの占領下 姿を消した動物たち 動物たちと物資を分け合い、寒さに耐え… 生活するには「地元の経済を回さないと」 ロシアによる侵攻から1年が経った今も、戦闘状態が続くウクライナロシア軍に1カ月を超えて占領された動物園では、動物たちと職員が飢えと寒さに耐えつつ、攻撃におびえる生活を送りました。いまだにパニックを起こす動物もいるという園を訪ね、来園者たちに話を聞きました。(国際報道部・牛尾梓) 「いつも癒やしてくれる」動物たち 第2次世界大戦中、日の動物園ではエサ不足から、ゾウをはじめとした多くの動物が死にました。「逃げ出したら大変」と軍部の命令で、処分された動物も少なくありません。 今まさに戦闘状態が続くウクライナでは、どのような状態になっているのか。首都キーウ近郊の動物園を訪ねました。 訪れたのは、キーウ中心部から北に40キロほど離れたデミディウ村にある動物園「12 months」。

    「戦時下なのに、と驚きますか?」動物園訪れたカップルが語った決意
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    type-100 2023/04/21
  • シェアハウスに並ぶ200種の日本酒…「酒仙」が囲む〝名前のない鍋〟

    みなさんはどんなとき、鍋をべたくなりますか。 いま日で生きる人たちは、どんな鍋を、どんな生活の中でべているのでしょう。そして人生を歩む上で、どう「料理」とつき合ってきたのでしょうか。 「名前のない鍋、きょうの鍋」をつくるキッチンにお邪魔させてもらい、「鍋とわたし」を軸に、さまざまな暮らしをレポートしていきます。 今回は、繁華街のすぐそばに住む、日酒好きな26歳のもとを訪ねました。

    シェアハウスに並ぶ200種の日本酒…「酒仙」が囲む〝名前のない鍋〟
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    type-100 2023/01/10
  • 「絶滅危惧種」と思われた家業 活版印刷を継いだ娘の〝意外な再生〟

    床に散乱した、おびただしい数の活字 時代遅れでも、拾い集めた父の仕事道具 「責任をもって、後世に伝えていきたい」 大阪府の印刷所が投稿した、とあるツイートが好評を博しています。二度の震災で崩落してしまった、大量の活字。何とか無事だったものの、利用できない状態となった一を、意外な形で活かしていると伝える内容です。「たとえ業務に使えなくても、人々に文字の魅力を届けたい」。職人としての情熱を、創業者の父から受け継いだ2代目社長に、思いを聞きました。(withnews編集部・神戸郁人) 「阪神淡路大震災の日、会社に行ったら活字が崩落していました」 18日、印刷会社山添(大阪市城東区)の野村いずみ代表取締役(50・ツイッター:@Izumi_Nomura)が、一のツイートを投稿しました。 1995年1月17日の大震災で、活字が地面に落ち、印刷に使えなくなったこと。震災を機に、活字を組み替えて行う、

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    type-100 2022/02/02
  • 本当にあった…「民謡ラップバトル」秋田の山奥で何が?容赦ない応酬

    「誰も聞いてなくてもいいからうたいたいって言うんだもの」 完璧な七七七五「春の桜は元気がよいが今の我々枯れ葉です」 「普通の話をするのと一緒。それをうたってるだけですから」 「夜通しやってる『民謡ラップバトル』があるの、知ってる?」。秋田県人の友人からそう聞かれたのは、6月末のことでした。《好きなあなたにゃ旦那がおるがそんなことなど気にしない》。民謡とは思えない突っ込んだ言葉の応酬。奥羽山脈のふもとにある集落で何が起きているのか? コロナ下での延期を経て11月7日に開かれた特別大会を聴きに現地へ向かいました。(朝日新聞秋田総局記者・高橋杏璃) 「誰も聞いてなくてもいいからうたいたいって言うんだもの」 「民謡ラップバトル」は友人の故郷、県南部の美郷町にある熊野神社で毎年8月に開かれる行事で、「全県かけ唄大会」と呼ばれているといいます。 出場者は2人1組で舞台に上がり、地域を代表する民謡「仙北

    本当にあった…「民謡ラップバトル」秋田の山奥で何が?容赦ない応酬
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    type-100 2021/12/06
  • 「女王アリが死亡」展示が終了 来園者が見た「強さ」と「変化」

