新潟県内で1月にあったフットサル大会で、県立直江津中等教育学校の中学生チームのコーチだった教頭(47)が、選手にわざと負けるよう指示し、6回連続で自陣のゴールにけり込むオウンゴールを決めさせた問題で、県教育委員会は22日、地方公務員法に抵触(信用失墜の行為)するとして、この教頭を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分とした。 県教委は「生徒を指導すべき立場にありながら、通常あり得ない作戦をとり、子どもや保護者に与えた影響は大きい」と指摘。「メディアで全国的に取り上げられる事態で、著しく教師への信用を失墜させた」と判断した。 県教委によると、日本サッカー協会が処分を発表した9日以降、県に「厳しい対応を」などの苦情が、メールや電話で数十件寄せられたという。