中国株の暴落に端を発した世界同時株安が止まらない。25日の日経平均株価は、前日比733円98銭安の1万7806円70銭で取引を終え、26日は同終値を挟む展開でスタート。アベノミクスが始まった第2次安倍政権発足後、初めての事態に陥った。2008年のリーマン・ショックの再来なのか? 株式評論家が、世界同時株安の背景を暴く。 8月19日の取引で一時2万500円台をつけていた日経平均株価が、わずか5営業日の間に1万7800円台まで急落した。 全ての始まりは6月中旬、急騰を続けてきた中国株が暴落したことだった。それまで中国株の指標となる上海総合指数は5000ポイントを超える活況を呈していたが、たった2か月の間で2000ポイント、実に40%も暴落。GDP世界第2位である中国経済の減速が、世界中の投資家心理を一気に不安に陥れてしまった格好だ。 今月20日の欧米株下落もアジア株の売り注文を誘い、中国など世