    女王アリが死後5カ月、この群れでは働きアリたちが、女王が生きていた頃と「変わらぬ日常」を繰り返していました。 しかし、群れの働きアリたちはすべて、女王の子ども。そのため、女王アリの死が意味するのは、群れに「新しいアリ」が生まれなくなることです。 それぞれの働きアリが命尽きると同時に群れは衰退して、「日常」には間もなく終わりがくることが分かっていました。 その様子は「まるで社会を見ているようだ」「とてもエモい」と話題になりました。 公式の「終了」宣言を受けて、ツイッターでは「遂にお別れの日が訪れてしまいましたか」「一つの時代が終わったという感じがします」「ハキリアリのすごさを少しでも知ることができて良かった」などと、アリたちや展示担当者への感謝の声が次々と寄せられました。 群れの終焉を惜しむとともに、バックヤードから展示場へ「お披露目」された、若い女王アリの新しい群れについて「今度は女王のい

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    type-100 2021/11/02
  • 「鬼滅の刃」の舞台「遊郭」どんなところ?消え行く建物が伝える情欲

    社会現象となった「鬼滅の刃」のテレビ新シリーズの舞台が「遊郭」だとわかると、様々な反応が起こりました。現代の日人には実感が湧きにくくなりましたが、「遊郭」として使われた建物の中には、1958年に売春防止法が全面施行された後、住居などに転用されたものが少なくありません。残されたデザインから漂う当時の記憶……。幻のように消えてしまった建物を中心とした写真から、遊興の街の歴史を知る手がかりを探っていきます。(写真と文 朝日新聞フォトアーカイブ・峰哲也) 京都・橋 京街道沿いの駅前遊廓 「鬼滅の刃」の舞台となる、現在の東京都台東区の旧吉原遊廓は戦火で壊滅し、戦前の遊廓建築=妓楼は1軒も残っていません。 一方、京街道沿いに栄えた京都府八幡市の旧橋遊廓は戦災を逃れ、2000年に筆者が初めて現地を訪れた時も、まだかなりの密度で妓楼だった建物が軒を連ねていました。

    「鬼滅の刃」の舞台「遊郭」どんなところ?消え行く建物が伝える情欲
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    type-100 2021/10/19
  • 「薬機法チャレンジ」の何が問題? コロナ禍で広まる“地雷”広告

    コロナ禍の健康意識の高まり。メーカーがこれを“ビジネスチャンス”とみて薬機法上ギリギリを“攻めた”宣伝を行い、ネット上で炎上する事例が続いています。こうした事例を指して、皮肉を込めた「薬機法チャレンジ」「薬機法チキンレース」といったネット用語も使われるようになりました。 最近では「薬機法の関係で具体的に言えませんが、すごい商品なんです」のように、規制を逆手に取るようなフレーズも使われています。一方で、薬機法は最近になって改正・施行され、規制が強まった経緯もあります。巷にはびこる“地雷”広告について、最新の事情から考えます。(朝日新聞デジタル機動報道部・朽木誠一郎) そもそも「薬機法」とは、医薬品医療機器等法​​のこと。条文では、医薬品などの「品質・有効性及び安全性の確保」と人々の健康への「危害の発生・拡大の防止」がその目的とされています。 つまり薬機法とは「有効か/安全かわからないモノによ

    「薬機法チャレンジ」の何が問題? コロナ禍で広まる“地雷”広告
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    type-100 2021/10/11
  • 「ルール?展」若者に大盛況でも…「さすがZ世代!」にならない現実

    「余白」があるから楽しい? 投票せずに家族に話す 「そういうもんなんでしょ?」という意識 「ここまで若い人が多く来るとは……」。東京・六木の「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の「ルール?展」が、週末のオンライン予約が満杯になるほど人気です。これは、社会問題に積極的とされる「Z世代」ならではの現象なのか。実は、そう簡単な話でもないようです。展覧会ディレクターとして企画に携わった、法律家・弁護士の水野祐さんと一緒に考えてみました。(FUKKO DESIGN 木村充慶) 「余白」があるから楽しい? 企画展「ルール?展」は、法律家・弁護士の水野祐さん、コグニティブデザイナーの菅俊一さん、キュレーターの田中みゆきさんの3名が展覧会ディレクターチームとなり、法律、規則、習慣、自然法則まで幅広く「ルール」をテーマに、新しいルールの見方・つくり方・使い方などを考えるための作品が展示されてい

    「ルール?展」若者に大盛況でも…「さすがZ世代!」にならない現実
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    type-100 2021/10/08
    サントリー美術館のついでに寄ったけど正直いまいちだった。印象に残ったのは群れのルールと道に自分の名前を付けるって作品ぐらいかなあ。そういう狙いならもっとルールを揺さぶる現代美術作品を見せて欲しい。
  • 外国人が「日本でやりたいことリスト」上位の意外なもの

    外国人の「やりたいことリスト上位」に アニメで見た駄菓子 たこ焼味「ビーフジャーキーっぽい」 外国人に日の「駄菓子」はどう映るのでしょうか。日在住の外国人ライターに駄菓子について語ってもらうと「国に帰ってきたような安らぎを与えてくれる」という意外な共通点も見つかりました。日の駄菓子の代表格「うまい棒」も、「たこ焼き味はまるでビーフジャーキー」。世界の人が親しみやすい駄菓子の魅力を探りました。(Grape Japan ゼビア・ベンスキー、スティーブン・ハウスドーファー) 外国出身の記者と、日出身の記者が、一つのテーマで取材をしたら、何が見えるのだろう? 日文化やニュースを海外に発信している英字メディア「Grape Japan」と、withnewsの共同企画「News Crossing」。第1回のテーマは、「駄菓子」です。 消えゆく日の「伝統文化」なのか? それともまったく新しい

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    type-100 2021/07/29
  • 民主主義はもうオワコン? 政治学者の宇野重規さんに聞いてみた

    「諦めの感覚に支配されることが最大の敵」 「ポピュリズムは敵というより双子」 「民主主義を知るためにお薦めの3冊」 突然ですが、「それは民主主義の問題だ」と言われたらどう思いますか。少なくとも、私は少し戸惑います。「話がでかすぎる」と思ってしまうからです。政治がうまくいかないのも、格差が広がっているのも、フェイクニュースが広がるのも民主主義の問題……。何にでも当てはめられそうで、何も言ってない気がしてくる。でも民主主義という言葉は無意味だとまでは思いません。そもそも、民主主義とは何なのか。当にうまくいっていないのか。その名もズバリ「民主主義とは何か」(講談社現代新書)の著者・政治学者の宇野重規さんに聞きました。 「諦めの感覚に支配されることが最大の敵」 ――書店に行くと、民主主義の危機を語るがたくさん積まれています。最近、民主主義はあまり信頼されていないのでしょうか。 「民主主義が正し

    民主主義はもうオワコン? 政治学者の宇野重規さんに聞いてみた
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    type-100 2021/07/16
    民主主義の根本にある共同幻想は、結局の所理性では構築できないんだろうなあ。
  • 数字の表示をやめました withnewsスタッフブログ

    なぜ数字を? 無料広告モデルの大切さ 多様な人との接点を大事にしたい withnewsは、2月3日から見出しの上にあった数字の表示をやめました。 この数字は何人がその記事を読んだかを示すUB(ユニークブラウザー)を示していました。やめた理由は、一つの指標だけで記事をはかる時代ではなくなったと判断したからです。 記事というのは、その内容や出すタイミングによって、UBに適したもの、PV(ページビュー=人数ではなくクリック数)に適したものなど、SNSのシェアを期待するものなど、様々なゴールがあります。UBが低いからと言って、その記事に価値がないとは言い切れません。しかし、数字が可視化されると、独り歩きしてしまうことが避けられませんでした。 なぜ数字を? では、なぜUBを表示してきたかというと、それはwithnewsの生い立ちに関係してきます。 2014年7月に格ローンチしたwithnewsは、

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    type-100 2021/02/13
  • 30万円の干物「リュウグウノツカイ」、記者は気づいた「もしや?」

    「で、おいしいの?」 「まさか売れるとは」 「趣味です」 東京・銀座の回転ずし店で、珍しい深海魚の干物が販売されている。ひょろ長いミイラのようで、長さは約2メートル、値段はなんと30万円。その魚は?お味は?そして、買い手は現れるのか――。 「で、おいしいの?」 ホタルイカやシロエビなど、富山湾の海の幸が目玉の「廻転とやま鮨銀座」。事を終え会計に向かうと、レジ横に不気味な骨ばった物体がぶら下がっていて、思わずのけぞった。 何だこりゃ…。 「珍しいでしょ、一緒にスマホで記念撮影してあげましょうか」と、店員さんはいたずらっぽい笑みを浮かべた。 正体は、リュウグウノツカイの干物。 水深200メートル以上の深海にすんでいるが、詳しい生態はわかっていない「幻の魚」だ。 店を運営する会社の社長が一昨年、富山県内で販売されているのを見て一目ぼれし、店の名物にしようと購入したという。 東京までは運べないと

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    type-100 2021/01/28
  • 「パスポート返したら、逃げるでしょ?」外国人が見た日本企業の闇

    語(にほんご)にまだ慣(な)れていない人(ひと)にも、分(わ)かりやすい「やさしい日語(にほんご)」で書(か)きました。 下(した)に「ふりがな」を消(け)した文(ぶん)があります。 こんにちは。POSSEの岩橋(いわはし)誠(まこと)です。今回(こんかい)は「会社(かいしゃ)がパスポートを返(かえ)してくれません」という相談(そうだん)について考(かんが)えます。パスポートは外国人(がいこくじん)にはとても大切(たいせつ)なものです。でも、あなたが辞(や)めないように、会社(かいしゃ)がパスポートを持(も)つことも多(おお)いようです。今日(きょう)はそのような相談者(そうだんしゃ)です。 ブレンダさんの悩(なや)み 【フィリピン出身(しゅっしん)、女性(じょせい)、ブレンダさん(仮名(かめい)、30歳(さい)代(だい))】 私(わたし)はフィリピンの大学(だいがく)で、観光(かん

    「パスポート返したら、逃げるでしょ?」外国人が見た日本企業の闇
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    type-100 2020/07/31
  • アルコール消毒液「空容器」の高額転売、理由を探って見えたもの

    読者からの情報提供、驚いたその価格 販売元も想定外だった「転売」 空容器だけが高額転売された理由 アルコール消毒液の空容器が高額転売されている――。そんな情報を耳にして調べたところ、中身が入っていない「空の容器」、しかも特定の製品が目立って高額取引されていることがわかりました。高知で生活する記者にとって、フリマアプリは日常的に使うサービスです。近所のスーパーやドラッグストアでマスクや消毒液が品薄になる中、フリマアプリで何が起きているのか? 消毒液の販売元やアプリの利用者を取材しました。(朝日新聞高知総局記者・湯川うらら)

    アルコール消毒液「空容器」の高額転売、理由を探って見えたもの
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    type-100 2020/06/19
  • のりたま原料に「こしあん」 ネット上に驚きの声、丸美屋の回答は…

    のりたまとは 原材料の欄にありました 丸美屋に聞きました ふりかけの代名詞ともいえる丸美屋の「のりたま」。その原材料名の欄に「意外なものが入っている」と話題になっています。その原材料は「こしあん」。あのシンプルな商品のどこに「あんこ」が使われているのか? 丸美屋に話を聞きました。 のりたまとは のりたまが誕生したのは1960年。魚を主原料としたふりかけが中心だったなか、当時高級品だった「のり」と「たまご」を手軽に楽しめる商品として世に出ました。価格は山手線の初乗り運賃が10円だった当時、20g入りが30円でした。 パッケージデザインには「ニッカウヰスキー」のラベルに描かれている「ヒゲのおじさん(キング・オブ・ブレンダーズ)」で有名な大高重治氏を起用。当時は品になじまないと敬遠されていた緑色を使い、ごはんにふりかけをかけるイメージで「のりたま」の商品名を大きく斜めにレイアウトしました。 味

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    type-100 2020/05/21
  • 甘えない男の子に渡せなかったぬいぐるみ 27年後にかけた言葉

    伝えたかった「幸せに暮らして」 「居場所はどこだろう……」 「ここにいさせてください」 宮崎県の森の中にある児童養護施設。浩之君は、そこで過ごした1年3カ月が、人生の中でもっとも楽しい日々でした。施設には、「甘えない」男の子をずっと気にかける保育士がいました。ぬいぐるみを用意した小学校卒業の日、浩之君は現れませんでした。それから24年、36歳になった彼は、すべてを捨てて家を出ました。目指したのは、あの児童養護施設でした。 いつもにこにこしていた子 27年間、それは買った時の包み紙に入れたまま、押し入れに眠っていました。枕くらいの大きさの、ぶたのぬいぐるみ。宮崎県高鍋町の藤元(旧姓加藤)久美さん(66)は、どうしても捨てられませんでした。 藤元さんは、結婚前まで同県西都市の森の中にある児童養護施設で保育士をしていました。小学生以下の20人ほどの子どもや、他の保育士たちとの寮生活を送り、子ども

    甘えない男の子に渡せなかったぬいぐるみ 27年後にかけた言葉
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    type-100 2020/01/24
  • 「中高生におすすめのゴムは?」批判覚悟で発信、女子大生の気づき

    「お腹殴ればいいからコンドームしなくていいよ」 動画への批判「高校生のくせに」 「情報が得られない層は置いていかれている」 性の話題はなかなか人に相談しにくいものです。現在、大学2年生の私も避妊の正しい知識をどこで得れば良いのか分からず、悩んだことがありました。中島梨乃さん(以下りの)は、高校生の頃からYouTubeで性について発信しています。「中高生にオススメコンドーム」「低用量ピルをもらいに産婦人科へ行ってみた!」など、これまでにない発信を続けています。2017年度の人工妊娠中絶件数は約16万件である一方、学校教育の現場で性についてちゃんとした知識を得た実感がない現状。そもそも、どうして性の話題は相談しにくいのか? 批判覚悟で発信を続けてきた、りのさんと一緒に考えてみました。(ライター・恵眞) 私は、都内の大学に通いながら、お笑い芸人の、たかまつななさんが運営する「笑下村塾(https

    「中高生におすすめのゴムは?」批判覚悟で発信、女子大生の気づき
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    type-100 2020/01/11
  • 「バカにしてる」総ひらがなツイートが炎上した理由と日本の未来

    50時間から100時間の勉強で身につく日語 「英字新聞」と「中学校の英語教科書」どちらがいいですか? 「お互いさまの気持ち」で 今年の秋、台風がいくつも日列島を襲いました。その中でも、大型で非常に強い台風として、最大級の警戒が呼びかけられた19号について、あるツイートが注目を浴びました。日人が持った違和感の理由と、そのツイートに込められた「やさしい」理由について、考えました。 注目を浴びたのはNHKの公式ニュースアカウントが、外国人向けに警戒を呼びかけたツイートでした。 【がいこくじん の みなさんへ】 たいふうが つぎの どようび から にちようび、とうかいちほう や かんとうちほう の ちかくに きそうです。 とても つよい かぜが ふいて、あめが たくさん ふるかもしれません。きをつけて ください。 https://t.co/47Pb7NhZu6https://t.co/kHl

    「バカにしてる」総ひらがなツイートが炎上した理由と日本の未来
  • 見た目問題、「感動ポルノ」と言われても報じる理由 長男への思い

    報じ続ける意義とは…「顔には慣れる」 見た目問題の記事は「感動ポルノ」か? どう接すればいいのか アルビノや顔の変形、アザ、マヒ……。外見に症状がある人たちがジロジロ見られ、学校や就職、恋愛に苦労する見た目問題。朝日新聞の岩井建樹記者は、これまで20人を超える当事者を取材し、今夏に著書「この顔と生きるということ」を出版しました。「記事は感動ポルノでは?」「当事者とどう接すればいいのか?」。こうした反響や問いとも向き合いながら、見た目問題を報じ続ける思いをつづりました。 きっかけは長男の誕生 私が見た目問題に関心を持った大きなきっかけは、長男の誕生です。 2010年6月、生まれたばかりの長男の顔をのぞき込み、「あれ、何か変だ」と違和感を覚えました。私が知っている赤ちゃんの泣き顔とは違っていたからです。口元がゆがんでいました。「表情筋の不形成」。右顔の筋肉や神経が少ないため、口角をうまく動かせ

    見た目問題、「感動ポルノ」と言われても報じる理由 長男への思い
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    type-100 2019/09/12